2025年11月24日月曜日

一生に一度の体験:カナダの冬のワンダーランド‼️・・・

カナダの『ウィンターワンダーランド』にご一緒しませんか!・・・

 まさにウィンターワンダーランド! 

Photo: John Price / Travel Alberta


コロナ禍が明けてからは年に1〜2回、カナダを旅してきた。

だが、コロナ後の旅で未体験の季節があった。冬である。
カナダを愛する者としては由々しき問題だ。というのも、カナダ人の大半がたぶん最も生き生きとする季節は冬だからだ。
そもそも国技がアイスホッケーだし!〜、
     冬季五輪だって2度開かれてもいる!・・・
北国あるあるかもしれないが、冬の寒さや耐寒自慢もよく耳にする。

トップアスリートに限らずとも、子供から大人まで、そり滑り、スノーシューイング、スキー、スノボー、アイススケート、アイスホッケーなど、寒さをものともせず、いや寒いからこそ、真剣に遊ぶ。

それにしたって、なぜカナダ人は!〜、
    冬にそんなに元気になるのだろうか?・・・

カナダの冬といえば思い出すのは、カナディアンロッキーの山間にある町ジャスパーの風景だ。ちょうど20年前、カナダほぼ横断鉄道旅の復路で途中下車して滞在した。

カナダ人の親友ティムと雪を踏みしめつつ、近場の山をトレッキングした。ティムの足どりは速く、ついていくのがやっとだったが、雪を冠した荘厳な山々を眺め、鹿の大群にも出くわし、※『ナルニア国』にでも迷い込んだかのようだった。

『ナルニア国』:
C・S・ルイスの児童文学『ナルニア国ものがたり』に登場する架空の国。

冬のカナディアンロッキーを『ウィンターワンダーランド』と呼ぶ人がいても不思議ではない。そして彼の地は、カナダ人が冬に元気になる不思議を解明するには格好の旅先かもしれない。
思い立ったが吉日、さっそく下調べを始めることにした。

■ 氷と雪とロッキー:
カナディアンロッキーといえば!〜、
エメラルド色が美しいルイーズ湖を思い浮かべる日本人も多いかもしれない。ロッキーは何度も訪れている私だが、じつはこの目でルイーズ湖を見たことがない。

冬のルイーズ湖はどんな感じなのだろうか!〜。
やはりというべきか、凍っているようだ。厚い氷の上をスケートしながら、バンフ国立公園の雄大な山々の雪景色に我を忘れられそうだ。

2月上旬であれば、『アイスマジック』というイベントもある。
氷の彫刻家たちが作品に息を吹き込む様子を見たり、その精巧な作品を間近で鑑賞したりできる。

      凍ったルイーズ湖上に作られた『アイスキャッスル』 
       Photo: Travel Alberta

自然も氷の芸術を生み出しているようだ。
たとえば、アブラハム湖では、「アイスバブル」という幻想的な光景を楽しめるという。湖底から上がってくるメタンガスの気泡が氷に閉じ込められたものだ。話には聞いたことがあり、写真でも見たことはあるが、やはり実際に3次元で見てみたい。
こう見ていくと、カナダ人は氷の上で時間を過ごすのが本当に好きらしい。これはやはり、凍った湖の上でカナダ人たちと遊んでみるしかない。
冬山に登るほどの技術はないが、山上からの景色も眺めてみたいと思って調べると、『バンフゴンドラ』があることがわかった。このゴンドラで、サルファー山(標高2450メートル)の頂上まで行くと、山々が一望でき、バンフの街並みも見下ろす絶景が楽しめるみたいだ。

気になったのが、日没後に山頂へ向かう「ナイトライズ」という“夜行”ゴンドラだ。マジックアワーに映える山々の稜線に見入ったり、眼下のバンフの街の夜景に見とれたりできそうなので、ぜひ乗ってみたい。
 夜のサルファー山頂から見下ろすバンフの夜景
  Photo: Travel Alberta / Youn Park


■ 冬ならではのアクティビティ:
北国出身でない私は、スキーやスケートなどウィンタースポーツにそこまでハマらずに生きてきた。
バンクーバーに留学していた数年間でも、有名なウィスラーのスキー場には行かず終いだった。
そんな私でも楽しめそうなアクティビティが、冬のカナディアンロッキーにはいっぱいあるみたいだ。
そのなかでも興味をそそられるのが、ジョンストン渓谷でのガイド付き「アイスウォーク」ツアーだ。

有資格のガイドに導かれ、滑り止め器具を登山靴に装着して、凍った遊歩道の上を歩いていく。
水の流れが何千年もかけて岩を削ってできた、深く曲がりくねった渓谷を進むと、崖上から川床へと滴る水が凍ってできたミラクルな氷柱が連なっているという。想像するだけでも、ひんやりしてくる。このツアーにはぜひ参加してみたいと思う。

       

ジョンストン渓谷の『アイスウォーク」で見られる絶景 Photo: Travel Alberta / Sean Thonson

それから、一度は体験してみたいのが、犬ぞりだ。いうまでもなく、雪がないとできないアクティビティである。犬ぞりは文化的に先住民の暮らしに根ざしたものであり、自然との一体感を味わえるとのことだ。『カナダ』という近代国家ができる何千年も前から、冬の大地を駆け巡っていた先住民のパワーに触れてみたい。
カナナスキス郡での犬ぞり体験カナナスキス郡での犬ぞり体験 Photo: Chris Amat

野生動物の観察も外せないアクティビティだ。2年前の夏には、バックパッキング旅の途中で、グリズリーベアに遭遇したこともある。クマたちは冬眠しているはずなのでお目にかかることはないだろうが、エルクやムース、オオカミなども運がよければ見られるかもしれない。
バンフ国立公園を歩くオオカミ
バンフ国立公園を歩くオオカミ 
Photo: John E. Marriott
ちなみに、アルバータはカナダで最も晴れの日が多い州だそうだ。冬もほぼ毎日のように青空が広がり、空気も清々しいという。屋外でのアクティビティを満喫するにはベストな気候というわけだ。

一緒に行きませんか?
調べているだけでもワクワクしてきた。冬のカナディアンロッキーに遊べば、カナダ人のように元気になるのだろうか。この冬に行って確かめてみるしかない。
せっかくだから、冒険心に満ちたクーリエ・ジャポン読者たちも誘ってみよう。
それに、カナディアンロッキーは、日本からさほど遠くない。成田とカルガリーを『ウエストジェット』の直行便が結んでおり、9時間ほどでカルガリーに到着する。

カナディアンロッキーまで乗り継ぎなしでひとっ飛びできるのは、非常にありがたい。乗り継ぎがあると、移動だけでほぼ1日が終わってしまうからだ。夕方に成田を発てば、同じ日の昼にはカルガリーに着く。午後から活動できるので、滞在中はめいっぱい遊べる。



カナディアンロッキーの上空を飛ぶウエストジェットのボーイング787-9ドリームライナー 

Photo: WestJetカルガリーから、たとえばバンフまでは、バス移動だと1時間45分ほどで着くので、カナダ人の感覚でいえば近所だ。
ということで、クーリエ・ジャポンの読者諸氏、ちょいとそこまで、冬のカナディアンロッキーに遊びにいきませんか。



クーリエ・ジャポンの“カナダ通”深谷と行く! ウィンターワンダーランドの旅:
雪に包まれた世界遺産カナディアンロッキーのアクティビティを楽しみ、現地の文化や食を体感しながら、カナダに精通したクーリエ・ジャポン編集部の深谷と共に“冬のアルバータの魅力”に触れる4泊6日の旅。このツアーに参加する読者3名を大募集します。応募締切は11月25日中。


【提供】アルバータ州観光公社

参考文献:
カナダの「ウィンターワンダーランド」にご一緒しませんか?