2025年4月9日水曜日

電話詐欺を恐れるあまり、電話にでない人々が激増中!・・・

『もしもし』と電話に出ると!〜、
  機械の自動音声が流れてきた!・・・❝NTTファイナンスから未納料金のお知らせです!❞、/❝住んでいる住居の建築年数を教えてください!❞/
❝内閣支持率調査にご協力ください!❞/
❝店舗様の営業時間を自動で確認しております!❞ …コンピューターを使った自動発信電話『ロボコール』がどんどん増えている。あなたは、どれが詐欺でどれが正しい目的の電話なのか、聞き分ける事ができるだろうか?


➤  機械による自動発信『ロボコール』、
       米国で月間約45億件の実態:

『ロボコール(Robocall)』という言葉をご存じだろうか?
元来は、コンピューターを使った自動発信電話を指す言葉だった。
然し、現在では『迷惑電話』と言う意味合いが強く、一般的に広まりつつある。

YouMailによれば、2024年9月時点で米国では月間、約45件の『ロボコール』が確認された!と言う。
米国の人口は約3億3650万人なので、単純計算で一人あたり月に13件以上の自動発信(迷惑)電話を受けている事になる。
そして、この自動発信式迷惑電話『ロボコール』は!〜、
     近年、世界中に広まりつつある!・・・
日本も例外ではない。最近、自動音声で不審なアンケートなどがかかってきたことがある人は多いのではないだろうか。

➤  悪用される自動発信システム:

『ロボコール』は、電話発信を機械化する事で!〜、
   効率的に録音メッセージを流す手段として生まれた!・・・
当初は企業のマーケティングや世論調査などの正当な用途が想定されていたが、現実は大きく異なる結果となった。

現在、多くのロボコールは!〜、
    詐欺やスパムの手段として悪用されている!・・・

米国では、2024年1月のニューハンプシャー州大統領選予備選挙を前に、バイデン大統領の声を模倣したAI生成のロボコールが有権者に発信された。この発信は『本選挙まで投票を控えるよう』」と促す内容で、選挙干渉ではないかと見られ、司法当局が捜査を行っている。

➤  日本でもロボコール詐欺が急増中:

日本でもロボコールを悪用した詐欺が急増している。
代表的な手口の一例を紹介しよう。

スマホに『0800-xxxx-xxxx』から電話がかかってくる。
受話すると、自動音声で以下のように告げられる。
           ⬇︎⬇︎⬇︎
《NTTファイナンスより重要なお知らせです。未納料金が発生しているため、法的措置に移行いたします。オペレーターへお繋ぎする場合は[1]を押してください》、…

 ここで指示通り[1]を押すと、人間のオペレーターが登場し、名前や生年月日、住所といった個人情報を聞き出したり、プリペイドカードでの支払いを要求してきたりする。

また『屋根の修理セールス』の例もある。
受話すると、自動音声が『住んでいる住居の建築年数』/『リフォームしたことはあるか?』/『火災保険で屋根の修理ができることを知っているか』『興味はあるか?』などと質問してくる。
これに『ある』と答えると、悪徳リフォーム業者のリストに掲載され、その後は人が電話をかけてくることになる。
あるいは、複数回の『ロボコール』で在宅時間をチェックし、セールスマンの訪問時間を調整するという手口もある。

更にある経験者によると。『内閣の支持率調査』と称する『ロボコール』がかかってきて、『あなたの住所を教えてください。住民票の○○の部分の数字を入力してください』と案内が流れる。
住民票の番号入力を求める調査など、通常はありえない。
不審に思い電話を切ったが、これも個人情報を詐取する詐欺コールと考えられる。

➤  『ロボコール』に対抗するにはどうすれば?:

『ロボコール』には、正当な用途と悪質な用途が混在している。
これらを見分ける効果的な方法はあるのだろうか。

最も簡単な対応は『とりあえず電話に出てみる』ことだが、…
これは詐欺電話に対してリスクが高く、不審な電話に対応する時間も無駄になる。
 オススメは、スマートフォンに迷惑電話対策アプリをインストールする事。

スマートフォンでは、迷惑電話対策アプリを活用することで、…
『ロボコール』を自動的に判別できる。
『CallApp』、または『TrueCaller』というアプリをインストールする電話帳に登録のない番号が詐欺電話の場合、画面上に警告を表示してくれる。

        
    CallAppで詐欺ロボコールを受けた際の画面。
    赤い警告表示が出る。TrueCallerでは、営業電話の
         種類まで詳細に表示される。

        
       TrueCallerが「電力営業」と判別した例

広告を避けるためTrueCallerのプレミアム版を利用しているが、
無料版でも詐欺ロボコールの着信拒否が可能。

 『CallApp』『rueCaller』などの迷惑電話対策アプリは、以下の流れで不審な番号を判定している。

(1)電話がかかってきたら、発信番号をチェック
     (非通知・偽番号は即着信拒否)
(2)迷惑電話データベースと照合
(3)データベースに該当すれば、画面上に警告を表示
      (または着信拒否)

➤  『知らない番号からの電話は出ない』が
        当たり前に?:

とはいえ、対策アプリを使っている人は少数派かもしれない。
『知っている番号からの電話以外出ない』/『怪しい番号は無視する』という手法をとる人も増えている。

具体的には、こんな対応:
・「050」から始まるIP電話は取らない
・「+1」「+44」など、海外発信の国際電話は取らない
・「0800」からのフリーダイヤルは取らない
・「知らない番号は取らない」

 一見、極端なように思えるが、実践している人は多い。
もはや『電話には一切出ない』という極端な人までいる。
実際には「050」はIP電話の電話番号だし、「0800」はフリーダイヤルなので、すべてが怪しいわけではない。
それでも、自衛のためにこうした番号からの電話は受けないという人は珍しくない。

こうした傾向は、電話という連絡手段の『社会的信頼の低下』を意味している。電話が迷惑や詐欺のツールと見なされ続ければ、いずれ『電話』という手段そのものが成立しなくなる可能性すらある。
『ロボコール』が『電話文化の終焉』の引き金にならないよう、…
テレコム業界は本気で対策を講じるべき時ではないだろうか。

参考文献:

■【「0800」の電話に出ない人が増えている深刻な理由】:

https://diamond.jp/articles/-/362494



参考文献の執筆者:
世知辛く、殺伐とした世相になった日本です!。
確かに、高齢層が電話詐欺の被害に遭い、ガードを固め、電話にでない場合が多いですが、それでは何の為に電話を保持しているのか?意味がなくなります。

ブログ主は高齢であり、つれて友人知人達も高齢であり、日本に里帰りして連絡しよう!としても、殆どの場合、電話をしても受話しないので連絡が取れず会うのを諦める事が度々です。
高齢者に限らず壮年、50〜60歳代のものまで、電話に応答しません。
社会の断絶が進行している日本であり!〜、
   物悲しくなります!・・・
これも時代の流れ!として諦めるしか術がなさそうです。

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