2013年7月5日金曜日

「疑問が魅力になる効用も」外国語乱用指摘でNHK会長

NHKの外国語乱用で精神的苦痛を受けたとして71歳の男性が慰謝料を求め提訴した問題で、NHKの松本正之会長は4日、定例会見で「番組の題名などでは、(外国語によって)疑問を持たせることで魅力づける効用もある」などと述べ、視聴者に理解を求めた。
 松本会長は「私も古い人間なので、分からないものもときどき出る」としながら、「外来語にはプラスの面と、分かりにくい面がある。うまく組み合わせていくことが大切だ」と説明した。
 NHKでは外国語の使用基準を定めており、分かりにくいと判断した外国語については、同時に日本語で言い換えるなどの工夫も行っているという。