2015年8月6日木曜日

習近平の野望に赤信号が灯る!・・・

習政権に大打撃 IMFが「人民元の国際化」決定時期を延期
 ZakZak(2015.08.05)





          国際金融市場混乱の火種になるとIMFが懸念する人民元

習近平政権の野望が封じ込められた。国際通貨基金(IMF)は、中国の人民元をドルや円などと並ぶ主要通貨に採用し「特別引き出し権(SDR)」の構成通貨に加えるかどうかの決定時期を当初の年内から来年9月末以降に延期する方向となった。国際金融機関とかけ離れた実態のアジアインフラ投資銀行(AIIB)設立や強権的な株価維持策など、習政権の政策が裏目に出た。

 IMFのスタッフが4日に公表した報告書では、年内にSDR採用を決めると2016年初の金融市場で、取引が混乱する懸念があると指摘、採用を延期すべきだとした。

 人民元が国際決済に占めるシェアで5位となるなど活発に利用されていると認める一方で、「自由に使用可能」という要件をクリアしているかどうかは、理事会が今後判断するとした。

 ロイター通信によると、ドイツと英国など欧州各国は人民元を年内にSDRに採用することに前向きだが、米国と日本は慎重だという。

 中国は人民元のSDR採用へ積極的な外交活動を展開。AIIBを設立して存在感をアピールする狙いだった。ただ、AIIBの中身は、中国が拒否権を握るなど国際金融機関とはほど遠い。

 景気が減速するなかで、6月中旬以降の株価暴落を受けて強引な株価維持策を実施したこともあり、国際金融市場では中国や人民元への不信感が高まっていた。


                                       


筆者考:

習政権に大打撃となる!・・・
IMFが「人民元の国際化」決定時期を延期するまで!・・・
習近平指導部の常軌を逸した株式市場介入の推移!・・・

◼︎【上海株暴落“第2波”襲う 外資マネー99兆円“大流出” IMF警告が引き金】:



中国株式市場を暴落第二波が襲った。7月27日に約8年5カ月ぶりの下落率を記録した上海総合指数は28日も一時5%安になるなど乱高下。29日は小幅反発で始まったものの、中国市場が底なし沼となるなか、世界の投資マネーが中国から逃げ出す動きが加速、米英の市場関係者は昨年以降、国外に流出した資金が8000億ドル(約99兆円)にものぼると分析した。習近平政権は、株安も「キャピタル・フライト」(資本逃避)も止められないのか。


◼︎【米財務長官、中国株に重大警告 習政権介入「株価維持策」で警戒感強まる】:



 習近平政権による強権的な株価維持策に警戒感が強まる中国株式市場。ルー米財務長官は、習政権の株式市場への介入は、経済改革への本気度を疑わせると警告を発した。




◼︎【中国の露骨な市場介入に欧米紙は猛反発 中国経済の先行きに悲観的な見方】:


 先月(6月)上旬の中国・上海株の急落は、中国経済の先行きへの疑念を投資家らに抱かせた一方、中国共産党による独裁政権と、資本主義が求める自由な株式市場が、そもそも両立するのかという問題を投げかけた。株価の急落に慌てた政府は矢継ぎ早に相場を下支えする株価維持策をとったが、その手法が露骨な市場介入の形をとった点を欧米の主要紙はいっせいに批判した。


◼︎【中国市場、海外投資銀が“見限り” 当局、38口座を売買停止 強権規制に懸念】:


 バブルが崩壊し、低迷する中国株。当局は市場を混乱させた疑いがあるとして米ヘッジファンドなど少なくとも38口座を売買停止にするなど、株価急落の責任を海外投資家に押しつけようとしている。当局の強権姿勢が目立つなか、海外の投資銀行などが中国市場から逃げ出す動きが加速している。


再三に渡る国際金融社会からの警告にも拘らず!・・・
株価を支える為に形振り構わずに支那当局が取った国際金融市場から大きく逸脱する強権で以っての介入!・・・

此れが誘い水となり、・・・終にIMFから習近平の『野望⇔特別引き出し権(SDR)』に ❝NOの鉄槌❞!が振り下ろされた。 此れで、支那主導のAIIBも抜け殻同然となり、計画通りに本年度中の業務開始に赤信号が灯った。

✦ 経済も赤信号!・・・
✦ 日米同盟の深化でシナ海全域の支配、海洋権益の拡大にも赤信号!・・・
 マレーシアの首都クアラルンプールで4日に始まったASEAN外相会議では、支那が南シナ海で岩礁埋め立てなどの挑発的な活動を続けていることについて、活動の自制を促す必要があるとの見解で一致した。

米国ネット「支那に経済制裁を」「支那は南シナ海から出て行くべき」などの声が多数あがっている。

❝身の丈に合わず!❞の特大の野望を持った事が、・・・❝身から出た錆!❞となり、四面楚歌の状態に追い込まれて仕舞った習近平!。
国内には不満が日毎に蓄積されている!・・・
さて!〜、どうするか、習近平?!・・・
不満が爆発へと移行するにを防ぐガス抜きに!〜、壮大な反日機運を盛り上げて一時的に凌ぐ事が考えられるが、これは藪蛇となり、却って事態を悪化させるでしょう。
まさに『雪隠詰!』となった習近平です。