スイス:毎月2250ユーロのベーシックインカムは、実行可能なアイデアか?
Sputnik日本(2016年02月04日 )http://sptnkne.ws/a8Uh
スイス国民は、有職か無職かにかかわらず国が 国民一人一人に対し毎月2500スイスフラン(約2250ユーロ)を支給するという案を議論することになる。なお子供には625フランの支給が提案され ている。インディペンデント紙によると、スイス連邦政府は同件に関する国民投票を6月に行うことを決めた。
もし同案が国民投票で承認された場合、スイスは、いかなることにも関係なく国民に最低限の収入が保証された初の国となる。
国が国民に対して生活に必要な最低限の額を無条件で支給するベーシックインカムという構想は、あまり裕福な暮らしを送っていない住民が向上するための可能性を与える。ベーシックインカムの支持者たちは、基本所得が保証されても、大多数の住民が仕事を続けると考えている。ただ給与の高い仕事ではなく、より自分に合った仕事をすると予測されている。またベーシックインカムは、貧困層向けのたくさん補助金を処理する手間も省くことを可能とする。補助金は廃止され、その代わりに固定された金額が支給される。
一方で理解する必要があるのは、スイスの生活費は非常に高いということだ。そのため他の国と比較した場合、ひと月2250ユーロ(2500スイスフラン)という額は、スイスで生活する人たちにとってはそれほど大きいものではないのだ。なおスイスの税引き前の平均給与は、およそ6500フラン。
一方で、ベーシックインカム導入に反対する人々もおり、反対の根拠もたくさん存在している。その一つは、資金調達についてなにも述べられていないというものだ。スイスに本社を置く食品・飲料会社「ネスレ」の金融アナリスト、ヴェンセント・アルレタズ氏は、通信社「スプートニク」のインタビューで、次のように語っている‐
「基本所得を保証するためには、2000億から2500億スイスフランの予算が必要になります。これは国内総生産(GDP)の3分の1以上です。私たちがこの資金を調達することはできないでしょう。」
またベーシックインカムは、社会に否定的な影響を与える可能性もある。アルレタズ氏は、次のように指摘している。
「人々は働かず、税金の支払い額は減ります。もし、ある人々に対する税金が引き上げられた場合、彼らは単に経済の一部と一緒に国から去ってしまうでしょう。そうなったら残った人たちのために資金を調達するのは難しくなるでしょう。」
またベーシックインカムに反対する理由として、道徳的な根拠もある。現在、給付金は一定の条件の下で支給されている。年金は、年金の積み立てを行った場合に支給され、社会保障給付は、何らかの特別な状況にある人々に支給されている。アルレタズ氏は、次のように語っている‐
「ベーシックインカムは全く別のシステムをつくり出すでしょう。人々は、それを必要としているか否か、また積み立てを行った否かにかかわらず、支給を受けることができます。道徳的観点から見て、ベーシックインカムは、仕事の価値を失わせます。この資金はスイス人を単に怠けものにしてしまうでしょう。またこれは、実際に支援を必要としている人たちや、積み立てを行った人たちに対して不公平でもあります」。
ブログ管理人考:
小国ながら!〜、
民間防衛白書を編纂し、永久中立で強大な的に備えるスイスが、同したことか!?、ひとつ間違えば国が内部から崩壊する危険性を腹蔵している『ベーシック・インカム制度』の導入の検討を始めた!・・・
◼︎【ベーシック・インカム制度!】:
スイス国民は!〜、
✦ 有職か無職かにかかわらず国が 国民一人一人に対し毎月2500スイスフラン《約2250ユーロ⇒為替レート(スイス・フラン1⇒117.54円⇒26万5千640円)》を支給!・・・
✦ 児童には625フランの支給!・・・
スイス国民は!〜、
国が国民に対して生活に必要な最低限の額を無条件で支給する❮ベーシックインカム❯という構想は、❝あまり裕福な暮らしを送っていない住民が向上するための可能性がある!❞・・・
❮ベーシックインカム❯の支持者たちは、❝基本所得が保証されても、大多数の住民が仕事を続けると考えている!・・・
スイス国民の考え方は、ブログ管理人は 疑心暗鬼に駆られます。
『ベーシック・インカム』の賛同者達は人間の本性(怠惰)を理解してはおらず、・・・到底に『スイス防衛白書』を編纂した国民とは考えられません!。
下衆な例えで申し訳がありませんが!〜、
❝乞食を三日すればやめられぬ!❞⇔(乞食は働かないで暮らせるので、三日も経験したらその気楽な味を覚えてやめられなくなる。そこから、悪い生活習慣が身についてしまうと、それが捨てにくいということ)・・・おそらく此の範疇に落ち込むベーシック・インカムの受給者たちが大半だ!と思われます。
スイスの伝説的な英雄でスイス建国の父と言われているウイリアム・テルの独立不羈の精神は何処にいったのか?・・・。
保守的で独立独歩で国体を運営してきたスイスも遂に欧州を覆っているリベラル的な思考に魅入られて、その毒性に汚染されたのか?・・・。
ベーシック・インカムの検討に入るとは、スイスも結局は欧州を汚染しているリベラリズムの魔手からは逃れない運命なのでしょう。
➤ ❮❮スイスに本社を置く食品・飲料会社「ネスレ」の金融アナリスト、ヴェンセント・アルレタズ氏は、通信社「スプートニク」のインタビューで、次のように語っている‐
『基本所得を保証するためには、2000億から2500億スイスフランの予算が必要になります。これは国内総生産(GDP)の3分の1以上です。私たちがこの資金を調達することはできないでしょう』❯❯・・・
『ベーシック・インカム』を保証する為には、国内総生産(GDP)の1/3以上の財源が必要となるのでは、実現は物理的に不可能といえるでしょう。
結局は21世紀のお伽話となるは必然です。
日本でもベーシック・インカムの心酔者が数多、散見出るが、その主張は左巻きそのもので、到底に共鳴は出来ません!。
因みに!〜、日本のベーシック・インカムの心酔者の一人の方の主張をネットで拾ったので以下に記載いたします。
◼︎【ベーシック・インカムとは、日本人ひとりひとりが安心して幸せに最低限生きるために、憲法(日本国憲法第25条:すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する)が保障したお金であり、その富の起源は日本の歴史・文化遺産にあると考える。政府から公共通貨として日本人全員に無条件で配布することは、グローバルな資本主義をいきなくてはならない全ての社会的弱者にとって生きる安心感へと繋がると期待できる。今後、日本人全員が健康で豊かな生活を送るためには、富の世界的奪い合いによる貪欲の河と猛火の燃えさかる権力闘争の河の間を通るひとすじのほ細い道・二河白道を渡っていかなくてはならないと考える】
柴田 孝(病院勤務 医師)
ブログ管理人註:二河白道
二河白道(にがびゃくどう)とは、浄土教における極楽往生を願う信心の比喩。
東岸からは釈迦の「逝け」という声がし、西岸からは阿弥陀仏の「来たれ」という声がする。 この喚び声に応じて人物は白い道をとおり西岸に辿りつき、悟りの世界である極楽へ往生を果たすというもの。
❝百花繚乱!❞、見事の一語に尽きるお花畑の住民で、・・・お花畑で充満している毒花粉が脳細胞を侵され、思考力、判断力、解析力を喪失してしまっている左側通行者の柴田孝医師のようです。
さて!〜、
拙ブログ訪問客の皆様方は、『べシック・インカム』をどう思いますか?。
賛成ですか、反対ですか?・・・
ブログ管理人は、勿論反対です!!!・・・。