2018年8月4日土曜日

日本の伝統芸の紙芝居が海外で人気となっている!・・・


日本の「紙芝居」が海外で人気 国境なき医師団から多言語政策まで

今では知る人も余りいない日本独特の紙芝居!〜、
現在ヨーロッパから南米まで、世界各国で今、
紙芝居の上演やワークショップが人気を博している!・・・
テクノロジー全盛の現代になぜ?、
      どのように活用されているのか?・・・


テクノロジーの進歩ばかりが目立つ現在〜、
スクリーンやキーボードがないものには、時間を割く価値はないように感じられるときもある!・・・。
古来より、日本には「絵解き」と言って、絵を見せながら物語を語って聞かせる伝統があり、・・・これが紙芝居の源流である。
技術革新が進む背景をよそに、現代の観客向けに再興している!・・・。
        紙芝居の日本語が!〜 
❝❝kamishibai!❞❞と国際語となり世界で認識されている!・・・
日本の古い話芸であり、今や世界各国の図書館や老人ホーム、学校などで活用されおり、… 紙芝居は力強いメデイアとして、国境なき医師団も2011年、エイズ予防キャンペーン『マリクと友達になろう(Befriend Malik)』の一環として導入した。

『DULALA(マルチリンガリズム(多言語使用)を推進するフランスの団体』が!〜
初の紙芝居全国大会を主催し、フランスの各学校に参加を働き掛けた!・・・
さらに今年、DULALAは1回目の『多言語紙芝居』国際大会を開催している。

この『ストリートスタイル』の読み聞かせは、日本における2つの伝統文化の流れを汲んでいる。ひとつは、12世紀までに遡る、主に仏教絵画を見せながら話をする芸術『絵解き』。もうひとつは、1900年代に無声映画の語りを担当した『弁士』だ。個人で楽しむように作られた絵本とは異なり、紙芝居は集団で楽しむもの。つまり体験の共有だ。語り手は、聴衆を引き込み、聴衆から反応や答えを引き出す。



新進気鋭のアーティスト、ベランジェール・ボサールによる紙芝居用絵画(コラージュ、ペインティング)

◼︎【紙芝居の歴史】:
1920年代から1950年代前半までの日本では、菓子売りを兼ねていた紙芝居師が、自転車で町から町へ、村から村へと移動しながら、たくさんの幼い観客たちを惹き付けていた。



    紙芝居師は!〜、
自転車の後ろに小さな木枠で出来た舞台を取り付けていた!・・・

 扉を開くと、半分が絵の額、半分が劇場ステージとなった。そして、『拍子木』と呼ばれる木製の音具を打ち鳴らし、幼い観客たちを招き寄せていた。




紙芝居師からお菓子を
       購入した子供は!〜、
前列に座ることが許された!・・・。
 全員が落ち着いたら、紙芝居師は読み聞かせを始める。番号のついた絵を横から一枚ずつ引き抜いていき、重ねた絵の後ろに次々と滑り込ませいった。。

紙芝居の表側の絵には、観客が楽しむための絵が描かれていた。裏には、絵に対応した物語の一節が書かれており、語り手が大きな声で読み上げた。

常連客を確保するために、紙芝居師は、続きが気になるような場面で止める。子どもたちは、物語の結末を知りたいがため再び戻ってきて、もっとたくさんお菓子を購入するのだった。

ブログ管理人が子供の頃は!〜、
戦後間もなく食糧難!・・・
砂糖などは高価で貴重品であり、砂糖を使った菓子類などは高値の花だった!・・・
昆布を日陰干しで柔らかくして(生干し)で、それにさつま芋から抽出したデンプンで甘みを付けた物が多かった。
こんな粗末なものでも当時は凄く美味しかった事を覚えています。


紙芝居の源流!〜、

 古来より、日本には『絵解き』と言って、絵を見せながら
        物語を語って聞かせる伝統があった!・・・
『源氏物語』にも、女房が姫君たちに絵巻を見せながら物語る場面が出てくる。寺では僧侶が曼荼羅や寺の縁起を『絵解き』で参拝者たちに語って聞かせた。




クレメンティン・マギエラのワークショップに参加した子供による紙芝居用絵画(コラージュ、ドローイング)。マギエラは大人と子供向けに紙芝居の活用と制作を教えている。





現代の紙芝居師たち!〜、
 紙芝居は非常に用途が広く、人々を楽しませる現代のSNSだ!・・・
そのため、多くの国の学校で授業に取り入れられている!・・・
学習や復習だけでなく、演劇や視覚芸術への統合的なアプローチも可能にする。

ますます多くの言語で紙芝居用の物語が作られているのも、もはや驚くことではない。
 同じ物語でも、3段階の読解力レベル向けに分けて作られる紙芝居もある。




紙芝居に関する著作の多いタラ・マッゴーワンによれば!〜、
 紙芝居には多くの可能性がある!・・・
✦ 『トップダウン型のコントロール』: 教師が市販の紙芝居を『行儀のよい子供たちという静かな観客』に読み聞かせる形式!・・・

✦ 生徒に紙芝居を演じる機会を与える実践活動!・・・
 紙芝居というパフォーマンスはさまざまな形式を取りうる。
語り手が完成された紙芝居を読む場合もあるが、話の途中にアドリブで話したり、観客の考えを組み込んだりもする。ときには、観客の何人かが物語の読み聞かせを引き継ぐこともある。これはデジタルではなくて柔軟な思考のアナログの世界へと誘われる。

✦ 参加者たちが個人または集団で紙芝居を作り上げて上演することもできる。
 オリジナルの物語を書き、ペンや絵の具、コラージュを使って、
  自分自身の紙芝居を作成する楽しみがある。

✦ 段ボールや木材で、自分の舞台を作ることも可能であり、…
 簡素に見える舞台もあれば、本物の芸術作品のような舞台もある。
 後者では物語が始まる前から、観客は恰も別世界に移動したかのように感じる、… 
 つまり空間移動といえる。

    ハイテック全盛時代の現今で!〜、
日本で培われた!・・・
何とも古式豊かな紙芝居!・・・
柔軟なアナログの世界で復活!・・・

       紙芝居は!〜、
現代のSNSとして、特に子供たちの教育に!、開発が遅れている僻地の人々へ情報伝達!、人々との会話を交えるSNSのような働きをしている!・・・
日本の誇るべき伝統が鮮やかに蘇ったようです。

引用記事:
日本の「紙芝居」が海外で人気 国境なき医師団から多言語政策まで