2021年12月3日金曜日

全自動車のEV化は可能か?!・・・

EVの残価率なぜ低い? 電動化担う存在も数年後のリセールバリューに期待出来ないワケ
                        
ガソリン車と比べて、残価率の低いEV:

 クルマを購入する際、多くの人が気にするのが、そのクルマが将来どのくらいの価格で売れるのかという点、つまりリセールバリューです。    

 しかし、今後ますます増えてくると考えられている電気自動車(EV)は、それほどリセールバリューが期待できないといいますが、そこにはどんな理由があるのでしょうか。

      注目集まるEVだが、数年後の残価率はなぜ低めに設定されるのか?


近年では残価設定ローンを利用するユーザーが増えているということもあり、ますますリセールバリューへの関心が高まっています。  

 残価設定ローンは、販売店(メーカー)が将来の買取価格を保証することで、ユーザーは車両価格からその買取価格を差し引いた部分に金利を加えた金額を支払えばよいというものです。  
 例えば、3年後に車両価格の50%で買取を保証されている車両価格300万円のクルマの場合、ユーザーは150万円に金利を加えた金額を3年間で支払えば良いことになり、車両価格に対して将来の買取保証額の割合を残価率と呼びます。 
 
 この残価率は、中古車市場でのリセールバリューを反映して決定されるため、残価設定ローンを利用するかどうかにかかわらず、残価率の高いクルマを知ることは大きなメリットがあります。 
 
残価率が高いクルマの例として挙げられるのがトヨタ『ランドクルーザー』です。
 すでに生産が追いつかない状態の新型ランドクルーザーですが、3年後の残価率は70%、5年後でも56%におよびます(ガソリン車)。  

ほかにも、トヨタ『ハリアー』や『ヤリスクロス』など、近年人気の高いSUVは残価率(=リセールバリュー)が高い傾向があるようです。  

 一方、自動車業界としては、今後電動化のトレンドがより加速すると見られており、その中心にあるのはEVです。  
 近年でも国内外の多くのメーカーがEVをラインナップするようになるなど、徐々にシェアを高めているEVですが、リセールバリューについてはあまり期待できないといわれています。  例えば、これまでもっとも販売されたEVのひとつである日産「リーフ」の残価率は、5年後で25%(3年の残価設定ローンは設定無し)。  

ランドクルーザーは別格ですが、一般的なクルマであれば5年後でも30%前後で設定されていることが多いなかで、25%という数字はやや低いものといえます。 
 実際に、5年落ち、走行距離約5万kmのリーフの中古車価格を見ると、30kWhのバッテリーを搭載した『G」』が100万円前後の価格で販売されていることがわかります。このグレードの新車価格が400万円程度であるため、販売価格で約25%となっています。  
リーフと比較されることの多い『ノート』の場合、5年落ちかつ走行距離約5万kmのガソリン車の中古車価格は、グレードにもよりますが50万円から70万円前後のものが多くなっています。  
 当時の新車価格は150万円から180万円程度であり。
30%から40%程度の残価が残っていることから、リーフよりもリセールバリューが高いことがわかります。  

 また、2020年に発売した『ホンダe」』では5年後の残価率を計算すると13.3%になるとみられ、これはホンダにとってEVの販売実績がないため、将来の買取価格を予想しづらいことを差し引いても、かなり低い数値といえます。

EVのリセールバリューの低さはバッテリーの劣化にあり?:

では、なぜリーフやホンダeのリセールバリューは、ガソリン車に比べて低くなってしまうのでしょうか。  そもそも、リセールバリューというものは中古車市場での需要と供給のバランスから決定されるものであり、主要な車種は年間数万台単位で取引がおこなわれていることから、将来の需要をある程度予測することができます。

  一方、EVはガソリン車に比べて販売実績が少なく、そもそも5年以上販売している車種も数えるほどです。  そのため、5年、あるいはそれ以上の先の需要予測が立ちにくいことから、中古車市場におけるEVの需給バランスを見込みづらいという事情があります。  

 しかし、EVが持つもっとも根本的な課題はバッテリーの劣化です。  
採用例の多いリチウムイオンバッテリーは、充電を繰り返すことでバッテリー内の
イオンが減少するなどの理由で、使用すればするほど劣化してしまうことが
避けられません。  

 バッテリーの劣化については、スマートフォンの例がよく知られています。
一般的に、スマートフォンのリチウムイオンバッテリーは500回程度の充電で、
その容量は50%から70%にまで劣化してしまうようです。  
 つまり、2年程度使用していると、明確にパフォーマンスの低下を実感することになります。

         
      EVは経年劣化で性能が落ちてくる? 残価率が低いのはそれも要因か

 もちろん、ガソリン車も経年劣化によってパフォーマンスが低下することは考えられます。  しかし、故障していないにもかかわらず、新車に比べて航続可能距離が大きく減ったり、燃費や加速性能が大きく劣化したりということはまずありません。

  一方で、バッテリーの劣化を解決するためには、バッテリーそのものを新品交換するなどの方法が考えられます。  実際、日産ではリーフのバッテリー交換プログラムを2018年から用意していますが、30kWhのもので80万円の費用がかかるなど、気軽に交換できるものとはいえません。  
 このように、バッテリーの劣化という大問題によって、EVのリセールバリューが低くなっているのが現状です。 

     ※ ※ ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※

 一方、バッテリー関連の技術は日進月歩で進歩しています。
トヨタが開発中のEV「bZ4X」では、10年間あるいは24万kmの使用でも90%程度の劣化にとどまるバッテリーが採用されるとして、現在のガソリン車と変わらずに使用できるクルマとなることが期待されています。  
 そうした長寿命バッテリーが一般化するにつれて、EVのリセールバリューも高くなっていくことが予想出来ます。

ヤフージャパンが配信した記事には!〜、
読者から多くのコメントが寄せられています!・・・

◼︎ 車齢が長くなる傾向の現在の状況では、バッテリーの寿命は
  大きな障害ですね。2回目、3回目の車検で次の車に乗り換えようとする
      人はどのくらいの割合でいるのでしょうか?
  EVを今後の主力と考えているメーカーにとっては、10年、10万キロは
     ほとんど劣化しないバッテリーの開発が必要ですね!・・・

◼︎ 例えば、3年後に車両価格の50%で買取を保証されている車両価格300万円の
  クルマの場合、ユーザーは150万円に金利を加えた金額を3年間で支払えば
  良いことになり、......これは、誤りです。
   残価部分にも金利は掛かります。
   残価部分の元本の支払いを猶予しているだけです。
  このため月額は通常クレジットより低くなりますが、トータルの支払金利は
   通常クレジットより残価型クレジットのほうが多くなります!・・・

◼︎ 例えば、3年後に車両価格の50%で買取を保証されている車両価格300万円の
  クルマの場合、ユーザーは150万円に金利を加えた金額を3年間で支払えば
    良いことになり、車両価格に対して将来の買取保証額の割合を
              残価率と呼びます。
   残クレは150万に対してじゃなくて300万に対して金利が掛かるのだが・・・
             大丈夫か?!・・・

◼︎ 世の中の自動車がほぼEVに置き換わったら廃バッテリーも大量に
  出ることになりますよね。発電による二酸化炭素排出量にせよ、
  廃バッテリーの問題にせよ、やっぱりEVはエコではありませんね!・・・

◼︎ スマホと同じで常に進化してる物は価値が下がりやすいという側面も
  あると思います。家電でもスピーカーは値下がりしづらいように、
    技術が成熟したものは何年経っても実用性が高い!・・・

◼︎ 10年と使えない何十万もする高価な部品を乗り続けるためには
  変えないと乗れない。ガソリン車なら基本メンテナンス次第で20年以上
    維持出来るがEVは天地がひっくり返っても無理。
   だから買い替える。これは本当のエコなんだろうか?
  電気自動車の電力を、火力発電が全電力の65%以上を占めている日本では
  欧州の様にならず逆にCOが増える懸念さえある。
  もっと政治家が無いアタマ絞らないと日本はヤバイことになる!・・・

◼︎ 今、ランクルの納車待ちだけど、ランクルはモデルチェンジの
    サイクルも長いし、大幅な仕様変更もないから、
      スペックが陳腐化しにくいと思う。
  それに比べて、スマホもそうだけど、最新鋭の技術が使われてるものは、
   どんどん新しい製品が出て、機能的に陳腐になってしまうと思う。
   電動車も買い替えサイクルが2年足らずになっちゃうとすると、
          買う側も難しくなるな!・・・

◼︎ 自分の場合、車は価値が無くなるまで乗り潰すので、リセールバリューは
  あまり興味無いのです。でも、長期間乗るとバッテリー交換は何回か
            発生しそうですね。
        だからまだEVは買えないな〜と思いました。
  バッテリー交換コストが下がるように、一定期間はトヨタ、日産、ホンダ、
  パナソニック、東芝がバッテリー開発を共同してできないものかと。
  国内だけで争っても仕方なく、最後に国際的に主導権を勝ち取っていないと、
            勝ちではないと思う。

◼︎ EV車は海外への輸出においても輸出先の規制に影響して売れない国もあり、
  売れる先が限定されるコトがガソリン車との大きなリセールでの差に
    なると思います。とは言え、残価設定の魔術には乗らない様に!・・・

◼︎ リーフのバッテリーは冷却機構がなかったので、急速充電を繰り返して
  いたりすると、速く劣化が進んでしまうようですが、急速充電などをな
  るべく避けるようにすれば、割と長持ちするみたいです。
  テスラ車のバッテリーには冷却機構があるので、バッテリーの劣化は非常に
  少ないと聞きます。一部の三菱の EV に搭載されていた SCiB という
  東芝のバッテリーは、冷却機構がないにも関わらず、劣化が非常に
       少ないバッテリーとして有名ですね!・・・

◼︎ そもそもEV買える人って一戸建てで車庫近くに100V屋外コンセント
  ある人に限られる。マンション住まいやアパート社宅住まいでは
     充電スタンドのある大型商業施設に限られる。
    しかし充電に1時間と順番待ちが重なるとツラい。
   現時点ではプリウスやアクア、ノート等の
      ストロングハイブリッドに分がある!・・・

◼︎ トヨタは実際は電気自動車は売りたく無いみたいと
       ディーラーの人は言っていたね。
  10年間ノントラブルで走れる車を作ることがトヨタの目的だから、
  バッテリーの劣化が心配の電気自動車には否定的だが、
      世界的な方針に従うため、仕方なく出すらしい。
  プリウスの時も出始めはバッテリー永年保証だったから、
            今回も永年保証を期待したいね。
     永年保証だったら買いたいと思う!・・・

寄せられてコメント!〜、
それぞれ見識高く秀逸ですね!・・・
 EVが持つ欠点が理路整然として述べられており、欧米諸国が目論んでいる全自動車のEV化には疑心暗鬼に駆られて仕舞います!。


EVへの移行で最大の益を得るのは!〜、
    支那である事は明白である!・・・
それを推し進める、米国を筆頭にヨーロッパ各国は既に支那共産党政権/習近平の術中に嵌っている。
EV製造に不可欠な素材(資源)は支那が独占状態であり、首根っこを押さえられて仕舞う!、悪夢から開放されないでしょう。
日本の自動車産業は出遅れの観は否めないが、日の丸技術で来るべきEV化、FCV化(燃料電池自動車)へと全力を上げて進み、日の丸技で術世界市場を席巻して欲しいものです。