2024年2月2日金曜日

認知機能の老化速度を遅くする効果があるペット!・・・

高齢者の認知機能低下は!〜、
 公衆衛生上の大きな問題である!・・・

これまで他者との頻繁な交流や良好な人間関係が、
認知症のリスクを低下させることが示されてきたが、…最近の研究で、ペットがその役割を果たす可能性があることがわかってきた。


➤  孤独を癒すペット 認知機能にも影響:

厚生労働科学特別研究事業の報告によれば、日本では!〜、
  65歳以上の約16%が認知症であると推計されている!・・・
ABCニュースによれば、アメリカでも65歳以上の成人のほぼ10%が認知症、32%がある程度の認知機能障害を抱えているとされ、高齢化と単身世帯の増加で、今後ますます社会問題化するとみられている。

 認知症予防には他者との交流が重要とされてきたが、イギリスでの大規模な研究で、人だけでなくペットと暮らすことでも、加齢に伴う認知能力の低下を遅らせることができるとわかった。この研究では、イギリスに住む50歳以上の成人7945人を対象に、ペットを飼っている人と飼っていない人の認知能力の低下率を9年間にわたって比較。その結果、1人暮らしの高齢者では、ペットを飼うことが認知能力の低下速度を遅らせることがわかった。

   テンプル大学神経学助教授のリア・クロール

 1人暮らしの孤独感や孤立感は、ペットを飼うことで軽減できることがこれまでも示されてきたが、実際にペットを飼っている人と飼っていない人の認知機能の低下率を直接比較した研究はなかったという。

テンプル大学神経学助教授のリア・クロール氏は!〜、
 他人と頻繁に交流できない社会的状況にある人にとって、
ペットが新たな選択肢になる可能性があるとしている!・・・

➤  犬は最高の相棒? 認知症予防で注目:

日本の研究では、犬を飼うことで!〜、
  認知症の発症リスクが低下することが示されている!・・・
研究チームは、65歳から84歳までの1万1000人以上を対象に、ペットの犬猫の有無、週1回以上行う運動の種類などを尋ね、4年後に健康状態、認知症発症の有無を再調査した。

 その結果、認知症の発生リスクのオッズ比は、犬も猫も飼っていない人を1とした場合、犬の飼い主は0.6、猫の飼い主は0.98となり、犬を飼うことで65歳以上の成人の認知症発症リスクを、4割も減らせることがわかった。

➤  犬を飼うと活動的に
       『愛情ホルモン』の分泌も増加:

日本の研究では、犬を飼う人は外出頻度が高く!〜、
そのため他者との交流が増えて、
  認知症への抑制効果があったとみている!・・・
更に、一般的に犬を飼っていると活動的になり、運動が認知症の患者にみられる脳内のたんぱく質の異常蓄積を減らすとともに、脳の血液の流れを促進させ、細胞の成長と存続を刺激するとされている。
運動習慣があり、社会的孤立感のない犬の飼い主は、認知症発症リスクが有意に低かったということだ。

米国の研究では、慣れ親しんだ愛犬との日常的な!〜、
    相互作用の積み重ねが大事だと報告されている!・・・
 65歳以上のグループについて調べたところ、5年以上継続して犬を飼っている人は、飼育歴5年以下の人やペットがいない人に比べ、認知機能の総合得点が高いことがわかった。

 その理由の一つとして、研究者たちはしばしば『愛情ホルモン』と呼ばれる『オキシトシン』の関与を指摘している。

『オキシトシン』は人が!〜、
   楽しい社会的相互作用をした時に分泌される!・・・
人間と犬との絆に関連した感情的な効果に加え、社会的認知や記憶の符号化にも影響を与えることが示唆されており、ペットを長期にわたって飼うことで、オキシトシンが余分に分泌され、認知面でのメリットを高齢者にもたらすのではないかと推測されるという。(サイコロジー・トゥデイ誌

日米両国の研究で、同じ結果がでており、間違いなくペットは認知症予防になるようですね。

それにしても、日本は諸外国の中で認知症患者が圧倒的少ない‼とばかり思っていましたが、間違っていたようです。
厚生労働科学特別研究事業の報告によれば!〜、
日本では、65歳以上の約16%が認知症であると推計されている!・・・。
これには吃驚仰天‼・・・
こんなにも多かったとは、恐ろしくなりました。