2024年4月19日金曜日

イスラエル、イラン核施設付近でドローン攻撃を開始: F-14戦闘機基地が標的に

   
   Air Defence Operations Over 
    Isfahan andF-14 Fighters

現地時間4月19日午前3時頃、イスラエル国防軍はイランの都市イスファハーンとその周辺の目標に対してドローン攻撃を開始した。

 イランのタスニム通信は、近くの核施設は完全に安全であると報じ、地元メディアは防空部隊がその地域の小型無人機数機を標的にしたと報じた。


地元メディアが公開した映像には!〜、
  作戦中のドローン攻撃の迎撃が映っている!・・・
それにもかかわらず、第8陸軍空軍基地の近くで爆発が見られ、攻撃が少なくとも部分的に成功したことを示した。

この基地には、国内で最も有能な戦闘機クラスの 1 つである F-14 トムキャットが配備されており、近隣の核施設を警備するために配備され、国産のアビオニクスと兵器を用いて過去 10 年間に大幅に近代化された。

F-14飛行隊への被害は依然として大きな可能性があり、最近の報道では、この航空機が飛来する無人機を迎撃するために配備されたという兆候は示されていない。

イランは領空を守るために戦闘機よりも地上の防空システムにはるかに依存しており、イスラエルや西側の攻撃があった場合には戦闘機が責任の大部分を担うと長年予想されていた。


  4月14日、エルサレム上空にイランのミサイル


攻撃後にイラン国家安全保障最高会議が開かれたことが確認されており、その発足はイラン最高指導者アリ・ハメネイ師の誕生日と一致していることから、意図的にタイミングを合わせたものではないかとの憶測が広がっている。

複数のイスラエルの攻撃がイスファハーンから目的地変更された事も確認されている。日付と目標はどちらも象徴的な価値を持っており、後者はイランの核施設に近い為である。

このイスラエルのイラン攻撃は、12日前にシリアにあるイラン外交施設をイスラエルが攻撃したことへの報復として、4月14日にイラン革命防衛隊が『トゥルー・プロミス作戦』の下でイスラエル軍基地を標的とした無人機とミサイル攻撃を行った5日後に行われた。

     モハマド・レザー・ザヘディ准将

4月1日の攻撃では、イラン革命防衛隊の精鋭コッズ部隊のモハマド・レザー・ザヘディ准将と、長年勤務した数人の外交官とザヘディ将軍のハジ・ラヒミ副将軍を含む他のイラン人10人が殺害され、イラン情勢の複数段階のエスカレーションの始まりとなった。 
最近のイスラエル攻撃は、あくまでも最新のものに過ぎない。

イスラエルによる攻撃の規模が限られている事から、重大な軍事目標を確保するというよりも、主に国内の報復需要を満たす政治的目的が意図されていた可能性があることが示唆される。
 この攻撃は5日前に革命防衛隊が開始した攻撃よりもはるかに小規模であり、テルアビブがより深刻な敵対行為の激化を避けようとしていることを示している可能性がある。

この攻撃は、イスラエル軍とレバノンの政党・民兵組織ヒズボラの敵対関係が続く中で行われ、双方とも高度な攻撃能力を発揮し、ヒズボラはイランから恐るべき精密誘導兵器を入手している。

最新情報: 
イランのメディアは、イランに対するミサイル攻撃は行われていないことを確認した。 イラン宇宙庁報道官のホセイン・ダリリアンは、無人機攻撃の性質について次のように述べた。
〘撃墜された無人機は射程が短く、おそらくイラン領土から発射されたものと思われる〙、…
テヘランの情報筋はレバノンのメディア、アル・マヤディーンに対し、国内に外部からの侵略はなかったと伝えた。
外部勢力、おそらくイスラエルと連携した国内攻撃の可能性は、イラン国内の反政府分子が過去にイランの科学者や軍事指導者に対する暗殺計画を支援してきたことから、こうした共同作戦の長い歴史をたどるものである。

同様の短距離無人機の協調使用はロシアでも見られており、ウクライナ同盟軍は自国の領土内からロシアの軍事基地を攻撃するためにそのような航空機を使用している。

参考文献:

■【Israel Launches Drone Strikes Near Iranian Nuclear Facilities: F-14 Fighter Base Targeted - Updated】:

https://militarywatchmagazine.com/article/israel-drone-iranian-nuclear-f14-base


イスラエルのイラン攻撃は本格的な軍事制裁ではなく、一応軍事的な威信を誇示する政治的な攻撃に過ぎなかった!と言える。
国際社会‼、〜、
ロシアも米国もイスラエ/イランの全面的な戦争は望んではおらず、それ無視することはイスラエルの自殺行為となる。
イランは長年の米国を筆頭に西側諸国はイランに様々な経済制裁を加えてきた。それはイランを乗り越え、今では軍事小国から大国へと移行しつつある。
勿論、ロシア、支那などの技術的、物質的な支援でミサイル技術の進歩は目覚ましいものがある。
まだ実戦ではお目見えしてはいないが、滑空爆弾、超音速ミサイル(ロシア製と遜色がない)などが配備されており、イスラエルがイランを本格的に攻撃すれば凄まじい竹箆返しで、中東は戦火の海となる。

米国も、NATOもウクライナ、ハマス紛争で手一杯で、支那が動いたらどうなるか?
それを回避するにはイスラエルにイランとの全面戦争を思い止まらすしか術がありません。

米国は、ウクライナ及びイスラエルと
      心中する気があるのか?
世界は注視している‼・・・