長崎大学の研究チームは!〜、
ニホンウナギの稚魚がより大きな魚に
丸のみにされても、胃袋を抜け出して、
えらから逃げる様子を捉えた!・・・
ヒトの胃の検査のように、造影剤とX線を使って魚の
内部を観察した。
チームは、ウナギの稚魚をドンコという肉食の魚に食べさせる実験をした。ウナギの稚魚には造影剤のバリウムを注入し、X線を使ってドンコの体内の様子を動画で撮影した。
頭から丸のみにされたウナギの稚魚は、ドンコの胃の中に達した後、尾を食道へ差し込み、後ろ向きに泳いで後ずさりした。その後、えらの隙間から尾を出し、頭を引き抜いてドンコの外に出た。完全に胃の中にのみ込まれたときは、ぐるぐると回転する様子もみられた。
チームは、ウナギの稚魚をドンコという肉食の魚に食べさせる実験をした。ウナギの稚魚には造影剤のバリウムを注入し、X線を使ってドンコの体内の様子を動画で撮影した。
頭から丸のみにされたウナギの稚魚は、ドンコの胃の中に達した後、尾を食道へ差し込み、後ろ向きに泳いで後ずさりした。その後、えらの隙間から尾を出し、頭を引き抜いてドンコの外に出た。完全に胃の中にのみ込まれたときは、ぐるぐると回転する様子もみられた。
9匹が脱出に成功した!・・・
脱出には平均56秒かかっていた。脱出に失敗したウナギは胃や食道内で弱っていき、平均200秒ほどで完全に動かなくなった。
チームは、2021年にウナギの稚魚がドンコのえらから逃げ出す行動を発見していた。ただ、捕食者の中での詳細な様子は不明で、ドンコの口から直接えらへ脱出していると予想していた。
チームは、2021年にウナギの稚魚がドンコのえらから逃げ出す行動を発見していた。ただ、捕食者の中での詳細な様子は不明で、ドンコの口から直接えらへ脱出していると予想していた。
長崎大の長谷川悠波助教は〘ウナギの細長い身体や後ろ向きに瞬発的に泳げる性質が脱出行動に関係しているのでは〙と話す。
ニホンウナギの資源量は著しく減少していて、乱獲や生息環境の悪化が原因とみられている。日本のウナギ養殖は全て天然物のシラスウナギを使っており、漁獲量の減少がウナギ高騰を招いている。
ニホンウナギは太平洋のマリアナ諸島付近で産卵し、ふ化後は幼生からシラスウナギに成長しながら日本に泳ぎ着き成長するとされているが、詳細な生態は謎が多い。卵から人の手で育てた稚魚を親にし、その親からとれた卵をふ化させる『完全養殖』の研究開発も進む。
ニホンウナギの資源量は著しく減少していて、乱獲や生息環境の悪化が原因とみられている。日本のウナギ養殖は全て天然物のシラスウナギを使っており、漁獲量の減少がウナギ高騰を招いている。
ニホンウナギは太平洋のマリアナ諸島付近で産卵し、ふ化後は幼生からシラスウナギに成長しながら日本に泳ぎ着き成長するとされているが、詳細な生態は謎が多い。卵から人の手で育てた稚魚を親にし、その親からとれた卵をふ化させる『完全養殖』の研究開発も進む。
参考文献:
■【ウナギ稚魚、丸のみされても胃から脱出 X線動画で判明】:
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG066UM0W4A900C2000000/?n_cid=NMAIL007_20240910_Y
命への執着を見せる!・・・
ちっぽけな命がドンコに丸呑みされても!〜、
幼いながらも必死になって脱出を試み!・・・
この健気さには頭が下がりますね。
ウナギの稚魚に関連したニュースを2018年7月17日に
拙ブログに取り上げた事がありました。
その記事の一部を再掲載致します。
私的で、然も65年近くも前の事であり、
述べるのは躊躇われますが!〜、
ブログ管理人は、子供頃(小学生高学年)は故郷の栃木県・宇都宮市の郊外に流れている川(二級河川)に、… 当時は河川の汚染(農薬、科学洗剤)はなく、綺麗な水で数多く鰻の稚魚(シラスウナギ)が遡上しており、此の川に、夏休みは叔父と一緒に夜釣りに出かけ、蚊に襲われなが鰻釣りをしたものです。
一晩に数匹の天然鰻を釣り上げ、釣果がゼロだった事は一度もありませんでした。
釣り上げた鰻を自分で捌き蒲焼にして、食卓に乗せました。
鰻は買うものではなくて自分で捕獲するもの!と思っていた子供時代が懐かしく思い出されます。
鰻の値段が年々高騰しているのは!〜、
海に下り(マリワナ諸島近海と言われている)、産卵して親が育った日本の河川に戻って来る稚魚(シラスウナギ)が、壊滅的に少なくなっているのが原因です!・・・
ウナギの稚魚の数が増えれば、自動的に成魚鰻がに値段が下がりますが、此れと言った解決策は未だにありません。
2010年4月、独立行政法人「水産総合研究センター」が!〜、
ウナギの完全養殖の実験に成功したと発表!・・・
『天然資源に依存しないウナギの生産に道を開く』のだと、この成果を「悲願」とまで表現していたのだが、いまだ完全養殖ウナギは市場に出回っていない。実用化に向けた研究は今、どこまで進んでいるのだろうか?
「完全養殖」とは!〜、
✦ (1)受精卵を人工的にふ化!・・・
✦ (2)仔魚(しぎょ)から稚魚のシラスウナギを経て、
成魚のウナギに育成!・・・
✦ (3)オスとメスから精子と卵を採取して人工授精!・・・
✦ (4)ふたたび受精卵を人工的にふ化、
というサイクルを人工飼育で完結させることを意味する!・・・
しかし現在、完全養殖のウナギはまだ市場にでまわっていない!~、
一体、どうなっているのだろうか?・・・・
✦ ウナギは卵から稚魚に育つまで半年から1年半もかかる!・・・
✦ ウナギの仔魚は水槽内に発生する細菌に弱い為、
育てるには水槽を毎日交換しなければならない!・・・
✦ エサも、水槽の底に置くなど独特の手法で与えている!・・・
ウナギ完全養殖については『世界のどこにも前例はなくまったく未知の世界』と説明。実用化の時期は、現時点ではわからない。
鰻の孵化に成功したからといって!〜、
簡単に養殖に結びつけるは間違っていたようです!・・・
いずれにしても、日本人の勤勉さ、職人気質、日の丸技術で、『鰻の完全養殖』の技術を確立して、土用の丑の日には収入の乏しい庶民に、手頃な価格で蒲焼を提供できる時が来るでしょう!。待ち切れません!!!・・・
引用記事: