2019年11月25日月曜日

日本政府の常軌を逸した支那習近平を国待遇で歓迎!・・・


来春に予定されている習近平の『国賓訪日』に、日本国内から大音響で反対の声が上がっている。
佐藤正久前外務副大臣は11月11日!〜、
✦1) 香港問題!・・・
✦2) 邦人拘束問題!・・・
✦3) 尖閣問題!・・・
✦4) 日本食品の輸入規制問題!・・・

此れ等を指摘して、… ❝❝ 4つのトゲを抜かないと国賓というわけにはいかない!❞❞ と述べた。
40人の自民党議員が参加する『日本の尊厳と国益を護る会(代表幹事・青山繁晴参議院議員)』も、同じ理由で反対を表明した。
日本国民の、自民党支持者の大半は習近平の国賓訪日に反対している。
なぜなら、支那は天皇を政治利用した過去があるからだ。


ウイグル人を100万人も拘束し、香港では民主化デモを武力で弾圧する――そんな国のトップと天皇陛下のツーショット写真が国際社会に与えるマイナスイメージは計り知れない 

■『米/支那=戦争』の最中に対支那融和外交を展開する安倍政権】:
習近平の国賓訪日に反対せざるを得ない理由!〜

✦ 対支那融和政策は同盟国である米国との関係を破壊する可能性!・・・
日本人は殆ど意識していないと思われるが、…世界は2018年から『米・支覇権戦争の時代』に突入しているのは疑いようがない事実である。

米トランプ大統領は!〜
2018年7月、8月、9月と、連続して中国製品への関税を引き上げた!・・・
これで、世界は ❝❝ 米中貿易戦争が勃発!❞❞と認識せざるをえなかった。
 更に、同年10月、ペンス大統領がハドソン研究所で行った『反支那演説』後、『米支新冷戦』という用語が世界中で使われるようになった。

日本が現在直面している最大の懸念は!〜、
     日本政府の動き!・・・

安倍首相は2015年4月、米国における議会演説で、以下のように演説した。
■ ❮❮ 米国国民を代表する皆様!〜、私たちの同盟を、『希望の同盟』と呼びましょう!…米国と日本、力を合わせ、世界をもっとはるかに良い場所にしていこうではありませんか。 希望の同盟―― 一緒でなら、きっとできます!❯❯、・・・

 非常に感動的なスピーチであって、日米関係は劇的に改善されたが、…
今となっては、『口だけ』と批判されても仕方ない状況になっている。
 米国が支那に『宣戦布告』した直後から、日本と支那の関係は『劇的』と言える程に改善されている。
 戦争の最中に、同盟国が敵国に接近する行為を一般的には『裏切り』と言う。日本は支那に急接近することで、同盟国の米国を裏切っている姿勢を米国に印象づけて仕舞った事になる。。

安倍政権に横っ面を張り倒された米国!〜
      日本への態度も変わり始めた!・・・
トランプ大統領は、大統領就任後封印していた『日米同盟破棄論』や『同盟不平等論』を、再び声高に主張し始めている。

■【少数民族の殺戮、人権侵害国家の習近平と天皇陛下の談笑シーンは悪夢】:
10月22日に行われた天皇陛下の『即位礼正殿の儀』には、世界各国から国王、王妃、大統領、首相などが集結した。しかし、米国が派遣したのは『運輸長官』だった。
 これは日本と米国との間に冷たい隙間風が吹き始めたと言え、副大統領や国務長官ならトランプ大統領の代理として十分だが、『運輸長官』とは、これはトランプ政権の安倍総理の支那への急接近に対する皮肉である
もともとペンス副大統領が出席する予定だったが!〜、
意図的に『格下』の大臣を送ってきたのは明白である。
安倍政権は、米国政府の『シグナル』に気がついて、支那への接近を改める必要があるでしょう。

支那は昔から『人権侵害超大国』だったが、… 米国はこれまで、この国の人権を問題視することはほとんどなかった。然し、『米支覇権戦争』が始まり、支那の人権問題がクローズアップされるようになってきた。
 その最たるものが『ウイグル問題』であり、具体的には、支那政府がウイグル人約100万人を強制収容所に拘束していること。これは、米国の対支那『情報戦』に利用されているが、紛れもない事実でもある。

■【<国連、中国政府がウイグル人100万人拘束と批判】:

BBC NEWS JAPAN 2018年09月11日。
 しな政府が新疆ウイグル自治区でウイグル人を約100万人、テロ取り締まりを『口実』に拘束していると、国連は懸念を強めている。
 国連人種差別撤廃委員会は8月末、最大100万人のウイグル人住民が刑事手続きのないまま、『再教育』を目的とした強制収容所に入れられているという指摘を報告した。
8月半ばにスイス・ジュネーブで開かれた同委員会の会合では!〜、
信頼できる報告をもとに支那政府が『ウイグル自治区を、大規模な収容キャンプのようにしてしまった』と委員たちが批判!・・・
 日本政府は、21世紀の現在、支那でナチスドイツやスターリン時代のソ連のような人権侵害が行われていることを問題視すべきである。

 習近平が訪日する頃は!〜、
共産党支那政権の少数民族の対する虐殺、人権侵害、弾圧、民族淘汰の数々の悪逆な行為は、もっと盛り上がっているだろう!・・・
そして、天皇陛下が、100万人を拘束する国の独裁者と談笑する映像が、世界に配信される。『日本国の天皇は、独裁者と歓談している』と非難されることは容易に想像できる。そうなった時、天皇陛下にはもちろん何の非もない。非難されるべきは、会談を設定した日本政府、安倍政権である。

■【共産党支那政府は昔から天皇を政治利用してきた】:
しかし、国際社会は、そのようには受け取らず、『天皇が自らの意思で独裁者と談笑している』との認識を新たにするは確実である。
なぜなら、外国人は普通!〜、
『天皇に政治的決定権は一切ない』という
       知識を持ち合わせていないからである!・・・


香港問題も然り!〜
習近平は11月4日、上海で、香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官と会談した。彼は、『支那中央政府は林鄭氏に高度の信頼を寄せている。
習近平は『この暴動を止めること、そして秩序を回復することが、依然として香港で最も重要な任務だ』と述べ、彼女を激励した。

林鄭月娥は、国家主席から直々に!〜、
『暴動を止めろ』『秩序を回復しろ』と言われ!・・・
『どんな手段を使ってもデモを鎮圧する』と決意した事は想像に難くない。
現在の香港当局のデモ隊への弾圧は既に暴虐を極め習近平の意向通り動いている。
 
こんな情勢の時に、天皇陛下は『民主化デモを武力で弾圧する国のトップ』と会談させられる。日本政府は、国際社会がこれをどう受け取るか、熟考するべきだろう。

米支関係は、1970年代にニクソンと毛沢東が和解した後、ずっと良好だった。毛の後を継いだ鄧小平は、日本、米国から資金と技術を思う存分受け取り、支那経済を奇跡的成長に導いた。日米は、支那に『金と技術を無尽蔵に恵んでくれる存在』だったので、当然、日支、米支関係も良好だった。

1980年代末から1990年代初めにかけて
 2つの理由で米支関係は劇的に悪化した。

 1つ目の理由は1989年6月4日に起きた『天安門事件』!・・・
人民解放軍はこの日、デモを武力で鎮圧した。
支那共産党は、犠牲者の数を319人としているが、英国政府は1万人以上としている。これで、支那は国際的に孤立した。

 2つ目の理由は、1991年12月の『ソ連崩壊』!・・・
そもそも米国が支那と組んだのは、ソ連に対抗するためだったが、… その敵は、崩壊した。それで当然、『なぜ我々は、支那のような一党独裁国家と仲良くし続ける必要があるのか』という疑問が、米国内から出てきた。

■【天皇訪中に助けられた後日本を裏切った支那】:
支那は、この苦境を乗り越える為に!〜、
 ナイーブな日本政府に接近したのだ。江沢民は1992年4月に訪日し、天皇皇后両陛下(現上皇上皇后両陛下)を支那に招待した。そして1992年10月、天皇皇后両陛下が訪中された。
 これを見た欧米諸国は、『日本は、中国市場を独占するつもりではないか』と焦りを感じた。
 支那の賃金水準は当時、日米欧の数十分の一であり、将来世界一の市場になることも確実視されていた。だから、欧米は、『金もうけと人権』の間で揺れていたのだ。

 支那は、天皇陛下を政治利用することで!〜、
日米欧を分断させ、日本だけでなく
     欧米の態度を和らげることに成功した!・・・ 
 1988年から10年間外交部長(外務大臣)を務めた銭其シンは、その回顧録の中で、… 天皇の支那訪問が西側諸国による制裁の突破口であったことを明かしている。

 話がここで終われば、『支那に一本取られた』程度だったが、… 問題はここからだ。日本と天皇陛下に救われた江沢民は、恩をあだで返した。
どういうことか?・・・
 支那政府は1994年、『愛国主義教育実施要綱』を制定!〜、
1995年から、徹底した『反日教育』を行うようになった!・・・
支那は、世界における『反日プロパガンダ』を強化していった。
アイリス・チャンの『ザ・レイプ・オブ・南京』が大ベストセラーになり、『南京大虐殺』が世界中で知られるようになったのは1997年のことである。
同年、江沢民は真珠湾を訪問し、日本の支那侵略と、真珠湾攻撃を非難した。

なぜ、日本に救われた江沢民は、『反日教育』『反日プロパガンダ』を強力に推進したのか?… 答えは簡単であり、日本を『悪魔化』する為であった。
日本を悪魔化すると、米支那関係はよくなる事を知っていたからである。
 当時は稀代の反日民主党大統領のビル・クリントンが支那には好都合だったからにほかならない。

■【クリントン政権の本音は『米中で日本を共同支配』】:
2度の世界大戦の前と戦中、米支関係(当時は中華民国だった)は!〜、
日本という『共通の敵』がいて良好だった!・・・
1970年代から1980年代末までは、ソ連という『共通の敵』がいて、… やはり良好だったが、『天安門事件』とソ連崩壊後、支那が米国の主敵になる恐れが表面に現れて来た。

支那は米国の主敵となるのを避ける為に!〜
❝❝ 日本を米支共通の敵にしよう!❞❞ と決意した!・・・
支那の工作が開始され、これ成功し、… クリントン大統領(当時)は支那の工作に嵌り、過酷な日本バッシングが悪夢の様に蘇る。

この件に関連して、米国在住国際政治アナリスト伊藤貫氏の『中国の「核」が世界を制す』(PHP研究所)に驚きの話が紹介されている。


 伊藤氏は1994年!〜、
当時米国防総省の日本部長だったポール・ジアラ氏と会った!・・・


ポール・ジアラ氏は!〜、
クリントン政権の対日政策の基礎は、日本封じ込め政策である!・・・

✦ ❮❮クリントン政権のアジア政策は米中関係を最重要視するものであり、日米同盟は、日本に独立した外交、国防政策を行う能力を与えないことを主要な任務として運用されている。『中国の「核」が世界を制す』(200ページ)参照 ❯❯、・・・

✦ ❮❮ 米支両国は東アジア地域において、日本にだけは核を持たせず、日本が自主防衛できないように抑えつけておき、米支両国の利益になるように日本を共同支配すればよい!、と考えている。>(113ページ)❯❯、・・・

当時を振り返り考察、結論づけると!〜、
  1989年、支那は天安門事件で国際的に孤立した!・・・
 ● 支那は、ナイーブ(自虐思考の呪縛)な日本政府に接近した!・・・
 ● 1992年、天皇皇后両陛下(当時)が支那訪問!・・・ 
 ● 日本が支那市場を独占することを恐れた欧米は態度を軟化!・・・
 日本政府を懐柔した支那の『天皇利用作戦』は成功した事は識者の間では周知の事実である。

 天皇陛下を利用して包囲網を突破した支那は、
       『日本悪魔化工作』を開始!・・・
✦ 日本は、米支那の『共通の敵』にされてしまい、
            日米関係は悪化!・・・
✦ 逆に米支那関係は、大いに改善された!・・・

■【自虐思考の虜の政府が日本を滅ぼす】:

平成は、1989年1月8日に始まった!〜
同年1989年6月4日に『天安門事件』が発生、
       支那は世界的に孤立した!・・・

令和は、30年後の2019年5月1日に始まった!〜、
支那は今、ウイグル問題、香港問題で孤立している!・・・
 香港問題を語る際、しばしば『第二の天安門は起こるか?』といった表現が使われている。
30年前、支那は日本政府を操り!〜、
天皇陛下を政治利用することで危機を乗り越えた!・・・
 そして30年後、支那は再び日本に接近し、天皇陛下を政治利用することで、危機を乗り越えようとしている。
習近平が来春『国賓訪日』すれば、天皇陛下に『近い将来の支那訪問』を要請する可能性は極めて高く、…天皇陛下は立場上、これを拒否できないでしょう

 習近平の国賓訪日に続く天皇陛下の訪支那で、…日米の亀裂は、さらに深まる。日米同盟を破壊することで、支那は現在の危機を乗り越えるだけでなく、覇権に向かって大きく前進するは必至となる。

日本政府はどうすればいいのか?!〜、
これは簡単で、平成の間違いを繰り返さないこと!・・・
習近平の国賓訪日を断り、天皇陛下の訪支那、つまり政治利用の可能性を事前に根絶することである。
口実は、何とでもなる!〜、
✦ 邦人拘束問題!・・・
✦ 尖閣問題!・・・
✦ ウイグル問題!・・・
✦ 香港問題!・・・
などなどで、保守派議員の反発が激しく、加えて日本国内では反支那感情が極限に達しており、大事が出来するのを防ぐために厳重な警戒態勢を敷かなかればならない、これは国賓に対して非礼になるとの説明をすれよいでしょう。
の過ちを繰り返そうとしている。
願わくば、安倍内閣が、過去の教訓から学び、賢明な判断を下す事を安倍総理に懇願したいものです。

本日のブログ記事は!〜、
ネット散策で出会っDIAMOND onlineの記事に感銘を受けて、これを参考にして編集したものです。

参考記事:
習近平の国賓訪日を中止すべき4つの理由、魂胆は「天皇の政治利用」
北野幸伯:国際関係アナリスト