利払い猶予期間終了 制裁が打撃:
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-bonds-0627-idJPKBN2O80AD
問題となっているのは、米ドル建てとユーロ建て国債の1億ドル相当分の利払い。本来の支払い期限である5月27日に利払いができず、30日間の支払い猶予期間が設けられており、6月26日がその最終日だった。
米当局者は27日、デフォルトは制裁がいかにロシア経済に劇的な影響を与えたかを示すと述べた。
ロシアは制裁下でも外貨建て債券の支払いを行っていたが、5月に米政府が制裁の特例措置の失効を決定したことが決定的打撃となった。
デフォルトと見なされると格付け会社は通常、信用格付けを引き下げる。しかし今回、大手格付け会社はすでにロシアの格付け業務を停止している。
ロシア国債の法的状況は複雑だ。14年のクリミア併合や18年の英国での元スパイ毒殺未遂事件ですでに制裁を科せられていたロシアはウクライナ侵攻前から発行する国債にさまざまな異例な規定を付与している。
西側メデイアのロイター通信が配信した記事であり、ロシアが制裁で打撃を受けている!と強調しているが、裏がありそうである。
そこで、ロシアのメデイア『スプートニクスジャパン』の記事と比較して見ると!〜、
ロシア大統領府ペスコフ報道官】:
2022年6月27日, 20:30 (更新: 2022年6月27日, 20:32):https://jp.sputniknews.com/20220627/11732308.html
ロシアの海外資金は違法に凍結されており、それを何らかの形で利用しようとすれば、本質的に完全な窃盗になる。ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官が、このような考えを示した。
「5月に必要な支払いを行ったので、デフォルト(債務不履行)に陥ったという主張は全くの誤りである。そして、(ベルギーにある国債決済機関の)ユーロクリアがその金を保留し国債保有者に届けなかったことは、すでに我々の問題ではない。よってこの場合、この状況をデフォルトと呼ぶ理由は全くない」
米国のブルームバーグ通信社は27日未明、ロシアは国債の延滞金として1億ドルを支払うための猶予期間が終了し、1918年以来の「デフォルト」になったと発表した。
またロシア財務省は、総額125億1000万ルーブル(約3170億円)の資金がユーロ建て債の支払機関であるロシア証券保管振替機関(NSD)に入金されたが、国債保有者には届いていないと明らかにした。
6月22日、プーチン大統領はロシアの外貨建て債務についての新たな一時的措置に関する大統領令に署名した。
6月22日、プーチン大統領はロシアの外貨建て債務についての新たな一時的措置に関する大統領令に署名した。
「最小限」=ホワイトハウス】:
2022年5月27日:https://jp.sputniknews.com/20220527/11365838.html
米財務省は先に外貨による国債の償還、利子払いをロシア連邦に禁止する決定を下していた。ジャンピエール報道官はブリーフィングの中でこの点について言及し、これによりロシアは債務不履行に陥り、国際的な金融システムにおいて「不可触民」のステータスを長期的に獲得することとなると発言した。
ただし、ロシア経済は著しく独立していることから、こうした結果が米国、およびグローバル経済に与える影響は最低限のレベルに留まると米国側は期待している。
なお、米国はウクライナの農産品を世界市場に供給することと引き換えに対露制裁を解除する可能性はないとジャンピエール報道官は明確に発言した。報道官は黒海の港を経由してウクライナの穀物輸出を速やかに再開させるようロシアに要求した。また西側の制裁はロシアの農産品を海外市場に輸出する上での障害にはなっていないとも表明した。
大山鳴動して鼠一匹!・・・
大騒ぎする間もなかったようですね!。
何れにしても、西側諸国以外はルーブル決済を受け入れており、最悪の場合は外貨ではなくて、原油、鉱物、食料でのバーター取引を歓迎しており、ロシアの信用を損ねる事はないようです。