2022年7月29日金曜日

西側諸国は既にロシアとの冷戦に突入している!

ロシア海軍に7月初め!〜、
   世界最長の原子力潜水艦
     『ベルゴロド』が納入された!・・・
表向きは調査船との位置づけだが、いずれは核魚雷を搭載可能となるとの見方が濃厚であり、… 米ソ冷戦の
    再来となる恐れが指摘されている。

     
           ロシア原子力潜水艦「ベルゴロド」

✺ 核魚雷射出なら、
    米沿岸都市を放射性の津波が襲う:

 米CNN(7月24日)は、全長184メートル超のベルゴロドが現役潜水艦として最長であり、大陸間弾道ミサイルを搭載する米海軍のオハイオ級原子力潜水艦の171メートルを上回る規模だと報じる。

ロシアのタス通信によるとベルゴロドは!〜、
 目下開発中の核魚雷『ポセイドン』を
   搭載する可能性がある!と推察されている!・・・
よいわ模様だ。ポセイドンは海底を移動して沿岸の防衛線を突破し、数百マイル(数百キロから千数百キロ)離れた地点を狙う設計になっている。2020年にフォード国務次官補(国際安全保障・不拡散担当)は、「アメリカ沿岸の複数の都市に放射性の津波が押し寄せる」よう設計されたと述べ、警戒感を示した。

 ベルゴロドについて、米インタレスティング・エンジニアリング誌(7月25日)は、ロシアが誘導弾を搭載して運用しているオスカーII級潜水艦をベースにしたものだと解説している。同誌もやはり専門家らの見解をもとに、世界最大の魚雷であるポセイドンを搭載するため特別に設計変更したとみている。

✺ 世界史上類をみない『メガ魚雷』:


 ベルゴロドに搭載されるとみられるポセイドンは!〜、
原子力で駆動し、海底を自律的に航行する巨大な魚雷!・・・
 潜水艦の専門家である米国のH・I・サットン氏は、海軍情報サイトの米ネイヴァル・ニュース(3月3日)に寄稿し、『大陸間・原子力・核武装・自律航行型魚雷』であると説明している。

CNNは同記事を引用し!〜、
この核の『メガ魚雷』は、世界の歴史上でも特異なものである!
        との分析を伝えている!・・・
サットン氏はポセイドンが『まったく新しいカテゴリーの兵器』であり、ロシアと西側の従来の海軍のプランを変容させるものであるとみる。氏は2019年、ポセイドンのサイズを直径2メートル、長さ20メートル以上と見積もり、通常の重量級魚雷の30倍の大きさだと指摘している。

✺ ポセイドン搭載は2027年以降か:

CNNは米議会調査局(CRS)の報告書をもとに!〜、
 ポセイドンはロシアが核攻撃を受けた際の
   報復兵器として用意されたと報じている!・・・
原子力潜水艦のベルゴロドはこのポセイドンを最大6発から8発搭載でが可能、… CRSはベルゴロドへのポセイドンの配備時期を、2027年以降と予測している。
 専門家らの評価はさまざまだ。大いに警戒すべきだとの声が多数上がる一方、ロシア軍のウクライナでの苦戦を考慮すれば、設計意図通りに機能しないのではないかとの読みもある。

ロシアはベルゴロドだけでなく!〜、
   ポセイドンを搭載可能な潜水艦を計4隻建造中!・・・
インタレスティング・エンジニアリング誌は、米国と英国が共同して対抗措置に乗り出す事態になりかねず、北極圏、北大西洋、北太平洋を舞台に新たな冷戦に突入する恐れがあると指摘している。

ウクライナ情勢に関連して!〜、
ロシアとNATOとの摩擦が高まるなか米国と
 ロシアとの緊張も増すばかりである!・・・

冷戦はウクライナ紛争を契機として!〜、
  既に始まっています!・・・

何れ米国はNATO にロシアとの代理戦争をさせ、欧州は戦火の渦で焦土化するのを尻目に軍需産業は大輪の花をさかせ、米経済を浮揚させる積りなのでしょう。


参考文献:
■【ロシア、核魚雷「ポセイドン」搭載用の
  原潜「ベルゴロド」就役 海の“新冷戦”懸念】: