惰性で飲み続けている多くの人々がいる!・・・
どんどんクスリの種類が増えていき、気付けば十数種類もの『薬漬け』になっていた。そんな人々は少なからずいるはずだ。
参考文献前編【あなたの不調は《薬漬け》から来ている可能性…副作用のせいでクスリが増える『処方カスケード』の罠にハマった人たち】では、16種類のクスリを服用していたせいで手足のむくみや腕のしびれに悩む75歳男性のケースを紹介した。
参考文献前編【あなたの不調は《薬漬け》から来ている可能性…副作用のせいでクスリが増える『処方カスケード』の罠にハマった人たち】では、16種類のクスリを服用していたせいで手足のむくみや腕のしびれに悩む75歳男性のケースを紹介した。
見違えるほど元気になった成功例!:
元ヘビースモーカーの男性の場合!〜
さまざまなクスリの中でも、増えてしまいがちなのが生活習慣病のクスリだ。とくに降圧剤や高脂血症(脂質異常症)薬・抗血栓薬は、別々の病院で処方がかぶってしまい、知らず知らず増えていくことが珍しくない。
85歳男性は、まさにその典型だ。この男性は酒こそ嗜む程度だが、還暦近くまで毎日20本を吸っていた元ヘビースモーカーで、脳出血で亡くなった家族もいたことから、高血圧を気にしている。
また、変形性膝関節症による痛みがあり、便秘にも悩んでいた。
男性は普段、大学病院・総合病院・クリニックの3つの病院に通っていて、それぞれから4~6種類、合計15種類の処方を受けていた。
その結果、降圧剤が4種類、抗血栓薬が2種類、胃薬が4種類と、効き目が重複するクスリも増えてしまっていた。加齢で遠方の大学病院に行くのが難しくなったため、近くの別の病院へ通うことになり、クスリの増えすぎが原因だった事が判明した。
男性は普段、大学病院・総合病院・クリニックの3つの病院に通っていて、それぞれから4~6種類、合計15種類の処方を受けていた。
その結果、降圧剤が4種類、抗血栓薬が2種類、胃薬が4種類と、効き目が重複するクスリも増えてしまっていた。加齢で遠方の大学病院に行くのが難しくなったため、近くの別の病院へ通うことになり、クスリの増えすぎが原因だった事が判明した。
男性自身も、クスリが増えすぎて管理が難しいと感じるようになっていた。それもその筈で、実は男性が通っている3つの病院のうち、総合病院とクリニックはお互いが処方しているクスリの内容を知らなかった。これでは重複が生じてしまうのも、無理はない。
処方されていた中で注目するべきは!〜、
降圧剤のアダラートCRだ。
カルブロックなどと同じカルシウム拮抗薬!・・・
有名なクスリだが、便秘の副作用が出ることがある。
そもそも、この男性の血圧は130/80で安定していたから、4種類も降圧剤を飲む必要がない。
最終的には、重複していたこのアダラートや、胃薬のムコスタ・セルベックスカプセル・ネキシウムカプセル、抗血栓薬のパナルジンなどを中止することになり、クスリを8種類にまで減らすことになった。
便秘が改善してストレスが取り除かれ、男性は元気を取り戻すことができたという。
このケースのように、別々の病院から同じような効き目のクスリを出されていても、たいていの医者は気づかないし、気づいてもスルーしてしまうのだ。
このケースのように、別々の病院から同じような効き目のクスリを出されていても、たいていの医者は気づかないし、気づいてもスルーしてしまうのだ。
⬇︎⬇︎⬇︎
〘医師の多くは、患者さんを健康面で幸せにしたいとか、病気の
〘医師の多くは、患者さんを健康面で幸せにしたいとか、病気の
苦しみから解放してあげたいといった大きな目標を目指してクスリ
を出すのではなく、血圧や血糖値、コレステロール値といった数値
を下げるとか、眠れないのであれば眠れるようにするといった、
症状別のゴールに到達するためにクスリを出します。
これは、日本の医学教育が一つの大きな目標のための治療では
なく、『小さな複数の症状の治療』を中心としているからです。
だからこそ、クスリの数も増えてしまうのです〙、・・・
医者任せにせず、自分のクスリには目を配っておきたい。
クスリの飲みすぎで、ふらつきや立ちくらみを感じたことのある人もいるのではないだろうか?!。
74歳女性は、2型糖尿病と高血圧、腰痛、足のしびれがあり、月に2回ほど近くのクリニックへ通っているのだが、湿布や塗り薬なども合わせると実に19種類ものクスリを処方されていた。
やがて、頻繁に転倒したり目眩(めまい)を訴えるようになったため、減薬を検討することになった。
めまいに対する『対症療法』として処方されていたのがベタヒスチンメシル酸塩とカルナクリンだが、この女性の場合、検査して調べてみると、血糖値の指標であるHbA1cが糖尿病患者としては低かった。
医者任せにせず、自分のクスリには目を配っておきたい。
クスリの飲みすぎで、ふらつきや立ちくらみを感じたことのある人もいるのではないだろうか?!。
74歳女性は、2型糖尿病と高血圧、腰痛、足のしびれがあり、月に2回ほど近くのクリニックへ通っているのだが、湿布や塗り薬なども合わせると実に19種類ものクスリを処方されていた。
やがて、頻繁に転倒したり目眩(めまい)を訴えるようになったため、減薬を検討することになった。
めまいに対する『対症療法』として処方されていたのがベタヒスチンメシル酸塩とカルナクリンだが、この女性の場合、検査して調べてみると、血糖値の指標であるHbA1cが糖尿病患者としては低かった。
つまり、低血糖になっているせいでめまいが生じていたのだ。
✺ わずか半年ほどで症状が回復:
熟考すると、むしろ血糖値を下げすぎないようにすることこそ、…転倒やめまいの根本的な防止につながる。
そこで、注射で投与していた糖尿病薬のインスリンと飲み薬のベイスンをいったん中止して、1日1回の飲み薬ジャヌビアに一本化した。
また、頻尿のクスリとして出されていたデトルシトールは抗コリン薬といって、神経伝達物質を遮断するはたらきがあるため、これもめまいの原因になるおそれがあり、量を減らすことになった。最終的にクスリの種類は7種類と、当初の3分の1近くにまで減った。
それから半年ほどで見事にふらつきや転倒はなくなり、血糖値や血圧も、やや高めではあるが十分コントロールできる範囲におさまっているという。
クスリを見直すことは幸せに直結するのだ。
また、頻尿のクスリとして出されていたデトルシトールは抗コリン薬といって、神経伝達物質を遮断するはたらきがあるため、これもめまいの原因になるおそれがあり、量を減らすことになった。最終的にクスリの種類は7種類と、当初の3分の1近くにまで減った。
それから半年ほどで見事にふらつきや転倒はなくなり、血糖値や血圧も、やや高めではあるが十分コントロールできる範囲におさまっているという。
クスリを見直すことは幸せに直結するのだ。
薬の飲み過ぎは、体に悪いことは以前から常識であり、今更話題にする必要はありませんでしたが、ブログ管理人の知人、友人、親戚の人々に中に、吃驚する程に多種の薬を服用している方がいます。
医者にもよるのでしょう。
特に日本は医者が患者に渡す薬は無料なので、気にせず飲み続けるのでしょう。
カナダは医薬分業であり、薬は入院する患者には無料で提供しますが、退院すれば薬は全額自己負担となりますので、その分、気を使いながら購入、服用しています。
参考文献:
■【『19種類のクスリを飲んでいたらカラダに異常が…』74歳女性が陥った薬漬けの《悲劇》、救ったのは「たったひとつのシンプルな方法」だった』】: