2014年8月9日土曜日

明るく眩しい程に輝いていた安倍首相の外交に、輝きを遮る暗雲が!・・・

対ロシア制裁:何故オバマ氏を日本人が支持せねばならないのだろうか?


対ロシア制裁:何故オバマ氏を日本人が支持せねばならないのだろうか?

 クリミア共和国の企業、役人らに加え、あんなにも日本人に人気のナタリヤ・ポクロンスカヤ検事までを制裁対象に列挙した日本。こうした制裁によってこの国はロシアとの政治対話を弱め、クリミアでの経済的な旨みまで失うことになってしまった。

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 健全な思考や基本的な論理というものは、重要な、そして時に悲劇的事件への国際社会の反応を説明しようという試みの前に尻込みしてしまうことが多い。
   銃声が轟き、大口径の砲弾やミサイルが家屋を破壊し、年寄り、女子供が瓦礫の下で死んでゆく。世界は憤慨し、米国は反目する両サイドに直ちに戦いをやめ、流血の事態を止めるよう呼びかける。

   銃声が轟き、大口径の砲弾やミサイルが家屋を破壊し、年寄り、女子供が瓦礫の下で死んでゆく。世界は口をつぐみ、米国はこれを合法的な反テロ作戦と呼び、勝利を手にするまで戦い続けねばならないという。
   最初のケースはガザ地区であり、次のケースはウクライナ南・東部の話だ。最初のケースでは状況への働きかけは基本的に呼びかけと批判に集約されている。ところが2番目のケースは制裁にまで至ってしまう。しかもこの制裁はなぜか、自国民相手に戦争を行うキエフ当局に向けたものではなく、ロシアに対して発動されている。

   日本はまたもや制裁を発動した。今回はクリミアの企業、役人がその対象だが、そこには日本人にすっかり愛され、たくさんの漫画の主人公にまでなったナタリヤ・ポクロンスカヤ検事までが入ってしまった。自らの命をかけ、健康まで害しながらウクライナ人マフィアと闘ったこの可愛らしい女性が何故に、キエフ当局の命令と米国の承認に従い、ウクライナ軍がドンバスで行った一般市民の殺戮の責任を取らねばならないのか? どんな論理が成り立つというのだろう?。

   制裁対象になってしまったクリミアの役人、ルスタム・テミルガリエフ氏は、日本の制裁発動には笑いを禁じえないと語る。何故ならば本質的にはこれは政治的な行為であり、クリミア経済には何の否定的な影響もないからだ。しかも有名な日本人政治家で元外交官の東郷和彦氏も、この制裁が露日関係に、せめて経済関係には何の害も及ぼさないことを祈念するとの期待を表した。だが日本企業がクリミアで抱える複数のプロジェクトがご破算の危機に瀕していることは事実だ。しかも政治にも損失が出ている。ロシア外務省は日本の制裁発動を受けて、8月に予定されていたイーゴリ・モルグロフ外務次官と杉山外務審議官の協議を延期したからだ。これに日本外務省が、対話の機会をロシア側は一方的に取り消したことは極めて遺憾との声明を表したことは特筆に価する。

   対露制裁の発動の決定をとった日本の役人、政治家らにひとつ尋ねてみたいものだ。みなさん、何がお望みだったんでしょうか? あなた方はクリミア産のあらゆる商品の輸入を禁じられた。だがクリミアのメーカーに甚大な被害が出ることはおそらくない。というのも消費市場は別に見つかるからだ。それでもなんらかの困難はやはりついて回るだろう。今春キエフ当局の命令によってクリミアに淡水を供給する水路が閉じられた時と同様な事態が。これはクリミア半島の農業に大きな打撃となった。問題は迅速に解決されたものの、このためにロシアは大陸部からクリミアまでつながる水道を敷設するため、軍隊を緊急機動させるはめになった。

   キエフ当局がロシアと、再びロシアの一部となってしまったクリミアにさんざん嫌がらせをしようとすることは理解できる。キエフの政治家と米国の同盟国らは未だに臍をかんでいる。
 なぜならキエフ当局と米国の計画では、米軍基地となり、ロシアへの軍事的圧力を拡大するための前進基地になるはずだったクリミアが、目の前で突然離れていってしまったからだ。だが、ロシアとクリミアが日本に何の悪さをしたというのか? クリミアはロシアの一部となることで、日本の投資に対し、たとえばリサイクルエネルギーを含むエネルギー産業に、また観光に一層広く門戸を開放できたはずなのだ。だが、相互協力を拡大する代わりに日本は事実上、これを害するための手を尽くしてしまった。
 
いったい何故? なんのために? 自分の第1の同盟国、米国がこれを望むという理由だけで? だが日本政府は果たして米国の外交政策が完璧なものと信憑性を感じているのだろうか? 米国民自身でさえ、こんな信憑性は感じていない。それどころか米国民はオバマ大統領に対し、ウクライナの一般市民への爆撃を止めるよう要請しているのだ。

NBCがウォールストリート・ジャーナルとともに行った世論調査では、米国民の大統領支持率は40%にまで落ち込んだ。だが米国民自身がオバマ氏の不誠実な政策に支持を示していないのであれば、何故これを日本人が支持せねばならないのだろうか?。

ロシアの声 (2014年8月9日)

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筆者考: 

昨年の12月総選挙で、民主党政権(当時)が失政続きの敵失で国民にそっぽを向かれた余勢を駆って、安倍総理が率いる自民党が地滑り的勝利を収めて誕生した安倍第二次内閣!。
短い期間で打ち出した様々な政策!、・・・内政面では際立った実績は積まれなかったが、日銀の金融緩和(国債買い取り)で円高基調が解消されるに連れてて長年間(不毛の20年間)デフレも終息し経済成長が曲がりなりにも始まり、 民主党政権下の不況(円高に起因)から脱出して企業の決算の改善した。
 然し此れは斬新な経済政策とは言えず、諸外国は既に導入していた金融政策を止むえず導入しただけであり、・・・
功績!❞とは諸手を上げての評価は出来ぬ。
 余りにも ❝はちゃめちゃ!❞ で酷かった民主党政権の経済政策で圧縮されていた『自律調整のエネルギーが反転しただけ!』と筆者は言わざる得ません

内政に比して外交政策は非の打ち所がなく、満点に近いものだったが、昨年暮れの靖国神社参拝や今年の河野談話検証で、・・・G2論で支那に傾斜、更に『日・米・南鮮』関係を重要視するオバマ大統領の心証を悪くした。
 その後は陰に陽に亘り米国(オバマ政権)の安倍政権への嫌がらせが、以前にも況して加速して安倍首相の外交の明るかった輝きが失せ始めた。

✦【安倍政権は米国に屈して(強要)パレスチナで国家テロを恣意的に展開して無辜の市民を虐殺しているイスラエルを、欧州の数多(同盟国の英国、カナダは除く)の国々が声を大にして非難している事や、更に反イスラエルのデモが世界各国で展開されているのにも拘らずにイスラエル支持を表明した】・・・

✦【未だにマレーシア機の空中爆発の真相が解明されては居ないのに、オバマ大統領は ロシア(プーチン大統領)⟺シリアに関して己も無能さを棚に上げ『ロシア対応に後塵を拝した』に恨みを持ち私的な感情での外交に身を委ねている。撃墜犯人はロシアと決めつけて即制裁を発動した。此の尻馬に乗って安倍首相は対ロシア制裁を、更に追加制裁を断行した】・・・

国の主権、尊厳を自ら貶めて米国に佞人(追従)振りの姿勢を示して、犠牲を払った結果は!・・・昨日の更新記事で述べた◼︎❮オバマ大統領の反日思考がひしひし!と伝わって来る、驚愕の一語につきる、サキ報道官の発言❝ 慰安婦問題は重大な人権侵害だ ❞だったとは余りにも情けなくて悔し涙が零れ落ちて仕舞います。

結局は安倍首相の外交は、・・・孫悟空の如くで釈迦(米国=例えが悪いが)の掌からは飛翔出来ずに米国の意に渋々ながら添わねばならぬ!の運命にある。

此れは現憲法(マッカーサー違法占領憲法)を合法的に無効化して元の明治憲法を復憲させなければ、誰が首相に成っても同じ運命を辿るので、安倍政権を批判する事は出来ませんが。
一言で片付けると!・・・手前の家に侵入して来た強盗に危機感を全く感じずに機嫌を取り、一向に平和ボケから覚めやらずに、惚けっと!している大半の国民の責任と成る様です。



➤ ❮いったい何故? なんのために? 自分の第1の同盟国、米国がこれを望むという理由だけで? だが日本政府は果たして米国の外交政策が完璧なものと信憑性を感じているのだろうか? 米国民自身でさえ、こんな信憑性は感じていない。それどころか米国民はオバマ大統領に対し、ウクライナの一般市民への爆撃を止めるよう要請しているのだ❯:
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NBCがウォールストリート・ジャーナルとともに行った世論調査では、米国民の大統領支持率は40%にまで落ち込んだ。だが米国民自身がオバマ氏の不誠実な政策に支持を示していないのであれば、何故これを日本人が支持せねばならないのだろうか?。

安倍政権が決定したイスラエル支持やロシアに対する追加制裁は国民の総意ではなくて、・・・『米国民がウクライナ東部の親ロシアの地域の無辜の市民への爆撃は米国民の大半が反対していてもバラク・オバマ大統領は意に介さずで無視する』のと同様に政治的な理由である事をロシア政府は理解出来ず、または理解したくは無いのでしょう。

筆者も日本人の一人で、安倍政権の対ロシア追加制裁は反対ですが、・・・果たして何%の国民が同意!或は反対!なのか?は知る由も有りません。

結局は日本人が後生大事に現憲法(違法占領憲法)を胸に抱き締めている間、日本国は米国の掌からは未来永劫に亘り脱出は出来ないでしょう!!!・・・。

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