2024年1月18日木曜日

ペットボトルの水からナノプラスチックが検出❗… 健康への影響は?

大気中、海洋中から!〜、
食品、衣服、人体の臓器まで、化学物質で製造された
 プラスチックの粒子『マイクロプラスチック』が
        確認されている!・・・

健康に影響を及ぼす可能性があると言われるこの粒子
より、… さらに微細かつ大量のナノプラスチックがボトル飲料水から検出された。健康への影響は……。


    ペットボトルの水からナノプラスチック、
       推定の10~100倍検出


➤ 1リットルあたり平均24万個 健康リスクへ懸念:

店頭で販売されているペットボトル入りの飲料水に!〜、
 当初の推定より10倍から100倍も多くプラスチックの
    細片が含まれていることが最新の研究で判明した!・・・

プラスチックの細片は顕微鏡で見ることができないほど極小のナノ粒子で、この発見により健康への影響が懸念されている。
この研究成果は1月8日、学術誌「米国科学アカデミー紀要」に発表された。



 コロンビア大学ラモント・ドハティ地球観測所の研究チームが、高度な画像処理技術を使って、主要ブランド(どのブランドかは明かされていない)3種の水のサンプルを調べたところ、1リットルあたり平均約24万個のプラスチックの細片を検出した。
 水の中に検出したプラスチックの細片の約10%がマイクロプラスチックで、90%が微小のナノプラスチックだった。

 数年前からマイクロプラスチック(1マイクロメートルから5ミリメートルの大きさの粒子)がボトル入り飲料水や水道水に含まれていることが確認されていたが、今回、ナノプラスチック(1メートルの10億分の1の粒子)が確認されたことから、研究者は警鐘を鳴らしている。

         ベイザン・ヤン:
  コロンビア気候大学院ラモント・ドハティ地球観測所(LDEO)
         ラモント准研究教授(地球化学)

コロンビア大学の環境化学者でこの研究の共著者である
ベイザン・ヤン氏は、ナノ粒子のサイズは非常に微小なため、大きな物質とは異なる挙動を示す。粒子径が大きいときはそれほど毒性がなくても、小さくなると毒性を持つようになる〛、・・・と言う
ロサンゼルスタイムズ、1/8)。

 専門家によると、人間の髪の毛の平均的な幅の1000分の1というナノプラスチックは、非常に微小なため、消化管や肺の組織を通過し血流に入り、潜在的に有害な合成化学物質を全身に行き渡らせ、細胞内に取り込む可能性がある。

➤ PETなど7種のプラスチック特定:


研究者たちは、分子の振動を画像化できる新しいタイプの顕微鏡を使い、7種類の一般的なプラスチックのライブラリーに照らし合わせてナノ粒子を分析した。
 ペットボトルの材質がPET(ポリエチレンテレフタレート)であった為、PETの微小粒子を発見しても驚かなかった。
 PETの量は、水をボトリングする前に通す逆浸透膜フィルターに使われるナイロンの一種であるポリアミドの量と比べ、少なかった。

 そのほか、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレートが微量に含まれていることを確認した。
然し、分析したナノ粒子のうち、これら7つの既知のプラスチックのいずれかに分類できたのは、わずか10%であった。残りのナノ粒子の由来は明らかになっていない。

 コロンビア大学化学科博士課程に在籍する主執筆者のナイシン・チィェン氏はほかの研究結果から、ボトル入り飲料水に含まれるマイクロプラスチックの大半は、一般的にPET(ポリエチレンテレフタレート)由来のプラスチック製ペットボトル本体から漏出したものだろうと予想していました。実際には、水のペットボトルには多種多様なプラスチックが含まれていることがわかったのです〛、… と言う(CNN、1/8)。

 PETの粒子は、ボトルのキャップの開閉を繰り返したり、ボトルを押しつぶしたり、車の中などで熱を加えたりすることで壊れることが研究でわかっている。

 ナノプラスチックが特定・分類できるようになった今、あらゆる疑問に対する答えを研究することが可能になった。
 たとえば、ボトル入りの水に浮遊しているナノプラスチックがボトルそのものに由来するものでないとしたら、それはどこから来たのだろうか?

 コロンビアの研究チームは、ほかのナノプラスチックは、おそらく製造工程の一部によって汚染された原水に由来するのではないかという仮説を立て、調査している(CNN)。

      セリーヌ・ガウンダー博士

 このようなナノプラスチックへの暴露を避けるのは非常に難しい、とCBSニュースの医療寄稿者でKFFヘルスニュースの公衆衛生担当編集長であるセリーヌ・ガウンダー博士は言う。プラスチックはペットボトルから摂取するあらゆる飲料に含まれる可能性があり、食料供給源や環境にも存在しているからだ。(CBSニュース、1/10)

 鉛管などがあるような地域でない限り、
     水道水が一般的に安全です。 
  浄水器のなかには、ほかのプラスチックを混入させるものも
    あるので、水道水を直接飲んだほうがいい〛、…
      とガウンダー氏は言う(同)。

 コロンビア大学の研究では水道水のサンプルは分析されていないが、過去の研究では、水道水中のマイクロプラスチック粒子の濃度はボトル入り飲料水よりもはるかに低いことが判明している。ヤン氏は『その点についても、我々は調査している』とした。(CNN)

 プラスチックの微小な破片が人にとってどれほど危険なものであるかについて、研究者は詳しくまだわかっていない。
 コロンビア大学のチームは、ほかの研究機関とも協力し、人体組織中のナノプラスチックを測定し、健康への影響についての解明に乗り出した。プラスチックの人体への影響に関する研究は、まだ始まったばかりである。科学者が人体や臓器にプラスチックが存在することを確認したのはごく最近のことだ。

参考文献:
■【ペットボトルの水からナノプラスチック、
       推定の10~100倍検出 健康リスク懸念】:


コロンビア大学のチームは、
     ほかの研究機関とも協力し!〜、
人体組織中のナノプラスチックを測定し、
  健康への影響についての解明に乗り出した!・・・

まだ始まったばかりの研究なので、果たしてナノプラスチックが将来、地球上の、人間だけではなくて、他の生き物にどのよう影響し健康被害をもたらすか?

専門家によると!〜、
ナノプラスチックは、非常に微小なため、消化管や
 肺の組織を通過し血流に入り、… 潜在的に有害な
 合成化学物質を全身に行き渡らせ、細胞内に取り
 込む可能性がある〛、… 考察されている。

それは由々しき問題であり、近い将来において必ず人体に影響を及ぼし、危険な疾患を齎すでしょう。
人類の存続が岐路に立たされるかも知れません!。


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