2014年7月8日火曜日

環太平洋合同演習(リムパック)は支那のイージス艦の披露宴と成り果てた!・・・

姿見せた「中国版イージス」 リムパック初参加、日米は牽制


外観だけが公開された中国の最新鋭ミサイル駆逐艦「海口」。手前は対空ミサイルの垂直発射口=5日、ハワイ・オアフ島(ロイター)
外観だけが公開された中国の最新鋭ミサイル駆逐艦「海口」。手前は対空ミサイルの垂直発射口=5日、ハワイ・オアフ島(ロイター)
米海軍が主催してハワイ沖で行われている環太平洋合同演習(リムパック)に今回、初めて参加した中国海軍が5日(日本時間6日)、最新鋭のミサイル駆逐艦などを他国の兵士や報道陣に初公開した。透明性をアピールし、国際社会で高まる中国の海洋進出への警戒感を和らげる狙いがあったとみられるが、情報漏れに神経をとがらせ、公開は外観だけに限られた。一方、日本の陸上自衛隊はこれに先立つ1日、米軍と連携した離島奪還訓練を公開して中国側を牽制(けんせい)。相互理解を深め、信頼を醸成することが大きな目的のリムパックだが、今回は張り詰めた空気が漂っている。


 リムパックはほぼ1年おきに開催され、24回目となる今回(6月30日~8月1日)は22カ国が参加。5日は各国が自国の艦船を公開し合って交流を深めた。初参加の中国海軍(艦船4隻、人員1100人派遣)は、パールハーバー(真珠湾)に停泊したミサイル駆逐艦「海口」と病院船「和平方舟」の2隻を公開した。

◼︎公開わずか15分

 中国が「国産」と胸を張る「海口」は、将来的には空母護衛艦隊の中核となる蘭州級ミサイル駆逐艦の2番艦で、高性能レーダーやミサイルの垂直発射装置などを装備し、「中国版イージス」とも呼ばれている。米国や日本が保有するイージス艦と比べてどの程度の性能を持つのかなど、ベールに包まれた部分が多いため、公開は大いに注目された。しかし、撮影は外観だけに限定され、事前にカメラ以外の手荷物は全て預けなければならないなど会場には緊張感も。乗組員へのインタビューも禁止され、公開は15分ほどで終了した。

中国は2007年、ブッシュ政権当時の米国に、太平洋をハワイを境にして東西に分割し、東側を米軍が、西側を中国軍が「管理する」という提案を行い、拒否された経緯がある。今回のリムパックに米国が中国を招待したのは、米軍が主導権を握る太平洋の管理システムを中国軍に納得させる狙いがあるとみられている。

 一方、中国は今回の招待を「中国共産党による外交成果の偉大なる勝利」(共産党機関紙「人民日報」傘下の国際情報紙「環球時報」)ととらえている。環球時報は「かつて米国は、人民解放軍のことを見下し、歯牙にもかけなかった。しかし、今回、合同演習に招待してきたのは、中国海軍が強大になり、太平洋を仕切るのに不可欠の存在になった証左だ」と自賛している。

◼︎政策的アピール

 今回の演習で海上自衛隊派遣部隊の指揮官を務める第3護衛隊群司令、中畑康樹海将補は、中国のリムパック初参加について「大歓迎だ。中国ほどの大きい国が、安定した安全保障環境に貢献していくことは良いこと」と述べたが、各国の指揮官が参加したレセプションの場では、日中の指揮官同士が会話する場面は見られなかった。また初参加の陸自は、「西普連」の通称がある陸自の離島防衛専門部隊、西部方面普通科連隊(長崎県佐世保市)の隊員ら約40人を派遣。1日に米海兵隊との離島奪還訓練を公開した。

防衛省関係者は「狙いは訓練で技量を上げる効果より、政策的なアピールにある」と本音を明かす。東シナ海で緊張関係にある中国が初参加したリムパックは、日米同盟の絆を中国軍関係者に見せつける絶好の機会というわけだ。

 産経ニュース(2014.7.7 )
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140707/chn14070711050002-n1.htm

                                             

筆者考:



 中国が「国産」と胸を張る「海口」は、将来的には空母護衛艦隊の中核となる蘭州級ミサイル駆逐艦の2番艦で、高性能レーダーやミサイルの垂直発射装置などを装備し、「中国版イージス」とも呼ばれている。米国や日本が保有する 『イージス艦』と比べてどの程度の性能を持つのかなど、ベールに包まれた部分が多いため、公開は大いに注目された。しかし、撮影は外観だけに限定され、事前にカメラ以外の手荷物は全て預けなければならないなど会場には緊張感も。乗組員へのインタビューも禁止され、公開は15分ほどで終了した。

※ 筆者註:イージス艦!・・・
イージス艦とは、イージス・システムを搭載した艦艇の総称。通常、高度なシステム艦として構築されている。
フェーズドアレイレーダーと高度な情報処理・射撃指揮システムにより、200を超える目標を追尾し、その中の10個以上の目標(従来のターター・システム搭載艦は2~3目標)を同時攻撃する能力を持つ。開発当初の目的である艦隊防空だけではなく様々な任務に対応可能な汎用性を持つため、アメリカ海軍ではイージス艦のみで水上戦闘群を編成している。

イージス(Aegis)とは、ギリシャ神話の中で最高神ゼウスが娘アテナに与えたという盾(胸当)アイギス(Aigis)のこと。この盾はあらゆる邪悪(敵からの攻撃)を払うとされている。

♦︎ 僅か15分で終わった公開!・・・

♦︎ 軍事合同演習を花嫁披露宴とでも思っているのか?花嫁は支那海軍が誇る超美人のイージス艦で勿体ぶって、ちょっと!見せただけ!・・・

♦︎ 米国も、オバマ大統領も大分嘗められ、苦虫を噛んでいる!・・・

♦︎ 公開などと呼べる代物ではなく、張ったりを噛ませる意外は何物ではない!・・・

♦︎ 今回の支那を招待して行われた環太平洋合同演習(リムパック)には文字通り太平洋の如きの広大で茫洋とした違和感が漂う!・・・

♦︎ 理由は、米軍が主導権を握る太平洋の管理システムを中国軍に納得させる狙いがあるとみられているが、夜郎自大の支柱那が納得する筈がなく、好機到来!とばかり支那海軍の偉容を米国、日本、東南アジアに見せ付けた!・・・

ミイラ取りがミイラになった!❞、・・・

今回の環太平洋合同演習(リムパック)に支那を招待する決定を下したのは勿論!、米国オバマ大統領で有る事は一目瞭然です。何せ米国軍隊の総司令官は大統領であり、太平洋艦隊の司令官の一存では決められません!。


◼︎ 米軍が主導権を握る太平洋の管理システムを中国軍に納得させる狙いがあるとみられている。
◼︎「狙いは訓練で技量を上げる効果より、政策的なアピールにある」と本音を明かす。東シナ海で緊張関係にある中国が初参加したリムパックは、日米同盟の絆を中国軍関係者に見せつける絶好の機会!。


一方支那は!・・・

◼︎中国は今回の招待を「中国共産党による外交成果の偉大なる勝利」と喧伝。

◼︎ 今回、合同演習に招待してきたのは、中国海軍が強大になり、太平洋を仕切るのに不可欠の存在になった証左だ」と自賛している。


筆者考: 太平洋の安全保証環境に寄与出来るではなくて、『仕切る!』との表現に共産党支那政府及び海軍の奢りが察知出来る!。
支那に牽制球は投げる目的(米国が主導権を握る太平洋の管理システムを納得させる)は徒労に終わり、逆に支那政府が増長する!、・・・詰まり、❝ミイラ取りがミイラに成った!❞ 結果と成りました。

日本の海上自衛隊の反応は!・・・

今回の演習で海上自衛隊派遣部隊の指揮官を務める第3護衛隊群司令、中畑康樹海将補は、中国のリムパック初参加について「大歓迎だ。中国ほどの大きい国が、安定した安全保障環境に貢献していくことは良いこと」と述べた。

東シナ海で緊張関係にある中国が初参加したリムパックは、日米同盟の絆を中国軍関係者に見せつける絶好の機会というわけだ。

筆者考: ❝ 支那が安全保障環境に貢献して行く!❞・・・何処を押せばこんな言葉が出て来るのか?、筆者の理解力を超えています。

此れもまた、納得出来ずに筆者は更に大きな違和感(海上自衛隊のまた危機感欠如なのか?)に包まれました!、・・・。
外交辞令でも有るのでしょうが!、・・・ベトナムやフリッピンのように実際に『支那の南シナ海・海洋権益拡大』の脅威に晒されている国々は今回の支那海軍を交えた環太平洋合同演習は如何に映るか?、米国は再度、支那に屈して現在起きている南シナ海での支那の侵略、領土強奪には傍観を決め込む!との印象を持ち、絶望的になっているかも知れません。