2024年4月8日月曜日

【避けたい〘食べ合わせ〙10選‼・・・

クリームシチューにほうれん草を加えたり、ビールと一緒にナッツをつまんだり、サラダに低脂肪ドレッシングをかけてヘルシーなランチを目指したり。いずれも非常に相性が良いと考えられがちな組み合わせだ。

 然し、食品と健康の専門家のなかから、健康の観点から避けた方が良いという見解も出ている。
米健康情報誌のヘルス・ラインヘルス・ダイジェストなどが取り上げるフードコンビネーションから、一緒に食べるのを控えたい10の組み合わせをご紹介致します。

#1)ほうれん草と乳製品:

ほうれん草などシュウ酸塩を含む食品と、乳製品などカルシウムを多く含む食品を同時に摂取すると、体内で不溶性の化合物を形成する可能性がある。結果として、良い作用と悪い作用が生じる。
 良い作用として、特定の腎臓結石のリスクが低下する。
然し、悪い作用として、カルシウムの吸収効率が低下してしまう。
カルシウムの摂取を心がけている場合、ほうれん草と同時に食べることは避けた方が良い。

#2)ベーコンと卵:

 卵には栄養が豊富だが、ベーコンと一緒に食べると消化が悪くなる可能性がある。タンパク質は三大栄養素のなかで最も分解しにくいため、一度に多くを消化するのは困難だ。
 ベーコンの代わりに、全粒粉のトーストや果物など、複合炭水化物と一緒に卵を食べると良いだろう。

#3)ヨーグルトとグラノーラ:

 ヨーグルトとグラノーラは健康的な朝食に思えるが、砂糖が予想以上に多く含まれていることがある。砂糖の過剰摂取は、肥満や心臓病、糖尿病などの健康問題を引き起こすおそれがある。また、甘いヨーグルトやグラノーラは風味も良く、ついつい食べ過ぎになりやすい。砂糖たっぷりのヨーグルトとグラノーラの代わりに、高タンパク質のギリシャヨーグルトとフルーツなどの複合炭水化物を食べると、より良い1日のスタートとなるだろう。

#4)マフィンとオレンジジュース:

 マフィンとオレンジジュースは血糖値の急激な変動を招き、疲労感を引き起こす。甘いマフィンとオレンジジュースで血糖値が急上昇したあと、一定時間後に今度は急降下するためだ。
 似た組み合わせでも、改善できる方法がある。全粒粉を使ったマフィンと、ジュースではなく果物のオレンジを摂取すると、食物繊維をより増やすことができ、血糖値の安定につながる。

#5)ハンバーガーとポテト:

 ハンバーガーとポテトのセットを注文するのであれば、ハンバーガーを2つ注文する方が栄養バランスの点で良い可能性がある。
 ハンバーガーのみの食事とするほうが、ミートパティなどのタンパク質が増え、炭水化物を抑えられるためだ。
 これにより、血糖値の急激な上昇を避けられる。
ハンバーガーには、肉、バンズ、野菜が含まれている。
 1つでなく2つ食べることでカロリーは増えるが、栄養素をバランス良く摂取できる。ハンバーガーのパティをダブルにしてもよい。

#6)サラダと低脂肪ドレッシング:

 サラダに低脂肪ドレッシングを使うと健康に良いとされるが、脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)の吸収には脂肪が必要だ。
 脂肪の少ない低脂肪ドレッシングでは、これらの栄養素の摂取が阻害される可能性がある。米パデュー大学のマリオ・フェルッツィ准教授(食品科学)は、米アトランティック誌に、「無脂肪ドレッシングのサラダは低カロリーだが、脂肪がないために野菜を食べる利点が失われる」と語っている。

#7)ワインとデザート:
 
ワインとデザートの組み合わせは魅力的だが、注意が必要だ。アルコールはインスリンの分泌を促し、血糖値を上昇させる。
 デザートの糖分が脂肪に変わりやすくなり、体重増加につながる可能性がある。デザートのお供はコーヒーや紅茶を選択すると良い。

#8)ペパロニとピザ:

 ペパロニピザは高カロリーであるほか、ナトリウムと飽和脂肪酸が多いため、心臓病リスクを増加させる可能性がある。
 ピザを食べるときは、野菜など栄養豊富なトッピングに変更すると、ペパロニピザよりは健康的な食事となる。

#9)食前・食後の緑茶・紅茶・コーヒー:

 貧血に悩んでいる人は、食事の前後に緑茶、紅茶、コーヒーなどを飲むのを避けたほうが良いかもしれない。
 それらに含まれるタンニンは鉄の吸収を悪くしてしまうからだ。

#10)ビールとナッツ:

ビールのお供にナッツ類をチョイスすると、翌日の二日酔いがより重くなるかもしれない。塩分の多い食べ物を食べると喉が渇き、さらに多くのアルコールを摂取したくなるためだ。
 また、アルコールは胃酸の逆流症状を悪化させる。
塩辛いナッツ類に手を伸ばす代わりに、野菜の盛り合わせなどをオーダーすると、翌朝すっきりと目覚めやすいだろう。