2019年2月23日土曜日

「ドナルド・トランプ」が撃ち殺された!・・・ドナルド・トランプと名付けられた『アラスカン・マラミュート犬』の悲劇!・・・


「ドナルド・トランプ」という名の犬の悲劇


飼い主がネットにアップした「ドナルド」の写真。「隣人に4発撃たれて死んだ」との不正確な記述が復讐コールを巻き起こした GoFundMe

<「ドナルド」が撃ち殺されると、名前が名前だけに「民主党支持者に殺されたのではないか」と騒然となった>

「ドナルド・トランプ」という名前の犬が射殺された。4発撃たれ、苦しんで死んだ。飼い主がトランプの熱心な支持者だったこともあり、トランプが嫌いな人物によるイデオロギー的犯行ではないか、という見方も浮上し、町は不穏な空気に包まれた。いったい何が起こったのか。

ミネソタ州在住の男性ランダル・トム(59)は2月11日、前日に撃たれて死んだ飼い犬の写真をフェイスブックに投稿した。犬種はアラスカン・マラミュートで、トランプが大統領選で勝利した2016年に生まれたことから「ドナルド・トランプ」と名付けられた。「近所の人間に殺された」と、トムは書いた。「クソ野郎のせいでドナルドは14時間以上も苦しんだ。ドナルド、お前のことを本当に愛していたよ」

これに対し、報復と暴力を呼び掛ける投稿が相次いだ。「犯人を8回撃ってやれ」とか、「動物虐待や赤ん坊殺しを平気でするのは、理由もなく何でも殺す奴だ」というコメントもあった。

「ドナルド・トランプ」という名前や政治的イデオロギーが原因で射殺されたのでは、という見方も浮上。「ゲスなリベラル主義者」による犯行をほのめかす者もいた。クラウドファンディングサイト「GoFundMe」でトムの友人が立ち上げたとされるキャンペーンの説明文には、「いまいましい民主党主義者」によって犬が殺されたとあった。

ドナルドを撃った人物の身元は明らかにされていないが、ネット上では噂が一人歩き。民主党支持者と名指しされた住民が脅迫に慄く事態になった。

公共の安全を守る必要に迫られた当局は、事件当日の事実関係の捜査に乗り出した。その結果、ドナルド殺しについて犯罪行為はなかった、と結論付けた。「犬を射殺したのは、私有地内の家畜を保護するためであり、合法的だった」

実はトムは、よくドナルドを放し飼いにした。そのためのトラブルで、近隣住民は過去3年間に14回も警察に通報していた。住民が噛まれた、他の犬に襲いかかった、羊や鶏などの家畜を殺した、牛や鹿を追いかけた、等々。AP通信によると、トムは2015年にも「犬と猫を放し飼いにして」起訴された。

無責任な飼い主とネットのためにドナルドと罪のない住民が苦しんだ。

(翻訳:河原里香)

                                                      

  

■【アラスカン・マラミュート(Alaskan Malamute)】:
犬の品種のひとつ。スピッツ系に属する犬!・・・
アラスカ州西部のスワード半島を主産地!・・・
外観からシベリアン・ハスキーと混同されるが、多くの面で異なる特徴を有する。



特徴!~、
✦ 体高よりも体長がやや長い形をしており、がっしりとした骨格と
         筋肉質のボディは北方犬特有のもの!・・・
✦ 骨量が豊富で、深い胸、力強い肩を有し、
        筋肉質の四肢は強靭で持久力がある!・・・、
極地での過酷な作業に適応している。軽快で安定した歩様は、非常に効率的で、長時間のそり引きを可能にしており、理想的なそり犬としての評価は今もって健在である。


シベリアン・ハスキーと比べると、全体的に丸みを帯びた容姿は、大型犬にしてはコンパクトな印象を与え、やや小さめの立ち耳、巻き尾、茶色の目を有する。
二重構造の被毛は耐寒性に優れており、油性を帯びた羊毛状の下毛は皮膚に分厚く密生して体温の拡散を防ぎ、上毛はそれを保護するのに十分な長さと硬さを備えた粗毛となっている。羽飾りのようにも見える巻き尾は特に被毛が豊富で、極寒の屋外で眠るときに顔を覆い、寒さから身を守るのに役立つ。毛色は明るいグレーから黒までの色合いで、下腹部や脚の一部などに白のマーキングが入る。顔のマーキングは顕著な特長となっており、常に白が優勢である。

成犬の体重は!~、
牝34キログラム前後、牡38キログラム前後!・・・
体高は!~、

牝58センチメートル前後、牡63センチメートル前後になる!・・・
オオカミに似た外観と鋭い目を有するが、性格は穏やかで愛情深く、人に対する親和性に優れており、忠実で献身的なコンパニオン・ドッグとなる資格を十分に備えている。



ドナルド・トランプの名を持つ
『アラスカン・マラミュート犬』の銃殺事件は!〜、
 現今の米国の病んだ社会を象徴している!・・・

米国社会の分断化!〜、
狂信的なリベラルオカルト教徒!・・・
国を愛する保守層!・・・
の対立がトランプ大統領の出現で浮き彫りにされ、近来は両者の対立が先鋭化している。
米国社会が、歴史の踊り場で混迷度が年々増幅している。

この歴史的な空間で起きた『アラスカン・マラミュート犬』の銃殺事件は、本来なら地域の問題、飼い主の無責任、近隣の住民の寛容度の問題であり、トランプ支持派、反トランプ派との確執に発展するべきではなかった。
この事件を報じたのは米誌ニューズウィークであり、
記事執筆者(ジェイソン・マードック)は、この事件を利用して、ネットを攻撃している。

■ ❝❝ 無責任な飼い主とネットのためにドナルドと罪のない住民が苦しんだ!❞❞、…

無責任な飼い主は兎も角も、
      ネットは非難するは的外れである。

何れにしても米紙ニューズウイークはバリバリのリベラル誌であり、此の様な事件を発掘しては、反トランプの姿勢を鮮明にして読者を誘導している。