2018年7月3日火曜日

【日の丸技術】:やったぁ!〜、はやぶさ2号の快挙 小惑星『りゅうぐう』に到着!・・・


2018年6月27日、小惑星探査機「はやぶさ2」が!~、
約3年半の宇宙航行を終え、
   目的地である小惑星「リュウグウ」に到着!・・・
眼前に広がる、人類が誰も見たことがない未知の世界に、関係者たちは大きな期待と、一抹の不安を隠せない!・・・



『はやぶさ2』がリュウグウに到着したことが確認された瞬間の管制室の様子!〜、
中央で拍手しているのが「はやぶさ2」プロジェクトを率いる
          津田雄一プロジェクト・マネージャー (C) JAXA!・・・

❝❝ 人類未踏の探査の入り口に立った!❞❞!〜、
プロジェクトを率いる津田雄一氏は、力強く、誇らしげに宣言した!・・・

◼︎【ついにリュウグウに到着!】:
 『はやぶさ2』は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2014年12月に打ち上げた小惑星探査機で、地球から約3億km(時期によって変わる)離れた小惑星「リュウグウ」を目指して航行を続けてきた。

ただ3億kmをまっすぐに飛んだ訳ではなく!〜、
実際には太陽のまわりを回るリュウグウに合わせるように、『はやぶさ2』もまた、太陽を回りながら、距離を縮めようにして飛ぶ必要があった為に、…飛行時間は約3年半(1302日)、総飛行距離は約32億kmにも達した。

『はやぶさ一号機』は!~、
 小惑星までの往路においてトラブルが相次いだ!・・・
その教訓が生かされ、後継機である『はやぶさ2』は大きなトラブルを出すことなく、順調に小惑星リュウグウに接近。そして6月27日9時35分(日本時間)、『リュウグウ』から約20km離れた場所に辿り着いた事で、『到着!』が宣言が出された!。

プロジェクトを率いる津田氏は、❝ 天にも舞い上がる気持ち、いつもは慎重さを心がけているが、今日ばかりは諸手を挙げて喜びたい!❞ と、気持ちを爆発させ!〜、
 
❝ ❝『リュウグウ』は人類が今日初めて到着した天体。誰も見たことがない、なにもわからない初めての世界の探査に今日から取りかかる。何が起こるか、どんな発見があるかわからないが、… 果敢に挑戦し、創造性をもって立ち向かう!❞ ❞と、抱負、意気込み熱っぽく語った。

◼︎【これから本格的に始まるリュウグウ』の探査】:


 明らかになる実体と探査に向けた期待が大きく膨らむ!〜、
到着までに送られてきた画像は、すでに研究者たちを興奮させている!・・・

『リュウグウ』は『そろばんの珠」のような、円錐の底部を上下に合わせたような形をしおり、…こうした形の小惑星は『コマ型』と呼ばれ、そんなに珍しくはない。
コマ型の小惑星は!〜、
自転が速いのが特徴であるにもかかわらず、リュウグウは比較的遅く、この点が謎となっている!・・・



距離が近づき『リュウグウ』の表面が鮮明になるにつれ!〜、
多くの特徴も明らかになってきた!・・・
✦ 大小さまざまのクレーターの数の多さ!・・・
 一般的に、一般的に、クレーターの数は表面年代にしたがって増加すると考えられている。… 詰まり、『リュウグウ』でのクレーターの数の多さは、かなりの昔から太陽系に存在し続けている小惑星の可能性が非常に高い。



 因みに、先代『はやぶさ一号機』が探査した小惑星『イトカワ』には、こうしたおわん形のクレーターはほとんど見られなかった。


✦ もうひとつの特徴は、リュウグウが暗い天体!・・・
 じつは冒頭の写真などは、見やすいように色や明るさを補正したもので、実際のリュウグウは下の写真のように、とても暗い

              ⬆︎ ⬆︎ ⬆︎ 
       地球とリュウグウの露出を合わせた写真の比較!〜、
実際のリュウグウはとても暗い (C) ONCチーム: JAXA、東京大学、高知大学、立教大学、名古屋大学、千葉工業大学、明治大学、会津大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所


            この暗さの理由は!〜、
炭素をたくさん含んでいるからだと考えられている!・・・
『リュウグウ』は元々、地上からの観測で、有機物などさまざまな化合物の形で炭素原子を含んでいる小惑星だと考えられていたが、それがより明確になった。

◼︎【科学的な魅力と、技術的な難しさ!】:
        『リュウグウ』のもうひとつの大きな特徴は!〜、
✦ ボルダー(岩塊)が多い!・・・
100mを超える大きなボルダーも見える!・・・
 一般的に、『リュウグウ』ほどの小さな小惑星は重力が小さい為、… 『他天体が衝突するとボルダーが飛び出し、これほどの数と大きさのボルダーは残らないは筈だ!』と言われている。
 過去のリュウグウに何が起きてこうなっているのか?は、今後の大きな研究テーマである。

ボルダーの多さは科学的な魅力である一方で、探査機を運用する光学チームの側にとっては頭痛の種になっている。
         はやぶさ2』は今年の秋以降に!〜、
リュウグウの表面に着陸し、試料(石や砂)の採取に挑む!・・・
 着陸場所は平坦であることが望ましいが、これほど迄に、総体的にボルダーが多いと、平坦な場所を探し出すのは、困難が予想されている。

津田氏は、…  ❝❝ 着陸の難易度が上がることは織り込み済みだったが、これほどとは!❞❞ と吐露する。

           理学チームは〜!、
 着陸が難しい場所ほど科学的に魅力があるので、
         あえて難しいところに降りるよう要求しがちだという!・・・
無理をして探査機を壊すのはもってのほかだが、かといって保守的になりすぎては大きな成果は生み出せないのも事実であり、此れが頭痛の種と吐露する。
 どこに着陸することになるのかは今後、理学と工学の両チームが話し合って決めることになるが、… 議論が白熱するのは避けられない。



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小惑星リュウグウに着陸する『はやぶさ2』の想像図 (C) JAXA


◼︎【日本と人類の新たな冒険の始まりを告げる鬨の声!】:
 こうした未知の天体を前にした喜びも、着陸できそうな場所がないことへの悩みも、人類未踏の地を訪れることができたからこそ味わえたものである。

        これまで宇宙探査は米国などがリードしてきたが!〜、
先代の『はやぶさ一号機』、そして『はやぶさ2」』によって、日本も大きな存在感を増してきており、…然もそれもトラブル続きだった『はやぶさ一号機』とは違い、『はやぶさ2 はすこぶる順調かつ健全な状態で小惑星に辿り着く快挙は世界の瞠目を集めている。

日本の宇宙探査が新しい時代に入った!〜、
そして同時に、
  太陽系や生命の起源に迫ることを目指し!・・・
❝❝人類の新たな冒険の始まりを告げる鬨の声でもある!❞❞

米国、欧州、支那、ロシアなどの宇宙開発予算の1/10程度の少ない予算で!〜、
世界が瞠目する成果をあげる日本のJAXA!・・・

『はやぶさ2』プロジェクトを率いる!〜、




津田 雄一:准教授
総研大所属分野 : 宇宙探査理工学講座 宇宙探査理工学分野
宇宙研研究系  : 宇宙飛翔工学研究系
担当授業    :

研究のキーワード 軌道力学、誘導航法制御、太陽系探査、宇宙機システム



日本の暗い世相!〜、
心身が萎えてしまうような、暗澹たる事象の連続の中で、
清々しいほどの爽快な朗報を日本国民に届けて、ともすれば日本人が自信を喪い脱力感に襲われる中!・・・

勇気づけて、日本人の誇りを取り戻して呉れた、『はやぶさ2』プロジェクトを率いる総研大・津田雄一準教授には感謝しても仕切れません!。
有難う御座いました!!!・・・。

引用記事:
「はやぶさ2」、3年半の宇宙航行を終え、小惑星リュウグウに到着