2024年4月17日水曜日

辞任した川勝平太知事に静岡県民の民度が反映されていた‼・・・

■【「ポスト川勝」の候補者調整が難航する
 静岡県知事選、リニア問題より複雑な〝お国事情〟】:

  静岡県議会議長に辞職届を提出した川勝平太知事
     (中央)=10日、静岡市葵区

静岡県の川勝平太知事の電撃辞任に伴う知事選が5月9日告示、同26日投開票という日程で実施される。川勝知事は、静岡では国や巨大企業に対して軋轢(あつれき)を恐れずにものを言ってきたイメージが定着しているが、全国的にはリニア中央新幹線静岡工区の着工を認めなかったことでよく知られている。そんな知事が辞任することから、これでリニア問題は一段落すると思われがちだ。
 しかし、現実はそう簡単な話ではない。むしろ混迷を極めているともいえるが、その背景には静岡県ならではの2つの事情がある。

南アルプスの生態系を守る:
第1点は、長らく続いた川勝知事のリニア問題への対応から、県民の環境意識が極めて高まっているということだ。
 環境保全に対する意識の高まりは世界的な傾向であり必要なことだが、静岡に限ると、静岡工区がある〝南アルプス〟の生態系を守るという意識が高い。

地元経済の繁栄を熱望する企業経営者らも「リニアができれば東海道新幹線の増便も期待できるが、環境対策をないがしろにしてリニアの完成を急ぐのはよくない」という。静岡市やその近隣など、いわゆる中部地域ではこうした声が強い。
 ただ、取材を進めると、このような傾向は川勝知事がきっかけこそつくったものの、川勝知事を信望しての話ではないのかもしれない、とも思う。

というのも、川勝知事は当初、工事に伴う大井川の水量減少に懸念を示した。「命の水を守る!」という発言に代表されるものだが、これなどは大井川の水を利用してきた中部地域の問題であり、浜松を中心とする西部地域や沼津を中心とする東部地域には影響が及ばない。
 川勝知事は順次争点を環境問題や工事の際の残土問題に拡大してきたが、なぜ一挙に全県にリニアへの懸念が広まったのかは謎だ。

 川勝知事は令和3年の4選をかけた知事選でリニア工事の弊害を強調し、95万票超を獲得して当選。自民党の前参院議員との一騎打ちで33万票もの差をつけて圧勝している。

この現象について、ある県内の識者は「川勝氏の人気というよりも、JR東海が不人気なのだろう」と漏らす。
県内には新幹線の駅が6つもあるが、それらの駅に停車する「ひかり」や「こだま」のすぐ横を「のぞみ」が勢いよく通過していく。
「その屈辱感を口にする県民は多い。しかも、これは県内全域で共通している」(県内識者)という。確かに、県内ではこうしたことがよく話題になる。

静岡県人の僻みが、 JR東海への怒りに成り、立ち向かう川勝平太知事に支持が集まり、選挙対立候補を圧倒的に蹴散らした。
偏狭な特亜人のような静岡県民の気質と言えるでしょう。
まさに、至言‼、…
❝政治家は選ぶ有権者の民度を反映する、
         民度以上の政治家は生まれない!❞、…
これを実証したのが静岡県民と言えるでしょう。

「一丸」となれない地域性:
これに加えて、今後大きな課題となるのは地域間の分断や対立をどう防ぐのか、という点だ。実はこれが最大の難題といえそうだ。

静岡県は西部、中部、東部・伊豆地方の3つに大別される。
これらはおおよそ遠江国、駿河国、伊豆国という別の国として発展し、明治の廃藩置県でも別々の県となった経緯がある。

江戸時代には幕府の軍事戦略上の政策で橋がなかったために往来が少なく、大井川の西(西部地域)と東(中部地域)では言葉や文化にも違いがある。富士川の西(中部地域)と東(東部地域)では電力の周波数が今でも異なっている。と同時に、この大きな地域のくくりで、いまだに地域間の分断が起きることもあり、川勝知事についても「西部ひいきだった」(静岡財界関係者)との声が聞かれる。

         大村慎一氏

今回の知事選には、元総務官僚で元副知事の大村慎一氏と前浜松市長の鈴木康友氏が出馬を表明しているが、大村氏は静岡市(中部)出身、対する鈴木氏は浜松市(西部)出身だ。
大村氏は静岡財界の一部が支援するが、知事が公選になった昭和22年以降は静岡市など中部地域出身知事が出ていないこともあり「中部出身の知事誕生は悲願だ」(同)ともいわれる。
 一方の鈴木氏は浜松財界が支援している。

     
           鈴木康友氏

このため、県議会の各会派や県内のさまざまな団体などでは、統一候補選びが難航。どちらかに絞ると、地域ごとの分断や対立にも発展しかねないため、その対応に腐心している。それこそリニア問題どころではないのだ。

県内では、最大都市の浜松市も、県庁所在地の静岡市も「人口減少など同様の課題を抱えており、一丸となって取り組む必要がある」(静岡市の難波喬司市長)が、静岡県にとっては何かと露見しやすい地域色の調整がまずは最重要課題といっても過言ではない。(青山博美)

                                          


ネット空間のニュース掲示板にどんな声が寄せられれているか?
覗いて見ましょう‼・・・

■ 静岡県は浜松市に県営野球場を建設する計画がありますが、最寄駅から遠く、海岸からすぐ近く、遠州のからっ風と呼ばれる強風の地区で、風が強い日は砂埃で前が霞むような地域であり、普通に考えれば『何でこんな場所に球場を?』『塩害と砂により完成後の維持費が大変そう』と誰でも考えるのですが、それらに目を瞑ってまでも強力に推進しようとしている。
その理由として、建設予定地の地権者が静岡県内で大きな影響力を持つ某自動車会社であることは公然の秘密なんですよね。 新しい県知事には当たり前の判断、某自動車会社の声に振り回されない人になっていただきたいです。 もちろん、リニアも国益を考えて判断できる人ですね

■ お国事情で思い出した事件がある。昭和の静岡で起きた静岡商組事件というものだ。大規模店舗法がアメリカの外圧により緩和、廃止される以前、当時の家電業界は一番大きいのがメーカーと系列下の販社の下にある街の電気屋さん、他に大型店、安売りのスーパー。この3つが三つ巴で争っていた。群雄割拠の時代でまだヤマダ、コジマが北関東の一隅にあった頃。
大店法では一定の売場面積を超える店舗の出店は商工会議所の審議委員会に議案が提出され決議を経る必要があったが、静岡では審議委員会の下に小委員会を作り、ここで全会一致しないと上程されない決まりがありこれを静岡方式と呼んでいた。静岡は小売に関して完全な無風地帯だった。 時代に取り残されると静岡商組の委員長が独断で九州の大型店と出店の協議に入ろうとすると商組の中で猛反対が起き、ついには委員長を追放。後に和解したが、横並び主義というのはかなり強い土地柄。

 静岡県は東海道五十三次の時代から大都市間の通り道として栄え、近代になっても新幹線や高速道路が真っ先に開通した。
静岡県には浜松、掛川、静岡、新富士、三島、熱海に6つの新幹線駅があり、それぞれの地域には小さいながら私鉄も通っている。つまり、街道沿いに小さな経済圏が分散しているのだ。 各経済圏は宿場町の時代から客を奪い合い、現在でも我田引水の争いを続けている。静岡大と浜松医大の合併問題が好例だろう。 そんな土地柄なので、投票で選ばれる政治家は、地元への利益誘導、ゴネて国や県のお金を地元に引っ張ってくることが力量だと信じられてきた。 全体を良くしよう、みんなで成長しよう、利他の精神など高い理念を持つ政治家はいない。視野が狭く、他人に対する許容力が乏しい島国根性がはびこる。

物凄く共感を覚えるコメントでした。静岡県民の狭量さが何処から来るのか?見事に掘り下げています。反駁の余地は全くありません!。

■ リニア問題もそうだけど、県西部地区に県営球場がないとして浜松の海岸近くに計画している新県営球場計画も白紙にしてもらいたい。海ガメの産卵エリアなので、これこそ、自然破壊だと思う。
 交通アクセスも悪いし、利用価値がないと思う。
川勝知事の考え方が納得行かない。
県営球場はエコパスタジアム周辺に建設すべき
  同じ西部地区内だし、JR愛野駅から歩いて行けるから。

■ 確かに静岡県は横に広すぎますね。
静岡県東部・伊豆地域で生涯一度も西部方面に行った事が無いという人も珍しくはありませんからね。 と、当該記事で一つ誤っている点は『その屈辱感を口にする県民は多い。しかも、これは県内全域で共通している』、、、ここは誤りですね。 少なくとも、東部・伊豆地域では殆どこの問題は気にしてませんね。 こだま&ひかりに乗ればすぐに都内にも行けますからね。 車とて2時間弱の距離。 要すれば、静岡県を周波数の分離ポイントである富士川を境に別々の県にしたほうがスッキリすると思いますけどね。

■ 川勝知事の組織票がリニア反対派なのは明白なので、次に反対派の知事が当選すれば、相当強固な組織があると言うことでしょう。
 静岡では、ある企業の組織票がないと立候補もできないと言われており、次の選挙でその組織力が見どころだと思います。

■ 単純に地元の経済力なのでは。
昔、東部の斉藤滋与史さんが知事の時は、大昭和製紙、日産等、東部の経済力あったんで。  リニア工事は、知事変わって緩和されても、大井川、南アルプスの地元の声がある限り、すぐに取り掛かって下さいとはならないと思います。 新幹線の件は、地元の人は、何も思ってないと思います。 のぞみが停まるに越した事はないけど、不満ないです。 名古屋〜東京ののぞみと、30分も到着時間が違うとかなら別ですが、一番、遠い浜松〜東京のこだまでも、10分くらいしか変わらないので。

■ 静岡(中部)と浜松(西部)の戦いになってきた。
鈴木氏には西部の財界が、大村氏には中部の財界がそれぞれ支援する構図。県民で一有権者である私には、政策の違いがわかりやすければどちらに投票するかわかりやすくなるのに。
なお、スズキ自動車の鈴木修会長がリニアに反対していたというのは、ちょっと考えれば当たり前の話だ。
スズキ自動車には工場が大井川下流域にあり大井川の水を工業用水として使っている。また、下請けの会社も何社かこの地域にある。従業員もこの地域に住んでいる方たちが居る。 大井川流域では、過去20年の間に3年に2回の頻度で取水制限が起きている。なので万が一にもリニア工事によって生産活動や生活に不便が出る可能性があるなら、会社ぐるみでリニアに反対していたのは当たり前

■ >川勝氏の人気というよりも、JR東海が不人気なのだろう
これに尽きるのですが、県外の方はその肌感覚がない。 JR東海は静岡県との友好関係を維持するための経費など無駄と考えていたと思います。 それが空港新駅やのぞみ停車等の拒否の仕方に繋がっています。 どちらも需要無いとの御意見ですが潜在需要はそこそこあります。 しかし潜在需要の掘り起こしはしないし、県政・県財界・県民側は営利企業がやることだから損してまでやれとは言えんので不満を持ちつつも車社会に切り替えてきました。 もっと日常的な部分でも平野部が線路で分断されていたり、地元行事や沿線の工事に対して非常に非協力的、各種の交渉時に不遜な態度が目立つことなども相まって一定程度の不信感・不満が燻っていたのです だから協力を求められたとて積極的になる筈もないのです。 迷惑じゃなきゃやっても良いよ。(迷惑ならやめろ) 静岡県の正直な気持ちです。

■ 川勝氏が退いてもリニア建設が進むとは限らない。リニア妨害が川勝氏の意思ではなかった可能性があるからだ。マスコミはスズキ自動車が川勝氏にリニア妨害を指示したかどうか検証して欲しい。スズキの会長がJR東海の会長と犬猿の仲だとかいう報道もあるし、スズキ本社前の踏切が怨恨の原因だというコメントも見たことがある。万が一そんなくだらない一企業経営者の個人的な怨恨が原因でリニアを妨害していたとするとやりきれない。

可也、静岡県民の方からの投稿と思えるものが散見できます。サンプルが僅かなので断定は出来ませんが。
何れにしても静岡県民の多くはリニアに反対している観があり、それが知事選に影響するのが一目瞭然です。

其々の理由は尤もですが、事象を私的な感情で捉え大局的な判断は苦手な静岡県民だと言えるようです。

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