2024年10月3日木曜日

狂気(凶器)世界で浮遊する支那共産党政府 『台湾独立派』に対して死刑宣告!…

台湾の頼清徳・新政権!〜、
   発足して二カ月余りが経過した!・・・
頼氏は五月二十日の総統就任式で〘中華民国(台湾の公式名称)と支那民共和国は互いに隷属しない〙と述べるなど、… 支那とは距離を置く姿勢を示して来た。
この発言は〘台湾は支那の一部だ〙とする支那共産党の主張を否定したものだとして、支那当局からは〘台湾独立(本音)の自白だ〙と強烈な反発を受けている。

6月21日に支那/公安省や国家安全省など5省庁は!〜、
  台湾独立を目指す『頑迷な分離主義者』を
    処罰する新たな指針を公表した!・・・

指針には、『台湾独立派』に対し!〜、
 『最高刑は死刑』とする内容が盛り込まれており、
      物議を醸した!・・・
今回の指針の発表時期は、頼氏の総統就任式から一カ月に合わせており『演説への報復』と分析する台湾の政府関係者がいる。

  故鄧小平氏の生誕120年の記念行事で演説する
    習近平国家主席(北京の人民大会堂)

支那は『台湾独立派』に対しては2005年に!〜、
台湾独立の動きを違法だとする反国家分裂法を制定している!・・・ 

その後も反スパイ法を強化するなどしてきたが、ここへきてついに『死刑』を持ち出した。これは台湾に対する恫喝であり、…
まさに『法律戦『世論戦』『心理戦』を駆使した揺さぶりである。
これらの三つの非物理的戦法でステルス攻勢を展開して、敵側の抵抗意欲を無くす事が狙いだとされている。

◼︎  民主党政権時代の悪夢:
処で、支那共産党政権が死刑をちらつかせて他国を揺さぶるのは、…これが初めての事ではなく、代表的な例が、2010年に尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で起き支那漁船衝突事件。
この年の9月7日、尖閣諸島沖の日本領海内で!〜、
   違法操業の支那漁船が、停船命令を無視して
       海上保安庁の巡視船に体当たり衝突した!・・・
海上保安庁は漁船の支那人船長を公務執行妨害の疑いで逮捕し、
 那覇地検石垣支部に送検、日本の国内法に従って
      法的手続きを進めようとした。

然し『尖閣諸島は支那固有の領土だ』と主張する支那共産党政府は猛反発し、日本に対し船長の釈放を強く求めて、日支間で大きな外交問題に発展したが、…日本側は当初、支那の圧力を跳ね除けるつもりだった。
このような状況下、9月20日に支那当局は突然!〜、
    河北省で日本の建設会社の
       会社員四人をスパイ容疑で逮捕した!・・・

これは旧日本軍の遺棄化学兵器の処理に向けた調査で日本人が現地入りしており、… 危険な場所だけに『軍事管理施設』とされて一般人は立ち入り禁止にされていた。
そこへ日本人会社員は支那人の案内で連日のように調査に入っていたのがある日、急に支那人の都合がつかなくなった。
そこで日本人だけで調査に入った処、『許可なく軍事管理施設に入り撮影した』との理由で当局に逮捕された。
 これは、冤罪以外の何ものでない。

産経新聞の北京特派員がその夜、国営新華社通信の英語版記事が流れてきて『四人は死刑判決を受ける可能性がある』と記されていた事に愕然して、急いで東京の本社に連絡し、速報記事を送った。

当時の民主党の菅直人政権は!〜、
『日本人が支那で処刑されるかもしれない』と動揺!・・・
即座に支那人船長を処分保留のまま釈放して仕舞まった。
そして日本人4人逮捕から5日後には、船長は支那に帰国した。

死刑カードをちらつかされただけで日本政府は!〜、
    あっさり支那共産党政府の軍門に降った!・・・
日本外交が完膚なきまでも敗北したのを、今で屈辱、苦渋の記憶が鮮やかに残る。船長は衝突事故当時、酒を飲んでおり、いってみればならず者同様な人物が釈放されて帰国した際には英雄のように出迎えられたのである。

     孟晩舟(モウ・ワンシュウ)
   常に7カ国のパスポートを所持していた。
   間違いなく支那の工作人と言われていた。


2018年には、支那とカナダの間で同じようなことが起きた。
支那の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の副会長兼最高財務責任者(CFO)の孟晩舟氏がカナダの治安当局に拘束された際、…支那は早速、報復として支那国内にいるカナダ人を麻薬密輸やスパイなどの容疑で次々と逮捕した。

驚かされたのは、すでに前年の2017年に麻薬密輸罪で懲役十五年の一審判決を受けていたカナダ人男性が上訴(控訴)していたのが、…
その男性に19年になって一審差し戻し判決(事実上の二審)で死刑が言い渡された事である。

一審で懲役15年、2審で死刑!〜、
      例え独裁国家とは言え、通常あり得ない!・・・
カナダのトルドー首相(当時)は『支那が恣意的に死刑の適用を選んだ事は、カナダや国際社会全体にとって重大な懸念である』と支那を批判していた。
 結局、孟晩舟氏は21年に司法取引が成立して、意気揚々として支那に帰国した。そして先のカナダ人男性の死刑は執行されなかった。
結果的に支那の『死刑カード』は抜群の効果を見せた。

◼︎  効果失った従来のカード:
何れにして、民主主義国家に対しては死刑カードは!〜、
     非常に効果があるのは否めない!・・・
  どうしても政権が動揺するわけで、台湾に対しても
仮に台湾人に死刑判決が出れば政権は動揺せざるを得ない。

なぜ今、支那は対台湾で『死刑カード』を持ち出したかといえば従来の支那の台湾に対するカードが、いずれもあまり効かなくなっているのが背景にある。

第一は、台湾と外交関係のある国の引き剥がし:
蔡英文前政権の八年間で、支那は10カ国を台湾と断交させた。
蔡政権が発足する2016年時点で22カ国が台湾と国交を持っていたが、たが、今では12カ国にまで減ってしまった。

ただそれで、さほど台湾は打撃を受けてはおらず、それ処か最近は欧米諸国も台湾との関係を深めているので、南米や太平洋の小国との国交が断たれても大問題とはならない。
嘗ては台湾と国交のある国に対しては、支那と台湾が自国に引き寄せるべく援助合戦を繰り広げてきたが、… 台湾としては援助する国の数が減ったため外交予算が余り、浮いた分を他のことに使えるメリットが生じている事、支那による『断交カード』は、殆ど無意味となっている。

第二は、『軍事演習カード』:
頼総統の就任式が五月二十日にあり、その3日後の23日に支那は台湾周辺で軍事演習を行った。頼氏の総統就任演説が強硬的なものだったので、それに対する報復としての軍事演習だったのが、何とその日に台湾の株価が史上最高値を更新してしまった。

通常、その地域の情勢が不安定だとみなされれば株価は急落するものが、… 今回は逆に株価が跳ね上がって仕舞った。
台湾の投資家たちに『この程度の事しかできないのか』と見限られ看做された。軍事演習カードの効き目も思ったよりは効き目なし。

第三は、台湾産品の輸入禁止カード:
支那はこれまで台湾産のパイナップルや高級魚ハタなどを、いろいろ難癖をつけて輸入禁止にしてきた。然し、果物や魚を輸入禁止にしても、台湾の経済にはそれほどの打撃にはならない。

それに、台湾は果物や魚を別の国に輸出することも可能で、…
支那中による台湾産パイナップル輸入が禁止される以前、日本で消費するパイナップルに占める台湾産の割合は1%程度だったが、最近はそれが九%程度にまで上がっている。

こうして、支那の台湾に対する断交、軍事演習、経済制裁のいずれのカードも効き目がなくなりつつある。
そこで支那としては最後の手段として『死刑カード』を出さざるを得なかったのだとの見方もある。

今の処、台湾の社会は平静を保っており!〜、
  頼総統は支那には域外の台湾人民を
      訴追する権限はない!と一蹴している!・・・
支那に近いとされる野党・国民党ですら同様に支那の指針に対して反発している。当然の事ながら、支那の裁判所は台湾に対する管轄権がまったくない。支那当局が台湾独立派に対して『死刑を含めた厳罰』との指針を発表しても、…『実効性がなく台湾で暮らす人々の生活への影響はほとんどない』とのどこ吹く風である。 
 とはいえ今後、具体的にある台湾人Aさんが支那当局に身柄を拘束され、実際に死刑判決が下されるれれば、台湾側も平静ではいられず、台湾国内は騒然!とする事がう予測できる。

              黄澎孝

支那問題に詳しい台湾の政治評論家、黄澎孝氏!〜、
今回の指針について『死刑』という言葉が強調された事に意味がある」と分析し、支那がこれから、支那在住の台湾人を台湾独立派と決めつけ死刑判決をちらつかせて、台湾に理不尽な要求を突きつける場合、頼政権はかなり難しい判断を迫られるだろう〙、・・・
            指摘している。

◼︎  『支那/台湾交流』は先細り必至:
本当にバリバリの台湾独立派の人は!〜、
    支那大陸に行くような事は滅多にいない!・・・
故に、まず捕まったりすることはない!と思われる。
現在、支那大陸には百万人以上の台湾人が仕事の関係などで滞在しているが、…どちらかといえば支台統一に理解を示すこの人たちのほうが支那当局に拘束される可能性が高い。

日本人でもスパイなどの容疑で10数人が支那当局に拘束されているが、… 大半が
親支那派とみられている人たちであるのは皮肉な事と言える。本当に反支那の人は支那に行かないので捕まる筈がない。
同様のことが台湾人についても言える。

問題は、支台以外の第三国に滞在している台湾人の場合。
これは犯罪者ではあるが、東南アジアなどの国々に滞在して『母さん、オレオレ』とか『あなたの息子さんが交通事故を起こしました』などと電話やインターネットを使って詐欺を行い、現地警察に摘発された台湾人が支那本土に送られるという事例が以前から多発しており、その総数は6百人以上ともいわれている。

支那当局は東南アジアの国々に対し!〜、
      捕まった台湾人は皆、
    支那人だから支那に引き渡せ!と強要する!・・・
多くの国は支那とトラブルを起こしたくないし、そもそも犯罪者なので早々に台湾人を支那に引き渡す。
 因みに支那では詐欺の法定刑が重く、台湾でなら懲役3~4年で済む犯罪も支那本土で裁かれると懲役15年になる場合がある。
 こうして多くの台湾人犯罪者が、支那本土で収監されている。
こうして支那は国際社会に対しては『支那は一つ(台湾は支那の1部)』だという既成事実を、着々と積み上げている。

恐ろしい事ですが、犯罪を犯さねば良い事、東南アジアに住む台湾人はこれを心に刻み、ヒビの生活を送る事心がけるは必至となるでしょう。
なお近年、存在が指摘されている支那の『海外警察署』についても留意が必要。これは元来、支那の汚職官僚などが海外に逃亡した場合に捕まえるために設置したのが発端であり、… 各国とも、それを半ば黙認していたのである。

そのうちに、支那から海外に逃れた人権活動家や民主化活動家らも海外警察署の摘発対象になっていった。そして今後は、『台湾独立派』の人たちも海外警察署に拘束されかねない恐れが十分過ぎる程にある。

これは日本人も❝❝対岸の火事!❞❞だと思うのは危険であり、…
日本人も『台湾独立派』だと認定される可能性がある。
例えば3年前、参議院本会議で『WHO(世界保健機関)の台湾への対応に関する決議』が全会一致で可決されたが、支那側の解釈次第で、日本の参議院議員は全員が『台湾独立分子で死刑に値する』となりかねない!。故に、参議院議員の誰かが訪支したら、場合によっては拘束されて厳罰を科される事がないとは言い切れない!…

また、日本国内にも支那の海外警察署があるとされている!〜、
    これまで日本人が拘束されるような
  案件は確認されてはいないが、今後の動向に注意は必要!・・・

支那には日本で警察権を行使できない。もし日本人の台湾独立を支持している!として拘束したら、日本の主権を侵す事になり、日本政府は支那との国交断絶を宣言せざるをえず、重大な国際問題へと発展するは必定となるでしょう。
日本は支那に対して恐れず毅然!断固!とした姿勢を示さねばならないでしょう!。

さて台湾当局はこうした支那共産党政府の出方に対策の打ちようがなく、…6
月下旬、支那への渡航注意情報を二番目に危険なレベルに引きた。今後、支那大陸へ行く台湾人はどんどん減り、支台のデカップリング(切り離し)が加速にするは必至となる。

      そもそも最盛時には!〜、
    支那大陸には2百万人の台湾人が滞在していた!・・・
した。然し、支台関係が冷めてくるにつれて緩慢だが台湾人は引き揚げを始め、… 現在は在支那台湾人は百万人ほどに半減してる。
仕事の関係でどうしても戻れない人は別として、今後も支那大陸から台湾人が逃げ出す流れは絶え間なく続く事が確信的となる。


                                           


台湾政府は支那デカップリングを更に深化させ、完全に支那との関係を断ち切らねば、何れは支那共産党呑食される運命には逆らえないでしょう!。
     断ち切るのは即ち!〜、
     台湾独立宣言しか術がない!・・・

これは支那との軍事衝突を覚悟せねばならない。
悲しいことに現在の台湾の軍事力は強大な支那の軍事力対抗する事は不可能である。
となると、米国、日本が台湾を支援し、共々!、支那共産党と戦わねばならなくなる。
そこまで、日米両国は決断できるか?

参考文献:
■【台湾独立派「最高刑は死刑」…
     中国の新指針、日本人に危険も 矢板明夫】: