2015年3月19日木曜日

米教科書「慰安婦」に事実と異なる記述 識者19人が訂正要求


米国の公立高校で使われている世界史教科書に、慰安婦問題について事実と異なる記述があるとして、現代史家の秦郁彦氏ら日本の有識者19人が立ち上がった



      米教科書の記述訂正を求める声明を発表した秦郁彦氏=17日、日本外国特派員協会

明確な事実誤認部分8カ所について、米大手教育出版社「マグロウヒル」に訂正を求める声明を公表したのだ。この教科書の記述については、安倍晋三首相も問題視しており、官民一体での改善要求となりそうだ。

 声明に名前を連ねたのは、秦氏のほか、京都大学の中西輝政名誉教授や、筑波大学大学院の古田博司教授、埼玉大学の長谷川三千子名誉教授、東京基督教大学の西岡力教授、拓殖大学の呉善花(オ・ソンファ)教授、同大の藤岡信勝客員教授、福井県立大学の島田洋一教授、明星大学の高橋史朗教授ら。

 マグロウヒルの教科書「伝統と交流」には、事実無根の記述とともに荒唐無稽な誇張表現が見られる。

 例えば、「慰安婦たちは、1日あたり、20人から30人の男性の相手をさせられた」と記されているが、前段階で慰安婦の人数を「約20万人」と記述していることから、声明では、単純計算で旧日本陸軍は慰安婦から毎日400万~600万回の性的な奉仕を受けていたことになると指摘。1943年当時の旧日本陸軍の兵力は100万人だったことを考慮すると、全員が「毎日4~6回」慰安所に通ったことになると分析した。

秦氏は17日、日本外国特派員協会での討論会で、「兵士たちは戦う暇がないほどで、それほど誇大な数字が(マグロウヒルの)教科書に記述されている」と指摘した。

筆者寸評:
単純計算で旧日本陸軍は慰安婦から毎日400万~600万回の性的な奉仕を受けていたことになる!『兵士たちは戦う暇ない』・・・この指摘に米国の歴史学者や大学教授は応えなけらばなりません。人を教える立場の人間が事実を指摘される逆ギレするは特亜の工作資金に毒されている証拠です。

 慰安婦の人数を「約20万人」と記述している点も、秦氏の推計では約2万人だとして「誇大すぎる」と強調。慰安婦の出身も「大半は朝鮮および中国」とあるが、秦氏の推計では、約2万人の慰安婦のうち、最多は日本人で約8000人、朝鮮人は約4000人、中国人やその他が8000人で、誤りだとした。

寸評:
日本人の慰安婦は8000人のいたとは、驚きでした。始めて知りました。


 この教科書の記述をめぐっては、安倍首相も今年1月29日の衆院予算委員会で、「本当に愕然とした。主張、訂正すべき点を国際社会に向かって主張してこなかった結果だ」「国際社会の正しい理解を得るべく、国益に資するよう、戦略的、効果的な発信に努めていきたい」と発言。

 在ニューヨーク総領事館員が昨年12月、同社の担当幹部と面会し、「慰安婦などで重大な事実誤認や日本政府の立場と相いれない記述がある」として、記述内容の是正を要請している。

寸評:
日本政府の記述内容の訂正要望に対しては、・・・グロウヒル社側はこの抗議や要求をはねつけた。「慰安婦の歴史的事実について、学者の意見は一致している。わが社は執筆陣の著述、研究、表現をはっきりと支持する」と述べたと言われている
日本外務省はこの記述の執筆者であるハワイ大学の現代史のハーバート・ジーグラー准教授にも抗議した。だが同准教授は「出版社も私も、日本側の主張はまったく考慮しない」と反論したという。
此れが米国の識者(大学教授、歴史専門家)どもの知的レベルであり、此れでは冷静に討論しお互いに意見に耳を傾けて、誤りを修正するなど夢物語!と言えるでしょう。

ZakZak (2015.03.18)


                                        


筆者考:

昨年『日本国・外務省』は昨年12月、米大手教育出版社「マグロウヒル」に慰安婦問題で誤った記述が有るとして訂正を求めたが鎧袖一触で蹴られている。
此れについての詳細が以下の記事に記述されています!・・・

◼︎【[古森義久]【慰安婦問題で日本政府反撃】~米・教科書の記述訂正求める~】:
 Japan In ーDepth  2015/1/19

日本政府がついにアメリカの教科書の慰安婦誤記に抗議して、訂正を求めた。教科書出版社側はこの要求を拒否した。だがこのやりとりでは米側の「逃げ」の特徴が明確となったこの点から日本側にとっての少なくとも二つの貴重な教訓が浮かび上がるといえる。
日本政府がアメリカの大手出版社の教科書部門「マグロウヒル・エデュケーション」に対し昨年12月、抗議をしたことが1月16日の報道で明らかとなった。日本の外務省が同社発行の教科書の日本の慰安婦に関する記述が間違っているとして訂正を求め、同社はこれを拒絶したというのだ。

日本政府が修正を求めた記述は!・・・

「日本軍は大戦中に14歳から20歳の女性を20万人も強制徴用し、慰安所と呼ぶ軍の売春宿で働かせた」

✦ 「日本軍はその(慰安婦奴隷化の)活動を隠すために多数の慰安婦を虐殺した」

とんでもない虚構である。だがマグロウヒル社側はこの抗議や要求をはねつけた。「慰安婦の歴史的事実について、学者の意見は一致している。わが社は執筆陣の著述、研究、表現をはっきりと支持する」と述べたというのだ。
日本外務省はこの記述の執筆者であるハワイ大学の現代史のハーバート・ジーグラー准教授にも抗議した。だが同准教授は「出版社も私も、日本側の主張はまったく考慮しない」と反論したという。

さてこの日本政府の動きは慰安婦問題での国際的な濡れ衣を晴らすための対外発信の第一歩として歓迎すべきである。この種の抗議を何度も何度も繰り返すべきだ。そのためには今回のアメリカ側の反応の特徴を銘記しておくべきである。

第一の特徴は慰安婦問題での自分たちの記述の根拠には触れないという点だった。「軍による強制連行」、「20万」、「性奴隷」、「慰安婦多数の虐殺」、などいずれも一方的なデマなことはもはや確認された。それでもなおその虚構の糾弾を日本側に浴びせるのならば、浴びせる側がその内容を実証する事実を具体的に明示するのが自然だろう。

だが最近のアメリカ側は決してそれをしない。明示したくてもできないのだ。そのかわりに「ほとんどの歴史学者が認めている」とか「国際的な意見の一致がある」「元慰安婦たちがそう証言している」という、いずれも曖昧な表現の「根拠」を示唆するだけなのだ。

アメリカ側のそんな「逃げ」の第二の特徴は、抗議する側へのレッテル貼りでの誹謗である。慰安婦問題で真実を告げようとする日本側の識者や勢力に「右翼の修正主義者」とか「ホロコースト否定主義者」という不当なレッテルを貼る。議論の核心に入ることを避けるため、日本側の言動がとにかく一部の過激な右翼勢力だけなのだと力説する。日本側の動きをいかにも邪悪な言動のような虚像として描く。これまた煙幕作戦的な「逃げ」だといえる。

今後、日本側はこの種の抗議を根気よく続けねばならないが、その際にはアメリカ側のこの逃げの手口を熟知して、その弱みを突くことが必要になるだろう。


米教科書「慰安婦」に事実と異なる記述 識者19人が訂正要求は日本政府の要望とは異なる、『学者間の意見の交換!』の形で進められれば、意外に好結果を齎す可能性を秘めています。
日本国の学者達の要望を米国側が鎧袖一触で撥ね付ければ、・・・米国の学者達の知的水準はサル並みとなり、学問とは大きく乖離しており、軽蔑の的となるは必至でしょう。



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