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社会・政治 投稿日:2023.09.15 19:45FLASH編集部:9月15日、岸田文雄首相(66)ら新閣僚が閣議に臨み、13日に発足した「第2次岸田第2次改造内閣」の副大臣26人と政務官28人を決定した。
しかし、その顔ぶれがまたも波紋を呼んでいる。
13日の会見で、改造内閣に加藤鮎子こども担当大臣(44)ら、過去最多タイの女性閣僚5名を起用したことの意図を問われた岸田首相は、「女性としての女性ならではの感性や共感力、こうしたものも十分発揮していただきながら、仕事をしていただくことを期待したい」と述べていた。
「この『女性ならでは』という視点が旧態依然とした差別的なものだという声から、最近の自民党女性議員に不祥事が多発していることを絡めて、『女性だから』という起用方針を問題視する声まで、さまざまな意見が噴出しており、批判が殺到している状態です。現状、岸田首相からはこうした批判に対して、謝罪や発言は何もありません」(政治部記者)
そうした状況だったにもかかわらず、発表された副大臣、政務官の計54人にの中には、女性議員の名前が一人もなかったのだ。
首相の「女性ならでは」発言との矛盾に、インターネット上では怒りの声が続出している。
《女性登用と閣僚5人にして胸を張った岸田首相。それが副大臣政務官は一転ゼロ。もう可笑しいというか、呆れるばかり。こりゃダメだ。本気でやろうとしていないと言わざるを得ない》
《大臣など見える形の5人がいかに看板として置いただけであることが如実にわかる。ほんと国民舐めすぎ内閣。岸田にもバチが当たりますように》
《女性大臣は5人。これに対し副大臣、政務官(54人)は女性ゼロ!岸田が「国民なんて馬鹿だから表紙だけ綺麗にしておけばいいのさ」と嘲笑っているのが見え見え》
じつは、9月14日~15日には自身が派閥会長を務める「宏池会」の研修会が山梨・富士急ハイランドに隣接するホテル「ハイランドリゾートホテル&スパ」で実施された。
以前からこの日程で開催することが決まっていた研修会だったが、突如実行した内閣改造で、自ら強行スケジュールを決行することになってしまった岸田首相。
14日夜に同ホテルに姿を見せると、自派閥議員らの前で講演をしただけで、その日のうちに帰京するという慌ただしい予定だった。
岸田首相が会場に到着した際には、前日の「女性ならでは」発言が批判を浴びている真っ只中だったが、報道陣に向かって“ニッコリ”と笑顔を見せる余裕ぶり。
「15日の閣議で、副大臣と政務官の人事を決定しなければならなかったので、ホテルに姿を見せたときは、すでに岸田首相のなかに“腹案”があったはずです。
それが女性起用ゼロという前代未聞の内容だったら、批判を浴びるとも考えずに笑顔で自派閥の研修会に参加できるのですから、国民の声は到底届いていないのでしょう」(前出・政治部記者)
富士急ハイランドのジェットコースターのように、内閣支持率も“急降下”しなければいいが……。
写真・長谷川 新
( SmartFLASH )
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