NY最大のギフト展示会、今年のトレンドは?】:
https://newsphere.jp/business/20230902-1/
◆「ニューヨーク・ナウ」とは:
製品はジュエリー、アクセサリー、アパレル、キッチン用品、テキスタイル、子供用品など生活用品が多い。参加国は、アメリカ、イギリス、フランスの欧米勢、アジアからはインド、タイ、韓国、日本、中南米ではブラジル、アルゼンチンやチリなどだ。
今年の夏は、全体的に明るくカラフルな製品が目立った。2023年から本格的にリアルでの対面開催になったが、コロナ禍の暗い3年間を吹き飛ばすような雰囲気だ。特徴は、アップサイクルや環境に優しい素材を使うなど、サステナビリティを意識した製品が多くを占めていた。環境に悪影響を与える製品は、今やバイヤーも見向きもしないからだろう。
そのような展示製品のなかから、心を癒すセルフケアが大切な時間とする健康重視のヨガ靴下、難民支援のフェアトレードを謳う人形、カラフルな色で元気を伝える日本発のお弁当箱を紹介したい。
◆ 女性用ヨガ靴下:
米コロラド州のタケッツ社(Tucketts)のすべり止め付きヨガ靴下が人気だ。ブース担当者によると、使い古しの靴下をリサイクルしている。
米コロラド州のタケッツ社(Tucketts)のすべり止め付きヨガ靴下が人気だ。ブース担当者によると、使い古しの靴下をリサイクルしている。
タケッツ
コロナの後、特に健康グッズ市場が伸びている。自身のセルフケア優先で「ヨガをする」時間が大事になるにつれ、ヨガ用の機能的な靴下が注目を集めた。女性バイヤーからは、裏に滑り止めがついてつま先が覆われていない靴下なら、足指で全身の感覚に集中でき心と体の一体感を保つことができる、と注目されていた。
タケッツはウエブサイトで「100%サトウキビ繊維から作られています。有害な染料や塩素系漂白剤も一切使用していません。ヨガ靴下を郵送するときには産業廃棄物から作られたリサイクル封筒を使用します」とアピールする。
コロナの後、特に健康グッズ市場が伸びている。自身のセルフケア優先で「ヨガをする」時間が大事になるにつれ、ヨガ用の機能的な靴下が注目を集めた。女性バイヤーからは、裏に滑り止めがついてつま先が覆われていない靴下なら、足指で全身の感覚に集中でき心と体の一体感を保つことができる、と注目されていた。
タケッツはウエブサイトで「100%サトウキビ繊維から作られています。有害な染料や塩素系漂白剤も一切使用していません。ヨガ靴下を郵送するときには産業廃棄物から作られたリサイクル封筒を使用します」とアピールする。
◆ 布くずでアップサイクルした人形で平和を:
インドのシライワリ(Silaiwali社)は、ニューデリーに拠点を置く社会貢献企業だ。インドの衣料会社が廃棄する布くずで、人形にアップサイクルする。可愛いと評判で、作り手はアフガニスタンからやむを得ずインドに避難してきた難民女性たちだ。
シライワリは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)による難民支援の生計プログラム指導のもと、アフガニスタン難民女性が作る人形をアピールし生活を支援している。フェアトレードで、作り手と買い手が公平で幸せになる社会を目指す。戦争や紛争に心を痛めるだけでなく、私たちにもできることがあると難民が作る人形から平和を伝えていた。
◆ 日本のお弁当箱に注目集まる:
日本から参加した出展担当者は、モノづくりを担う日本の作り手にもグローバル市場にどう展開するか、10年先を目指すために現時点の市場を見ることは大切とコメントする。
そのなかで人が集まり目立っていたブースがTAKENAKA(竹中・石川県)のお弁当箱だ。
TAKENAKAのお弁当箱は、プラスチックペットボトルの再利用によるサステナビリティをアピールする。
日本から参加した出展担当者は、モノづくりを担う日本の作り手にもグローバル市場にどう展開するか、10年先を目指すために現時点の市場を見ることは大切とコメントする。
そのなかで人が集まり目立っていたブースがTAKENAKA(竹中・石川県)のお弁当箱だ。
TAKENAKAのお弁当箱は、プラスチックペットボトルの再利用によるサステナビリティをアピールする。
サトウキビ繊維とリサイクルペットボトルを主原料にした環境に優しい新製品のFlat Dual(二重箱)も、リユースできて長持ちすると人気が高い。一つ一つ職人による手塗のカラフルなお弁当箱に、アメリカ人バイヤーは「選ぶのが楽しいしランチも美味しくなるね」とコメントした。「カラフルに暮らす」というメッセージには、「明るく大胆で、美しいあなたの魅力を最大限に引き出す、あなただけの色を見つけてください」という意味が込められている。
またTAKENAKAは毎月、オンラインストアの売上の1%を、シカゴのフィーディング・アメリカ(4600万人に食事提供する非営利フードバンク)や首都ワシントンのノー・キッズ・ハングリー(900万人の飢餓の子供に食料支援) といった非営利団体に寄付している。
アメリカで事業を行ううえで、どう社会に貢献するかも企業価値を示す大切な活動である。
これらのように誰もが癒され楽しむ製品が人気を上げていた。サステナビリティをさりげなくアピールする製品が目立ち、国籍を超えたダイバーシティ&インクルージョンをアピールするものが多く、かつ実用的で機能的なものがアメリカ市場での人気アイテムとして大きなトレンドとなっている傾向がみられた。
これらのように誰もが癒され楽しむ製品が人気を上げていた。サステナビリティをさりげなくアピールする製品が目立ち、国籍を超えたダイバーシティ&インクルージョンをアピールするものが多く、かつ実用的で機能的なものがアメリカ市場での人気アイテムとして大きなトレンドとなっている傾向がみられた。
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