2024年2月19日月曜日

市民が自主的に動ける文化消えつつある‼ … 能登半島地震 ボランテイアの数が少ない❗・・・

【能登半島地震、ボランティアの数少なく 
 自粛や『SNSでたたかれる』萎縮する人も 
    1カ月で2739人、阪神・淡路は62万人】:
               
      足湯を提供する神戸大の学生ボランテイア
      被災した住民に喜ばれた。石川県・七尾市

能登半島地震で、災害ボランティアのあり方が問われている。
発災1カ月が過ぎても、災害ボランティアセンター(ボラセン)を通じて活動しているのは延べ2739人。
 阪神・淡路大震災では発生1カ月で延べ62万人だった。
『ボランティア元年』から29年。
    自立した市民社会の後退を危惧する声も出る。


■ プロとアマを区別してしまう空気 :

1月中旬。「神戸国際支縁機構」(神戸市垂水区)のメンバーは石川県珠洲市に連絡を取り、医師や看護師と一緒に避難所を訪問した。
 そこに医師はおらず、避難者らの体調も心配されたが、活動を断られたという。市に問い合わせると、『現場に任せているので』と言われた。

国内外の被災地支援に携わってきた同機構。岩村義雄代表(75)は能登では、災害派遣医療チーム(DMAT)など公的に認められた団体でなければ活動しにくい。プロとアマを区別してしまう空気がつくられてしまったと嘆く。

 背景の一つに、交通事情などを理由としたボランティアの
自粛ムードがある。石川県によると、現地で活動した一般募集のボランティアは2月16日時点で、延べ2739人。
公的なボラセンに登録し、活動した人数だ。同県は『個別に被災地に行くことはお控えください』と呼びかけている。

一方、食料や宿泊場所を自ら確保し、得意分野で支援する『専門ボランティア』は114団体が現地入り。国などと連携する『全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)』がコーディネート役だが、神戸国際支縁機構など所属していない団体は活動していてもカウントされない。

■ 東日本大震災でも:

ボランティアの自粛ムードは東日本大震災(2011年)や熊本地震
(16年)などでもみられた。

 議論の源流は阪神・淡路大震災だ。
当時全国から駆けつけたボランティアの活動をどう捉えるか。
 『混乱』と『自由』の両側面が指摘されたが、大阪大大学院教授の渥美公秀さん(62)=災害社会学=は『行政側は『混乱』と捉え、全て管理したいという空気がその後、出てきた』と指摘し、続けた。『市民活動を信じない風潮が根底にある』

 渥美さんによると、能登半島での活動を希望する学生もいるが、『SNS(交流サイト)でたたかれる』と萎縮し、被災地入りを諦めているという。渥美さんが副理事長のNPO法人『日本災害救援ボランティアネットワーク』(西宮市)は独自の拠点をつくり、ボランティアを受け入れるつもりだ。

『被災地NGO恊働センター』(神戸市兵庫区)顧問の村井雅清さん(73)も阪神・淡路で殺到したボランティアについて『行政は混乱したが、被災地は助かった』と振り返る。

 当時は多くがボランティア初心者。
『失敗や間違いもあったが十人十色、みんな自分で考えて動いた』。聴覚障害者に気付いてもらえるよう『肩をたたいて』と書いたプラカードをぶら下げて歩く人もいた。
 新たな市民社会の到来を感じさせた29年前を振り返り!〜、
       村井さんは言う!・・・
『市民が自主的に動ける文化がなくなっていると感じる。
  あの時のボランティアたちに申し訳ない』

【災害発生後のボランティア】兵庫県の記録によると、阪神・淡路大震災の発生から1カ月間で活動したのは約62万人。1年では約137人だった。
東日本大震災では、災害ボランティアセンターを通して活動した(岩手、宮城、福島県)のは発生50日で約23万人。およそ1年で約102万人。いずれも延べ数。

                                           


能登半島地震の救済活動に!〜、
重要な役割を果たすボランテアの数が少ない‼・・・
行政側が何か不都合な事が起こった場合の責任を負わされるの回避したいのか? 

行政側が個別に被災地に行く事はお控えください
と呼びかけている事がボランテイア自粛、敷いてはボランテイア数の減少につながっている事は十分に考えられるますが、… 加えて、国などと連携する『全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)』がコーディネート役として聳え立って、神戸国際支縁機構など所属していない団体は活動していてもカウントされない不条理が罷り通っているのも要因でしょう。

が配信した記事はヤフー・ジャパンのニュース掲示板にスレ立てされ、ネットユーザーからのコメントが寄せられており、現時点で1479件ものコメントが投稿されています。それらの中から抜粋して以下に列記致します。

■ 募集に応募して災害ボランティアとして石川県に来ています。
今日は土砂や家財の搬出をしました。職場の方に行くと言ったらアホだとか、お前が行っても無駄だとか言われますが、やらない善よりやる偽善の精神でやっています。
 勝手に言わせておけばいいと思います。自分自身にも防災、減災の意味でも勉強させて頂いています。
なかなか定員などの問題で難しいかも知れませんが、今回伺った自治体でもまだまだ人の手が必要な様子です。
 ほとんどの自治体は金沢駅からバス移動なのでアクセスも問題ありません。可能な方は是非お願いします。

■ ボランティアに参加される方には敬意を表します。
私は身体が不自由なので、労働のボランティアには参加出来ません。せめて寄附金くらいはと思うばかりです。すみません。
 ただ、ボランティアに頼るのではなくて、国や自治体が仕事として雇えば良いと思っています。
 バイトとして給料払って、寝るとこも食事も用意してあげたらいいのに。もちろん、被災された方々の衣食住が優先だけど、
わざわざ手助けに行かれる方のことも大切にしてあげて欲しいです。

 ボランティアに行く方は、元々、心の優しい方、相手の身になって考える方が多いと思います。
  なので、批判したり、行く事が迷惑になってるとか言われると、行く事を控えてしまうと思います。 確かに、マイナスになってしまう行動も有ると思います。色んな考えがありますから。
  でも、ボランティアに行って下さる方がいるから、 沢山の方が助かっている事は間違いないのですから、行ける方が遠慮してしまう、怖くて止めてしまう事がなければいいなぁと思います。
  私は、現地に行って下さってる方に対して、 被災者の方が感謝して、笑顔になっているのを見ると、有り難いなぁ、凄いなぁと尊敬と感謝で 胸が熱くなります

■ ボランティア自体が悪いのでは無く、単に「被害状況も何も整理されていないままに人だけが押し寄せるとかえって混乱するので、情報が整理されるまで待ちましょう」という話なのではないかと思います。 一度、被害状況が判明し、情報が整理され、どこで何が足りないかが、ハッキリしてきたら、押し寄せるのは全然良いのかなと。

  一番困るのは「今まさに消えそうになっている命を助けたい」という理由で現地に赴いて自らも救助対象者になってしまうことだと思います。 その志こそ素晴らしいですが、ミイラ取りがミイラになると、そのミイラに誰が対処するんですか?という話にならざるを得ません。 そういったことは、やはりプロに任せるべきで、訓練を受けていない人は比較的安全が確保された避難所などで、被災者のサポートをする方が良い気がします。

■ 今回の能登半島については、地理的な条件もあってボランティアが制約されてるとニュースで聞いたような。ちょっと記事のニュアンスには違和感が。
しかし、ここのコメント読むだけでも、ボランティアに参加すると叩かれるというのが事実らしいというのが分かりました。
  自分が被災した側になった時に、いかに不自由を強いられるか、誰かが力を貸してくれるのがどれだけ助かることなのかが分かるのだろうとは思うけど、それを想像する力もないのか…。
  お花畑にずっと住んでいればいいさ。  東北のとき、避難所になっていた校庭で炊き出ししていただいて、
    貰えた「一個のおにぎり」のありがたかったことよ。

 以前もコメントしましたが、記事書くだけの人は簡単に言うから楽ですよね。仮設住宅がなかなか建たないや、断水が続くや、ボランティアの活動は3時間しかできないや、全部誰のせいでもないし、皆やれることはやってますよね。 
 じゃあどうすれば効率的なのかまで書いて欲しいです。
 ボランティアの枠はすぐ埋まるほど行こうとしてる人は多いけど、色々制約もかなり多いですよね? ボランティアの方々は自費で出向き、無償で作業してることを忘れないでほしいです。

■ 先陣切って出て行ったのがへずま、山本太郎、コロアキなど錚々たるメンバーだったから、SNSで目立とうとして叩かれてたし、それらと同類になりたく無い気持ちはあると思う。
受け入れ体制が整っている現場へはぜひ積極的にいってほしい。

 別な問題として交通の問題がある。 人口の多い関西、関東圏から金沢入りするのに電車だと1万円以上交通費がかかるのと、そこから能登に入るには車を調達して何時間も走る必要がある。
 経路も限られていてなかなか気軽にボランティアに行ける土地ではないんだろうなと思う。

■ ちゃんと調べて書いているのかな。個人で自由に被災地のボランティア本部に行って活動を割り振られて参加する、というこれまでの多くの災害と違って、今回は現地へのアクセスができないというのが大きな問題。だからボランティア登録者は何万といるが実際に活動できるのは金沢からのボランティアバスに乗れる数十人だけで、その状態が改善されるのを待っている人がほとんどという現状を考えずに単純に人数を比較することに意味があるとは思えない。

■ 阪神淡路の時は、電車で数駅行けば普通の暮らしをしていた。
しかし、能登の場合は半島の大部分が被災しているような状態で、雪も降ったりして、全く状況が違う。
 泊まる所も食べるものもなければ、支援したい気持ちはあっても行かれないのではないか。

 阪神淡路の時はボランティアで数ヶ月神戸で過ごして参加しました。時代の背景もあると思います。 
 今は自分の生活だけで必死な方もかなり増えている。
私自身もあの頃は若くて行動力だけで動きましたが今は距離も遠く行けば自分の生活が壊れる為行けないので 義援金を出したり、知人が炊き出しに行く為に 業務用の調理器具を提供する形にしました。 
 そして何よりの違いが他人の目がいたるところにあり、自分の意思に反してそれが世界中に拡散される事。 生きにくい世の中に変わっていった事は確かです。




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