2014年2月5日水曜日

呆れた外交鈍痴!⇔軟弱コンビのオバマ大統領とケリー国務長官の反日振りで新米保守派の嘆き節がこだまする!・・・

オバマ氏に啓上、親米保守の嘆き 杏林大学名誉教授・田久保忠衛

2014.2.4 03:25 (1/3ページ)正論

 長年にわたり「親米保守派」のレッテルを貼られてきたせいか、オバマ政権の一挙手一投足にはいささか神経過敏になっているのかもしれない。世界的に指導力が衰えてきた様子を、米紙ニューヨーク・タイムズは「米国の不在」(Absent US)と表現し、ウォールストリート・ジャーナルは「米国の退却」(US Retreat)と手厳しい。
 ≪米不在で同盟と中東秩序緩む≫
 米外交は伝統的に軍事力と一体となって展開されてきたが、2期目のオバマ政権は、対立してきた国々とは話し合い、交渉に入るだけで軍事介入を恐れるようになったと米メディアが騒ぎ立てているのである。当然ながら従来の同盟関係や友好関係にはガタがくる。日米同盟にもそれが及び始めたのではないか、と体感する。
 「他国の戦争に巻き込まれたくない」とのオバマ政権の願望がいかに強いかは、昨夏のシリアへの対応で露呈されてしまった。米世論の動向ともいえるので、消極的姿勢は理解できるが、軍事介入の時機を失し介入の決断をも取り消した結果、何が起きたか。
シリア問題解決の主導権はロシアに奪われてしまい、米欧諸国が退陣を要求していたアサド大統領は息を吹き返し、反政府勢力側では国際テロ組織アルカーイダ系の武装組織が勢い付き、事態は一変してしまったではないか。
 米政府はイランとの間で核問題をめぐる交渉に入ったが、イランを宿敵と見なしてきたサウジアラビアとイスラエルは、米国に白い目を向け始めた。イラクから米軍は完全撤退したが、代わって台頭してきたのは、やはりアルカーイダ系の武装組織である。

年間約13億ドルの軍事支援を続けてきた中東の盟友であるエジプトに対する米国の政策は、理解を越えている。ムバラク大統領を見放して反体制派を支持したと思ったら、ムスリム同胞団の政権樹立に熱意を傾け、後は軍部によるクーデターを事実上認めている。中東の秩序を固めていたネジが緩んできたとしか考えられない。
 ≪安重根記念館に失望示さず≫
 確かに、オバマ大統領は1月28日の一般教書演説で、アジア太平洋地域には重点的取り組みを続け同盟国を支援すると述べた。が、アジアで戦争に巻き込まれないようにするには、中国と軍事摩擦を引き起こしてはならない。
 次期駐中国米大使に指名されたボーカス上院議員も、指名承認のため同日に行われた上院外交委員会の公聴会で、「(中国とは)建設的な対話を続けていかなければならないと確信している」と証言した。中国の習近平国家主席がかねてからオバマ大統領に提案している「新型大国間関係」に、米側は事実上呼応している。
 安倍晋三首相が靖国神社を参拝したことに、米政府は「失望している」と述べ、その理由として、「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったこと」と説明した。ワシントンから地球全体を俯瞰(ふかん)してみれば、米国の懸念はその通りだろう。
 しかし、靖国神社問題に関する限り、オバマ政権は間違いを犯していると思う。中国と韓国は「靖国」と呼ぶだけで日本人が右往左往するのを承知のうえで、これを外交上の道具にしている。オバマ政権のアジア通の当局者たちがそれを知らないはずはない。
仮に知らないとしたら、中韓両国が、初代韓国統監を務めた伊藤博文元首相の暗殺犯、安重根の記念館を、事件現場であるハルビン駅につい最近、開設した非常識に「失望している」との声明くらいは、同盟国として出してくれても良かったのではないか。
 ≪強い日本か弱い日本かの選択≫
 安倍首相が唱える「強い日本」とは正反対に、「弱い日本」を目指したのは連合国総司令部(GHQ)であった。ホイットニー民政局長とケーディス次長は日本国憲法制定の代表的人物である。独立後の日本が何をしてきたかの検証もしないまま、ことあるごとに日本を占領下の状態に封じ込めておきたいと考えている向きが、米国内には一貫して存在する。
 1つだけ例を挙げれば、ニューヨーク・タイムズ紙である。「靖国神社」「神道」「天皇」といった特定の言葉には、すぐ「ナショナリズム」とのおどろおどろしい反応を起こす。言論、報道の自由を守り続けてきた、尊敬すべきこの新聞がどうして紋切り型の表現を十年一日のように繰り返すのか。首相の靖国参拝後に掲げた社説はまた、「日本の危険なナショナリズム」だった。近隣諸国のナショナリズムは安心で、日本だけは要注意だと信じ込んでいる。
 オバマ政権とこの新聞は何の関係もないかもしれないが、「失望」声明は同じ響きを持つ。日本国内で元気が出てきたのは従来反米的だった人々で、親米派の私はひそかに眉を顰(ひそ)めている。
 激動する国際社会の中でオバマ政権は「強い日本」を支持するのか、「弱い日本」を選ぶのか。日米同盟を大切に扱ってきた賢明な米国人は私が何を言いたいか分かってくれると信じている。(たくぼ ただえ)
産経ニュース

                                                               

筆者考:

米国でもオバマ大統領とケリー国務長官の外交鈍痴振りには、!・・・大手新聞が呆れはて“嘆き節!”の旋律が一段と高く成っている。

世界的に指導力が衰えてきた様子を・・・
✦ 米紙ニューヨーク・タイムズは「米国の不在」(Absent US)
✦ ウォールストリート・ジャーナルは「米国の退却」(US Retreat)と手厳しい。
“何をいまさら川端柳!”、・・・やっと気がついたのか?、米国のメディアのオバマに対する認識不足は目を覆うばかりの酷さである。  バラク・オバマが5年前に大統領に選出されたと同時にバラク・オバマの政治家としての経験不足『シカゴのドヤ街で経済的に恵まれぬ層への奉仕を目的とする市民活動家で、政治はイリノイ州・上院議員としての経験だけ、外交的なセンスは先天的に欠如』は危惧され、大統領の職務は遂行できるのか?、・・・大きな大きな疑問は当初から有りました。
危惧の念は一期目の4年間で実証され、内政も此れと言って目に付く実績もなし、!・・・連れて支持率も低迷した。 
本来なら二期目は絶望的で、大統領選は敗北が確実との下馬評だったのが、!・・・共和党がプライマリー選で大統領候補を、真性保守派ではなくて、単なるビジネス的思考を持つモルモン教徒のミット・ロムリー(第70代 マサチューセッツ州知事)を選出する大失態!。 筆者は一昨年春に“ミット・ロムニーは絶対にバラク・オバマには勝てない!”と予測しましたが、其の通りになり地団太踏んで悔しがったものでした。         矢張り、モルモン教徒は米国では今でも異端者的な雰囲気があり、米国民の全に受け入れられるのは困難でした。
✦《確かに、オバマ大統領は1月28日の一般教書演説で、アジア太平洋地域には重点的取り組みを続け同盟国を支援すると述べた。が、アジアで戦争に巻き込まれないようにするには、中国と軍事摩擦を引き起こしてはならない》・・・
典型的なオバマ大統領のリップ・サービスであり!、日本国に向けた「アジアで戦争に巻き込まれないようにするには、中国と軍事摩擦を引き起こしてはならない」、此れほど迄に日本国民の感情を逆撫でし、加えて虚仮にした言を放った米大統領は戦後は初めてです。
流石はシカゴのドヤ街で人権屋弁護士として活動して名を売った後、政界に転出しイリノイ州・上院議員に選出され、なんらの実績も無いままに米国政界の頂点(大統領)に達した男は!、・・・メディアのお祭り騒ぎ(初の黒人大統領!⇔終に米国人は人種的偏見を乗り越えた!のリベラル(ナルシスト)思考が大爆発)で創られた虚像に過ぎなかったと言えるでしょう。

✦《安倍首相が唱える「強い日本」とは正反対に、「弱い日本」を目指したのは連合国総司令部(GHQ)であった。ホイットニー民政局長とケーディス次長は日本国憲法制定の代表的人物である。独立後の日本が何をしてきたかの検証もしないまま、ことあるごとに日本を占領下の状態に封じ込めておきたいと考えている向きが、米国内には一貫して存在する》・・・

この感情は現今の米国内には依然として存在するはまちがいない!と断言できる。図らずも安倍首相の靖国神社参拝でこれは明確に実証(炙り出される)された!と筆者は思います。


✦《日本国内で元気が出てきたのは従来反米的だった人々で、親米派の私はひそかに眉を顰(ひそ)めている》・・・
これは頓珍漢な論旨ですね!、筆者は長年間、新米保守でしたが、・・・ビル・クリントン大統領の出現で狂気じみた日本叩きを見せ付けられて、その後は眉を顰める処か、反米保守派に転向しつつあります。
現在の米国の同盟国である日本国に対する姿勢では親米になれる筈がありません。
確かに支那、南朝鮮の日米離反工作に日米両国が嵌まった事になりますが、これは成り行き上、致し方なく!、・・・日本国は安全保障は過大に米国を「信用・依存」せずに、我が道を行く!、即ち自衛力強化を最優先しなかければ、オバマ大統領の残りの任期3年内に有事(尖閣諸島の侵略)が現実の物となる可能性が限りなく高い。

✦《激動する国際社会の中でオバマ政権は「強い日本」を支持するのか、「弱い日本」を選ぶのか。日米同盟を大切に扱ってきた賢明な米国人は私が何を言いたいか分かってくれると信じている》・・・
随分と米国に対する思い入れが強い杏林大学名誉教授・田久保忠衛です。
現今のオバマ政権はG2論(米/支2極)に傾斜するあまり、日米同盟は塵芥の如きの扱い!と言っても決して過言ではないでしょう。
オバマ大統領の残りの任期3年間で何が起こるか?・・・また何が起こっても不思議ではない。日米同盟を守ってきた米国有識者の方々は片隅に追いやられて日が当たりません!。加えて次の大統領選は再度、民主党大統領(ヒラリー・クリントン)となる可能性が限りなく100%に近く、共和党には有力な候補者が存在せず!・・・こんな状態の米国には何らの期待は出来ない。

結局、米国は「強い日本」ではなくて「弱い日本」を求め、・・・日本国民の心情を足蹴にし続けるでしょう!。筆者は賢明な米国人識者などは一握りしか存在しない稀有で絶滅種に近い!と言わざるを得ません。


昨日、ケリー国務長官に文書を送り、慰安婦問題で日本に謝罪と賠償を認める事を要望した下院議員のシフ氏は共和党で、さらにグレンデール市公園に設置された慰安婦像に献花して日本国を非難・誹謗した下院のロイス外交委員長も共和党です。

もう!~、『米国の共和党議員は日米同盟を重視する!』は神話の範疇に入り始めています。


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