2014年2月7日金曜日

欠陥「億ション」販売中止 迷惑料支払い、二十数億円 東京・南青山

 東京・南青山に完成間近の高級マンションで深刻な施工ミスが見つかり、販売が中止になる異例の事態になっている。改修には1年以上かかるため、売り主の三菱地所レジデンスは買い主83世帯と契約解除の協議を始め、二十数億円の迷惑料を支払う方針だ。
 同社の最高級マンションシリーズの「ザ・パークハウス グラン 南青山高樹町」。地下鉄広尾駅から徒歩11分。最高価格3億5千万円、平均価格帯1億4千万円台のいわゆる「億ション」だ。
親会社の三菱地所によると、全86戸のうち83戸が契約済みで3月20日に引き渡し予定だった。昨年12月、ネットに施工ミスを告発する書き込みがあり、それを見た契約者の問い合わせで発覚した。
 工事を請け負った鹿島と調べると、空調や水道などの配管を床や壁、梁(はり)に通す「スリーブ」という穴がなかったり、位置がずれたりしていた。コンクリート内部の鉄筋を貫通していたケースもあった。
 不具合は建物全体のスリーブの1割にあたる約600カ所。再施工には鉄筋をむき出しにしなければならず、工期は1年以上。1月下旬の説明会で解約を申し入れた。
 スリーブを施工したのは関電工。同社が設計図をもとに施工図を作製した際、スリーブの位置を書き漏らしたという。昨年8月に関電工がミスに気づいて現場責任者だった鹿島の工事事務所長に相談したが、所長はスリーブを作るよう指示しただけで、本社や三菱側に報告しなかった。
 鹿島は「現場のミスで、ずさんな施工が行われた可能性がある。多大なご迷惑をおかけした」。関電工は「調査中のため詳細なコメントは控えたい」としている。
 三菱地所側は解約の際、販売代金の1割の手付金を返却したうえで、さらに2割を迷惑料として支払う方針。引き渡しを前提に自宅を売却した契約者には、半年分の家賃も負担する。三菱地所は「数多くのマンションの中から選んでいただいたにもかかわらず、大変申し訳ない」としている。迷惑料は、鹿島に賠償を求めるという。(村田悟)
朝日新聞デジタル2014年2月6日05時00分

                                                                      
筆者考:

“欠陥「億ション」販売中止!”⇔20数億円支払い!・・・東京・南青山
 東京・南青山に完成間近の高級マンションで深刻な施工ミスが見つかり、販売が中止になる異例の事態!・・・改修には1年以上かかるため、売り主の三菱地所レジデンスは買い主83世帯と契約解除の協議を始め、二十数億円の迷惑料を支払う方針。

驚き桃の木、山椒の木!”・・・正に吃驚仰天です。

何故にこの様な基本的な施工ミス《空調や水道などの配管を床や壁、梁(はり)に通す「スリーブ」という穴がなかったり、位置がずれたりしていた。コンクリート内部の鉄筋を貫通》・・・不具合は建物全体のスリーブの1割にあたる約600カ所で、此れを初期点検(検査)で発見できなかったのか?理解に苦しみます。

工事請負は鹿島建設で、スリーブは下請け関電工が施工!・・・何やらきな臭い!。
巨大なプロジェクトは大手の建設会社が常に落札し!、・・・自らは施工はせず設計と建材発注が主としており、工事施工は下請けを小作人の如く使い生かさず殺さずで、絞りに絞って、利益を最大化するのが日本の建設業界のビジネス・プラクテス(商的慣行)と言える。
尤もこれは建設業界だけではなくて殆どの業界に当て嵌りますが。

✦ 《スリーブを施工したのは関電工。同社が設計図をもとに施工図を作製した際、スリーブの位置を書き漏らしたという。昨年8月に関電工がミスに気づいて現場責任者だった鹿島の工事事務所長に相談したが、所長はスリーブを作るよう指示しただけで、本社や三菱側に報告しなかった》・・・絶句!です。

関電工技術者の設計ミス!、・・・此れも驚きですが、ミスに気が付き、現場責任者(鹿島の工事事務所所長)に相談した処、所長は事態の深刻さを全く理解できず(または能力の欠如で無責任)スリーブを作る様に支持しただけとは信じられません。
然し腑に落ちないのは!、・・・『スリーブの位置を書漏らした事』は現場作業員が勝手に作業し易い位置にスリーブを、全体を眺めず局部的な目線で設置する可能性が高く、後に問題が発生することは想定出来た筈です。
 これを意に介さずスリーブ作る様に支持した所長の知識、能力に疑問が付きます。何故ならスリーブが問題ではなくて取り付け位置が問題である事を認識してはいなかったことになります。

それにしても「工事事務所所長」のミスで巨額な損失をだした大手名門鹿島建設は、“現今の日本国が直面している惨状を見事に反映している!”と謂えるでしょう。
日本の問題が凝縮されている鹿島建設です。

穿った見方をすると!、こんな基本的なミスが発生する事は通常は考えられず、ある種の邪まな意図が植え付けられた!、・・・即ち日本国破壊分子、又は競争相手が鹿島に傷を負わせる為に現場に破壊工作員を巧妙に潜りこませ機会を見て、サボタージ(意図的に妨害)でスリーブの位置をずらして施工したのかも知れません。
或いは日本人が単に特㋐人の感性に侵されて、特㋐人化している!、・・・先日の群馬県・大泉町の食品加工工場(アクア・フーズ)での従業員の農薬混入事件などは、日本人が特㋐、特に支那化している現実味が益々と濃くしている事は明白です。

戦後の歪みに歪み!、・・・荒廃した教育現場で粗製乱造された多くの自己中心的な思考が当然で判断力が欠如する学徒たちが社会に送り出されてから久しく、此れが凝縮され、日本社会に澱んでいる結果なのか?

何れにしても、教育現場の浄化と再生で道徳教育の強化は、現今の日本国に取っては最優先事といえるでしょう。
安倍政権は全知全能を傾けてこの問題に取り組んで欲しい!と願わずには居られません!!!・・・


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