2018年1月20日土曜日

スバルが栃木県・宇都宮市に航空機の整備工場を完成!・・・

自衛隊の新型ヘリコプター、これで整備は万全!?スバルが新工場
ニュースイッチ(2018年01月19日)https://newswitch.jp/p/11740


能力3割増、「UH―X」などが対象

SUBARU(スバル)は18日、宇都宮製作所(宇都宮市)の南工場内に、航空機の整備工場(写真)を完成したと発表した。陸上自衛隊向けの新型多用途ヘリコプター「UH―X」や民間機「412EPI発展型機」用の整備工場となる。新工場の建設により、整備能力を従来比で約3割増の年間130機に引き上げる計画だ。

 新工場の建築面積は約3700平方メートル、投資額は明らかにしていない。今後、新型機の整備需要が拡大することから、工場の増設を決めた。

 南工場では現行の多用途ヘリコプター「UH―1J」をはじめとする陸・海・空自衛隊向けの航空機や、海上保安庁、消防向けヘリコプターなど、年間100機の定期整備や修理改造を行っている。




スバルでは民間転用機「412EPI発展型機」を東南アジアなどで拡販する考えをもっている。海外の民間ヘリコプター市場は欧米が中心だが、東南アジアに潜在需要があると見ているようだ。


                                                    


株式会社SUBARU:
日本の重工業メーカー。
かつての商号は、「富士重工業株式会社」(英称: Fuji Heavy Industries Ltd.、略称: 富士重・富士重工、英字略称: FHI)であったが、2017年4月1日に自動車のブランド名として広く浸透していた「SUBARU」(スバル)に商号を変更した。

歴史!〜、
1917年(大正6年)5月、中島知久平(元海軍機関大尉)によって群馬県新田郡尾島町(現: 群馬県太田市)に設立された民営の飛行機研究所を前身とし、太平洋戦争(第二次世界大戦)終戦後、GHQにより財閥解体の対象となった中島飛行機《1945年(昭和20年)》に富士産業と改称)が富士重工業のルーツである。

軍需から非軍需産業への転換!〜、
スクーターやバスなどの輸送用機器開発、企業分割などを経て、旧中島系の主要企業の共同により1953年(昭和28年)に富士重工業を設立!・・・

1955年(昭和30年)に参画各社が富士重工業に合併されることで
                  企業としての再合同を果たした!・・・   

富士重工業の誕生まで!~、
 中島飛行機は、主として太平洋戦争時までの陸海軍の需要に応え、軍用機および航空用エンジン開発に取り組んだメーカーである。三菱重工業、川崎航空機と共に大手航空機メーカーとして、日本最大規模の存在であった。

特に技師長小山悌を設計主務者に開発され、陸軍(陸軍航空部隊)の歴代主力戦闘機となった九七式戦闘機、一式戦闘機「隼」、二式戦闘機「鍾馗」、四式戦闘機「疾風」など、多数の著名な軍用機を送り出した。

エンジンメーカーとしては、一式戦「隼」や零式艦上戦闘機(零戦)に搭載された「榮(ハ25)」、四式戦「疾風」や「紫電改」に搭載された「誉(ハ45)」などを開発している。

航空機再生産の軌道!〜、

 1953年(昭和28年)9月、富士重工業は「ビーチ・エアクラフト」と
         「T-34 メンター」製造ライセンス契約に調印!・・・

 1955年(昭和30年)10月、国産1号機を完成させ、防衛庁への納入!・・・

 1957年(昭和32年)11月、戦後初の国産ジェット機「T-1 (練習機)(初鷹)」の
  開発に成功。中等練習機として1963年(昭和38年)までに66機を防衛庁
                      (現: 防衛省)に納入!・・・

 1965年(昭和40年)8月、民間向け軽飛行機FA-200「エアロスバル」の
  初飛行に成功、1966年(昭和41年)10月から販売を開始!・・・ 

 低翼式の機体を採用したFA-200は低速時の安定性に優れ、アクロバット飛行なども
     可能な万能機として好評を博し、298機を生産した!・・・

 戦後初の国産旅客機「YS-11」の開発にも参加。主翼桁と尾翼を担当!・・・

 1973年(昭和48年)12月、アメリカ・ボーイング社と
                ボーイング747の生産分担契約!・・・

 1974年(昭和49年)には新世代旅客機ボーイング767の
  国際共同開発プロジェクトに参加。国際分業に大きな役割を果たした!・・・

 1974年(昭和49年)、アメリカ・ロックウェル・インターナショナル社と
          双発ビジネス機、FA-300の共同開発を開始!・・・

 1975年(昭和50年)11月に初飛行に成功、1977年(昭和52年)から販売を開始した。しかし、その後、ロックウェル社が軽飛行機部門からの撤退したため、計画が頓挫。42機の生産実績に留まった!・・・以上(ウィキペディア引用)

海上保安庁のベル412EP ➡︎➡︎➡︎
             
国際共同開発!~、
富士重工業 /ベル・ヘリコプター!・・・
ベル412EPIをベースに陸自向けに仕様変更!・・・
UH-1Jの延長線上にあるため、UH-Xの仕様変更が容易!・・・だが欠点は基本設計が古く将来の発展性に疑問が残る。此れはスバルとベル・ヘリコプターの共同開発で何とか解決するでしょう。


◼︎【UH-X(Utility Helicopter-X)】:

      陸上自衛隊の次期多用途ヘリコプター導入計画!〜、
紆余曲折を経て2015年(平成27年)7月17日に富士重工業(現・SUBARU)とベル・ヘリコプターのベル 412EPIをベースとした共同開発機を選定した。2021年(平成33年)から20年かけて1機12億円で150機調達する。

◼︎【Bell Helicopter Congratulates Fuji Heavy Industries on Japanese Ministry of Defense UH-X Contract Award】

Contract Initiates New Co-Development Program in Japan
Tokyo, Japan (September 2, 2015) – Bell Helicopter, a Textron Inc. (NYSE: TXT) company, today announced long-term partner Fuji Heavy Industries (FHI) was awarded a contract for 150 multi-purpose helicopters to replace Japan’s Ground Self-Defense Force’s (JGSDF) current fleet of UH-1J aircraft. The new UH-X aircraft, based on the Bell 412EPI, will be used for island defense and disaster relief efforts with deployment beginning in 2021.

“The Fuji-Bell selection is a significant win for FHI and Bell Helicopter, and today’s contract enables the Fuji-Bell team to initiate the developmental program, including collaboration on the design and industrialization of the aircraft, while setting a path to first flight of a prototype that will meet the JGSDF’s specifications,” said John Garrison, Bell Helicopter president and CEO.

“Bell Helicopter has a long-standing relationship with FHI and history of successful co-development in Japan, and we look forward to continuing to serve this important customer for many years to come with the best products and service in the industry.”


◼︎ベルヘリコプター、富士重工業が防衛省とのUH-X契約成立を祝う】:
日本における新たな共同開発プログラムを開始する契約
契約成立は日本に於いて新たなる共同開発の着手へと移行する。

テクトロン傘下のベル・ヘリコプターは!~、
富士重工業(FHI)が日本の陸自が現在、配備しているUH-1J機の後継機として、150機の多目的ヘリコプターが選ばれ契約が成立したと発表した。
 Bell 412EPIをベースにした新しいUH-X機は2021年に導入され、・・・離島防衛および災害救援活動に使用される。

『スバル/ベル・ヘリコプタ』が選定された事は、FHI(スバル)とBell Helicopter(ベル・ヘリコプター)の大いなる勝利であるとともに、…本日の契約成立のより、スバルとベル・ヘリコプターのチームが航空機の設計と量産化に関する提携を含む開発プログラムを開始する事が出来る。
『最初のテスト飛行に道筋をつけ、陸上自衛隊の仕様を満たす為の開発を進めている!』とベル・ヘリコプター社会長・ジョン・ガリソンは述べた。


ブログ管理人の故郷は、栃木県・宇都宮市であり物心つく頃から、富士重工(スバルの前身)とは馴染みが深く、その所為でスバルの関連のニュースは常に注視しています。

現在、ブログ管理人はカナダ・ケベック州・ラシュート町に住んでいますが、ラシュート町はケベック州最大の都市・モントリオール市から西北100キロ離れて、ローレンシャン山脈の麓に位置しています。

  紅葉が綺麗な地帯で、シーズンにはJALがチャーター便で日本から大勢の紅葉見物客を運びでモントリオール空港に飛んできます。
 今まではモントリーオール〜成田間の定期便はなかったのが、今年の6月1日から定期便が運行することになりました。
 家を出てから空港での待ち合わせ、乗り換え時間を総計すると22時間掛かっていた空の旅が大幅に短縮され、喜んでいます。航空会社はエア・カナダです。
JALがくれば良いのですが、エアカナダを保護する為に着陸許可がカナダ政府から下りません。残念です。

我が家から約30キロ離れた所に、ベル・ヘリコプターの工場があり、ブログ管理人の妻の友人(金属技術者)勤務しており、度々、夕食会を開くなどの親密な仲です。
妻の友人が、今月の末に宇都宮のスバル工場から航空機・技術者が2〜3人が、ケベック・ベル・ヘリコプターに研修に来る!と話してくれました。
実は昨年の10月の訪カの予定でしたが、書類の関係(ピザ、就労規制)で遅れていました。
カナダは移民大国で寛大な移民政策をとっていますが、就労目的で入国する者は厳しい規制があります。

妻の友人は、❝スバルの技術者が来たら、私の家に招待するから夕食会を開きましょうね!❞と常々、言っており!〜、
❝故郷の宇都宮からスバルの社員が来る!❞
と心待ちにしている時に、スバルが栃木県・宇都宮市に航空機の整備工場を完成したとの記事が目に止まり、嬉しくなり拙ブログに取り上げた次第です。

日本からは地球の裏側のカナダで、この様な偶然は奇跡に近い物があり、… ❝人生冥利に尽きる!❞とはこの事です。

今でも目を閉じると!〜、
中学一年生の時、富士重工が戦後初の国産ジェット機『T-1 (練習機)(初鷹)』の開発中にテスト飛行をしていたのを校舎の窓から眺めては、歓声を上げていた事が懐かしく思い出されます。



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