2017年2月11日土曜日

トランプ政権の行く末に巨大な暗雲が広がりを見せている!・・・

此処数日間、トランプ政権は大きな壁に突き当たり、今後の政権、国体運営が円滑に行かない恐れが出てきました。
勿論、此れはメデイア、民主党が総力を上げてしてトランプ大統領への熾烈な攻撃を繰り返している。

米国世論も此れだけトランプ政権へのネガテイブ報道ばかりでは知らず知らずに誘導されて仕舞うのは当然です。

先ずは、現在米国が騒然としている最大の話題から入ります!〜、


◼︎【Appeals court panel rules unanimously against Trump travel ban】:
POLITICO(02/09/17 )

The 9th Circuit decision is not a final one on the legality of President Donald Trump’s order.
 A three-judge panel of the 9th Circuit Court of Appeals Thursday unanimously turned down the Justice Department’s request to lift a Seattle-based judge’s restraining order, blocking authorities from carrying out the limits Trump sought to impose on travel to the U.S. by citizens of seven majority-Muslim countries and by refugees from around the globe.
 The White House could take the issue to the Supreme Court, but the prospects for such an appeal are uncertain due in part to the high court being short a justice and split evenly between Democratic- and Republican-appointed justices.

◼︎控訴裁判所は全員一致で『トランプ大統領令、入国制限の差止め要求』を拒否:

第9巡回控訴裁判所の3人の裁判官は9日、裁判所の拘束命令を解除する司法省の要求❮❮米政府がイスラム7カ国の大多数の市民と、世界各地の難民が米国にに旅行する際に課した制限の差し止めを❯❯を拒否した!。
ホワイトハウスは最高裁判所に問題を提出する可能性があるが、そのような控訴の見通しは、高等裁判所が、現在一人の裁判官の欠員で公平を欠き、民主党と共和党が任命した裁判官の間で均等に分裂することによって不確実である。

※ブログ管理人註:
本来、米最高裁判所は9人の裁判官ですが、現在は一人が掛けています。
先日、 Neil Gorsuch、(ニール・ゴーサック)氏をトランプ大統領が指名しましたが、未だに民主党の反対で承認されてはいません。

 第9巡回裁判所判決は、ドナルド・トランプ大統領の命令の合法性に関する最終決定ではなくて、米政府(トランプ政権)は最高裁判所に上訴するか!、亦3人の裁判官の決定では不足であり、第9巡回裁判官の全員で審議を求める道がある。

米政府の差し戻し撤回の要求を蹴った第9巡回裁判所の3人裁判官は!〜、


   Richard R. Clifton        William Canby         Michelle T. Friedland 

Richard R. Clifton: Senior Circuit Judge
Appointed by George W. Bush
Born November 13, 1950 (age 66)
Framingham, Massachusetts, U.S.

✦ リチャード・R・クリフトン(上級裁判官):
ジョージ・ブッシュ・ジュニア大統領(当時、共和党)に指名された。
1950年11月13日、ファーミングハム・マサチューセッツ州生まれ66歳 

✦ Judge William Canby :
Appointed by Jimmy Carter
Born: May 22, 1931 (age 85 years), Saint Paul, Minnesota, United States

ウイリアム・カンビー:
ジミー・カーター(当時、民主党)に指名された。
1931年5月22日、セイント・ポール・ミネソタ州生まれ85歳

Michelle T. Friedland :
Appointed by Barack Obama
Born July 1972 (age 44) Berkeley, California, U.S.
Appointed by Barack Obama

ミッシェル・T・フリードランド:
バラク・オバマ大統領に指名された
1972年7月、バークレイ・カルフォルニア州生まれ44歳

3人の巡回控訴裁判官の2人は民主党大統領指名され1人は共和党大統領ですが、
リチャード・クリフトン裁判官はジョージ・ブッシュ・ジュニア大統領(共和党)指名されている。
ブッシュ一家はトランプ大統領を毛嫌いしており、其の影響でクリフトン裁判官は他の、民主党大統領に指名された裁判官に同調したことは容易に想像され、今回の判断に繋がったのでしょう。
司法判断とはお世辞に言えず、政治的な、メデイア世論に迎合した判断だった!、言っても決して過言ではないでしょう。

他に、トランプ政権に纏わりついている問題は!〜



◼︎【Official: Flynn Discussed Sanctions With Russians Before Taking Office】: CNBC
A U.S. intelligence official briefed on the matter confirmed to NBC News that National Security Advisor Mike Flynn discussed sanctions with the Russian ambassador before Flynn took office, contrary to denials from Vice President Mike Pence, White House spokesman Sean Spicer, and others.

米情報当局は、マイク・フェンス副大統領、ホワイトハウスのスポークスマン、ショーン・スパイサーなどの否定的な意見に反して、マイケル・フリン国家安全保障アドバイザーがロン・ロシア大使との制裁について議論したことをCNBCニュースに伝えた。

マイケル・フリン国家安全保障アドバイザーが就任前にロシアと制裁について話し合った事をワシントン・ポスト紙が非難記事を流した。
此れに他のメデイア、民主党が追随したが、・・・此れはオバマ大統領令の『最後っ屁:対ロシア制裁強化、ロシアの外交官やロシア人の職員の追放、ロシア人との接触禁止』、此れに反するとして、マイケル・フリン国家安全保障アドバイザーを執拗に攻撃しています。

トランプ大統領は選挙中からロシアとの関係改善に尽力する!と約束しており、・・・
マイケル・フリン氏は此れに沿って行動したのでしょう。電話での話し合いだったのですが、これが国家情報局の網にかかり、情報局がワシントンポストに漏らしたのでしょう。
法的には問題はないが、フリン氏がワシントンポスト紙にロシア大使との話し合いを認めなかった事が道義的な問題として大問題に発展したようです。

◼︎【Trump promises Chinese president he'll honor 'one China' policy】:THE HILL (02/09/17)
President Trump said he would honor the United States' longstanding “one China” policy during a Thursday night phone call with Chinese President Xi Jinping, an effort to ease diplomatic tensions between the two powers. 

◼︎【トランプ氏、支那国家首席に『一つの支那政策」を尊守の約束】:
トランプ大統領は習近平首席に火曜日の電話会談で!~、
両国間の緊張を和らげる為に、長年続いてきた米国の『一つの支那政策』を讃えると述べた。

トランプ大統領の支那に対すする姿勢が豹変したのか?!〜、
選挙中、選挙後も『一つの支那に拘らない!』と主張していとのとは急展開です。真意を測り兼ねますね!。
電話会談であり、トランプ政権の公式な主張とは取れませんが、もし、これが本意なら東アジア、東南アジアの政治的なバランスが劇的に変化して不安定さが増幅するでしょう。
日本政府には頭痛の種が増えて仕舞ったようです。

共和党の重鎮/ジョン・マッケイン上院議員が反トランプの急先鋒であり!〜、
✦ イスラム7カ国の入国制限にも反対!・・・
✦ イエメンでの軍事行動を非難した!・・・
何かにつけて、トランプ大統領を非難したいる。

共和党はロシアとの関係改善を望んではおらず、トランプ大統領は前大統領の路線を踏襲する!と姿勢を改める事を余儀なくされて仕舞いました。



此れだけ、メデイア、民主党、共和党から叩かれれば、どこかで妥協点を探し、選挙中の約束は一時的に棚上げしなければ政権運営は困難です。

一歩前進、二歩後退の時期に差し掛かっているのかも知れません!。

トランプ大統領は事を性急に運び過ぎたようです。根っからの政治家ではないので、根回しをせずぬに、いきなり選挙中の約束を果たそうと、大統領令を連発しすぎた事が政権運営が円滑に行かぬ最大の原因だと思います。
未だに指名した数人の閣僚、政府高官の民主党の反対で承認が得られてはおらず、・・・せめて、指名した全員が承認されるまで待ってから事を為すべきでした。
残念です!。

余談ですが!〜、
 The Morning Consult/Politico(モーニング・コンサルト/ポリテコ)が水曜日に行った世論調査の結果、・・・トランプ大統領のイスラム国の入国禁止の支持は55%で不支持は38%でした。
 圧倒的な支持を得ていますが、此れは大手メデイアは発表してはいません。

❝臭いものには蓋をする!❞の忌むべき根性ですね!。

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