2025年4月25日金曜日


奈良県桜井市教育委員会と市纒向学研究センターは22日、邪馬台国(やまたいこく)の有力候補地とされる同市の纒向(まきむく)遺跡で出土した古墳時代初め(3世紀前半)の犬の骨をもとに、当時の姿を復元したと発表した。

邪馬台国の女王・卑弥呼の宮殿があったとされる場所で見つかったことから『卑弥呼と一緒にいた犬』の可能性も高いとしている。
23日から9月28日まで同市立埋蔵文化財センターで公開される。

   出土した骨をもとに復元された犬=奈良県桜井市役所

骨は、平成27年に全体の半分近くが!〜、
      建物を囲む区画溝で出土!・・・
分析の結果、体長58センチ、体高48センチで1歳半以上のメスと
推定された。弥生時代の在来種より大型で、大陸から持ち込まれたとみている。

復元にあたり、骨をCTスキャンで測定し、3Dプリンターを使って1点ずつ石膏で複製して組み立てて肉付けしたため、当時の姿に極めて近いという。犬は縄文時代から狩猟や番犬として飼われ、茶と灰色の毛の犬がいたと推定されることから、今回も2種類の色で復元した。

   纒向遺跡で発掘された犬の全身の骨=奈良県桜井市役所


  
       茶色と灰色に復元された纒向遺跡の犬
         (奈良県桜井市教育委員会提供)

纒向遺跡では、犬の骨が出土した区画溝の西側で大型建物跡(3世紀前半~中ごろ)も見つかっており、いずれも卑弥呼の宮殿施設とみられている。卑弥呼は2世紀末ごろから倭国を統治し、248年ごろに死去したとされる。



纒向学研究センターの寺沢薫所長は!〜、
《犬は、魏志倭人伝に記された卑弥呼の時期と合致し、
宮殿で大切に飼われたものが祭祀(さいし)に伴って溝に横たえられたのではないか。宮殿は厳重に警備され、迷い犬が溝で偶然に死んだとは考えにくい》、…と話す。

復元犬の愛称を6月30日まで募集。問い合わせは同センター(0744・45・0590)。

参考文献:

■【「女王・卑弥呼の愛犬」を復元 宮殿跡から骨、1歳以上メス推定 魏志倭人伝と時期合致】:

https://www.sankei.com/article/20250422ISNCAB3DFBPZFPO56NVOKJLV2E/utm_source=newsletter&utm_medium=evening&utm_campaign=20250422&utm_content=news


復元された犬は1歳半以上のメス!だそうですが、若い犬のようですね!。寿命を全うしたとは思えないので、卑弥呼が埋葬された時、殉死を強制されたのかも知れません。ならば、何らかの寿命を絶った痕跡があるは筈ですが、現在の科学技術では特定できないのかも知れません。可能ならタイムマシン時代を遡って、当時の犬の生活ぶり見たいものです。

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