2013年12月7日土曜日

採決段階で官邸と与党にブレ 「会期延長なし」と「丁寧審議」のはざまで

衆院本会議で今国会会期を8日まで2日間延長することを、与党の賛成多数で議決した=6日午後、国会内(宮川浩和撮影)
衆院本会議で今国会会期を8日まで2日間延長することを、与党の賛成多数で議決した=6日午後、国会内(宮川浩和撮影)
 国会は6日も、与野党の最終攻防が深夜にわたって繰り広げられた。終盤国会がもたついたのは、民主党の徹底抗戦もさることながら、官邸サイドと与党と意思疎通が十分図れていないことも少なくない。官邸サイドは丁寧な審議を求めながら12月の政治日程が立て込んでいることを理由に会期延長を認めなかった。与党側も「強行」と「丁寧」の間で方針を定めきれず、結果として2日間の会期延長という誤算が生じてしまった。(内藤慎二)
 「あらゆる事態に対処するため、会期延長をお願いした」
 自民党の石破茂幹事長は6日午後、伊吹文明衆院議長に2日間の会期延長を申し入れた直後、記者団にこう明言した。数時間前まで「延長しない」と言い切っていただけに、苦渋の表情を浮かばせていた。
 会期延長という苦渋の決断は、参院自民党の意向が強く働いた。
 参院では、4日の本会議が5日未明まで続いた。民主党がどこまで抵抗するかが読み切れず、一時は5日中に特定秘密保護法案を成立させるというシナリオも出た。
 ただ、深夜国会が連日となることに、与野党双方から「死人が出る」「夜は眠りたい」との不満が続出した。参院自民党幹部は5日夜、同日中の法案成立を見送るとともに、会期の延長を申し入れた。政府側も最終的に受け入れ、会期延長の流れが決まった。
 特定秘密保護法案の野党との修正協議も、当初は日本維新の会やみんなの党の抱き込みを図ろうとした官邸サイドの意向だった。衆院段階では、両党と修正合意もでき、みんなの党は賛成票を投じ、党内をまとめきれなかった維新は採決を欠席する形で官邸サイドの意向に最大限応じた。
 しかし、参院に審議の舞台が移ると、維新もみんなも党内事情を優先して態度を徐々に硬化させた。官邸サイドは会期延長しないことにこだわる中、与党側は引き続き維新やみんなとの修正を優先させた。それでも、5日の参院国家安全保障特別委員会では維新、みんなは採決を退席してしまった。
 与党側は、維新やみんなの抱き込みに成功しなかったばかりか、民主党がどこまで抗戦するかも読み切れないままきた。
 与党内には「誤算続きだった」という声もあるが、安定感のない国会運営との印象はぬぐえず、来年の通常国会に向けて大きな課題を残した。
産経ニュース(2013.12.6 20:03 

                                                        

筆者考:

✦ “吉報!”を、特定秘密保護法の成立のニュースを!、母
なる国日本から遠く離なれた、酷寒の地カナダで、・・・
今か、今か!と待っている筆者ですが、
未だに吉報は訪れはなしで待ち疲れの筆者です。

何故に誤算が生じる事態に陥ったのか?・・・矢張り官邸と与党の差(公明党がぶらがっている事態では官邸と与党の差は当然)が大きく影響したようです。
与党が単独ならば、官邸主導は円滑に行き渡り参院での、凄まじいばかりの野党の狂乱(初めに反対ありきで、まるで暖簾に腕押しの不毛の審議)は「鎧袖一触で蹴散らす事ができた!」のにと思わずにはいられません。

先の参院選で石破茂自民党幹事長の戦略ミス(公明党の配慮して重複する選挙区には候補者を立てず)で圧勝したは言え!、・・・単独過半数に届かずの結果で参院選での捩れは真の意味での捩れ解消はならず、公明党との連立であり、これでは嘗ての悪しき政治と同じ道をたどる事になる。
たとえ特定秘密保護法案が成立したとしても、それは公明党に大きな借りが出来きた事になり、いずれ此の借りは何らかの形で返す事を余儀なくされるでしょう。

《民主党民主党政権下で連発された強行採決》⇔マスコミ

がほとんど報道しない闇法案が紛れ込んでいるおぞましさ!。

1)【中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律案(中小企業金融円滑化法)】
[2009年11月20日(金) 財務金融委員会]【衆】
[2009年11月27日(金) 財務金融委員会]【参】:
2)【平成二十二年度における子ども手当の支給に関する法律案】:
[2010年3月12日(金) 厚生労働委員会]【衆】
[2010年3月25日(木) 厚生労働委員会]【参】
3)【公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律案(高校無償化法案)】:
[2010年3月12日(金) 文部科学委員会]【衆】
4)【医療保険制度の安定的運営を図るための国民健康保険法等の一部を改正する法律案(国民健康保険法改正案)】:
[2010年4月14日(水) 厚生労働委員会]【衆】
[2010年5月11日(火) 厚生労働委員会]【参】
5)【国家公務員法等の一部を改正する法律案(国家公務員法改正案)】:
[2010年5月12日(水) 内閣委員会]【衆】
6)【独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構法の一部を改正する法律案(省エネ製品促進法)】:
[2010年5月12日(水) 経済産業委員会]【衆】
7)【地球温暖化対策基本法案 (温室効果ガス25%削減法案)】:
[2010年5月14日(金) 環境委員会]【衆】
8)【国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部を改正する法律案(国政選挙経費削減法案)】:
[2010年5月24日(月) 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会]【衆】審議:1時間
9)【放送法等の一部を改正する法律案 (放送法改正案)】:
10)【[2010年5月25日(火) 総務委員会]【衆】審議:2.5時間】:
外国為替及び外国貿易法第十条第二項の規定に基づき、北朝鮮を仕向地とする貨物の輸出及び北朝鮮を原産地又は船積地域とする貨物の輸入につき承認義務を課する等の措置を講じたことについて承認を求めるの件(北朝鮮輸出入制限)
[2010年5月26日(水) 経済産業委員会]【衆】
11)【郵政改革法案】:
[2010年5月28(金) 総務委員会]【衆】審議:6時間
郵政民営化は、小泉政権が総選挙を実施して信を問い、国民の圧倒的な支持のもとで決定された政策です。
郵政民営化法の成立には100時間以上の国会審議を行い、竹中大臣の答弁は850回に達しました。
それをひっくり返す法案を、民主党政権はわずか6時間の審議で強行採決しました。
さすがにこれはマスコミも大きく報道せざるを得ないので、首相交代という目くらましを打ってきた。

出典:民主党独裁政治の恐怖

http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/1279.html#id_40928a3b

■自民党と民主党の強行採決の違い・・・

自民が与党の現在】:

自民「こういう法案考えたんだけど、審議しませんか?」

民主「ダメダメ!審議拒否!出席しません!」

自民「話し合う事すらできない・・・仕方ないから勝手に決定するか」


民主「強行採決か?数の暴力だ!民主主義はどこ行った!」

民主が与党だった過去】 :

民主「こういう法案考えた!さっそく通す!」

自民「ちょ、まず話し合おうぜ」 

民主「ダメダメ!審議拒否!強行採決!数こそ正義!」 

自民「・・・・」 

このコントの出典は不明!・・・恐らく2ちゃん掲示板で拾われたものでしょうが、秀逸です。


異例、3日連続の深夜・未明国会 「税金の無駄」との指摘も・・・


産経ニュース(2013.12.6 20:13
 特定秘密保護法案を扱う参院本会議は6日夜も与野党の攻防が続く。これで3夜連続の「深夜・未明国会」という異例の事態になり、「税金の無駄遣い」との指摘も出ている。
 野党は4日以降の参院本会議で、通常は押しボタンで瞬時に行う採決を、記名式で行うよう要求。岩城光英議院運営委員長解任決議案を出せば、与党が民主党ポストの常任委員長解任決議案を出して応酬するなど5日午前4時まで続いた。
 国会を1日開いた場合、約2億円の費用がかかるとされる。参院事務局は具体的な金額を明らかにしないが、4~6日は通常支出しない光熱費や衛視らへの超過勤務手当などが発生したのは間違いない。
 5日未明に本会議で登壇した自民党の三原じゅん子参院議員はブログで「深夜までの本会議も(中略)ただただ時間の引き伸ばしをし、税金を無駄遣いするだけ」と野党を批判した。
                                                                    
費用はいくら掛かってもよいから安倍政権は “初志貫徹!” で腐れ粗大マスゴミや野党の支離滅裂な「強行採決の非難・誹謗」などは歯牙にも掛けずに「国賊・売国野党を蹴散らして見事に特定秘密保護法案を、今国会で成立させて欲しい!と祈る気持ちに身を置いている筆者です。

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