2016年4月21日木曜日

米国大統領選の行方!(14)⇔ NY州予備戦でトランプ氏/クリントン氏が地滑り的な大勝利!・・・

昨日行われたNY州予備戦で!〜、
共和党はドナルド・トランプ氏!・・・
民主党はヒラリー・クリントン氏!・・・
其々が地滑り的な圧勝をおさめました!・・・

 トランプ氏はNY市・クイン~ズ地区生まれで、ヒラリー氏は連邦・NY上院議員で有り、両者ともNY州は本拠地(地元)の利を活かした結果でした。


NY州・共和党の予備戦の結果は!〜




✦ トランプ     : 518,601票(60.5%)
✦ ケイシック    : 214,755票(25.1%)
✦ クルス      : 123,894票(14.5%)

まさに、地滑り的な勝利となった。

この結果!〜



トランプ氏が獲得した代議員の数は89人!・・・
ケイシック氏はたったの3人で、ライバルのクルス氏は ❝ぜろ!❞
であり、対立候補としての面目は丸潰れ!・・・。




共和党・NY州予備戦の結果を加算した其々の候補者の代議員獲得数!〜、

✦ トランプ      847人
✦ クルス       553人
✦ ケイシック     148人


Delegates Remaining(残存代議員数) : 
G.O.P. delegates(共和党代議員)   674      

1,237 to win nomination: 本選(大統領選)の指名候補者となるには1,237人の代議員が必要!〜、

✦ トランプ      390人(58%)
✦ クルス       684人(101%)
✦ ケイシック    1,089人(162%)

トランプ氏以外は、クルス氏もケイシック氏も1237代議員を獲得するは数字上は不可能です。
ケイシック氏はこの期に及んでも、早々と予備戦を撤退したマーコ・ルビオ氏が獲得した代議員数(174人)よりも少ない。
マーコ・ルビオ氏は先月(3月15日)、フロリダ州予備戦(本拠地)ではトランプ氏に屈辱の大敗で面目を失い、翌日、予備戦撤退を表明した。
 飜えって、ケイシック氏は一ヶ月以上も前に予備戦から撤退したるビオ氏よりも少ない獲得代議員数で、・・・謂わば醜態を晒してまで予備戦にしがみついている!。

共和党エスタブリッシュメント・支配層(既得権にどっぷり!と浸かっている)が打ち出した窮余の策!、・・・米大西洋沿岸部州(東北部)はクルス氏は不人気である(極右に近い姿勢!)、信用されてはおらず、『トランプ氏の快走を止める事は出来ぬ!』と読んでいる。 
 其処で、これ等の州では、そこそこの支持基盤を持つケイシック氏を担ぎ上げて、反トランプ票を取り込みトランプ氏が1,237人の代議員数を獲得するのを阻止する。
 形振り構わずの作戦に操られているのがケイシック氏と言っても決して過言ではないでしょう。
トランプ氏が例え必要代議員数の一人でもかけたら、・・・7月の党大会の投票でクルス氏を指名する筋書きが既に書かれています。
その前哨戦ともいえ事象が、4月8日に開催された『コロラド州・共和党集会』で起きました。他州の予備戦とはコロラド州は異なり、・・・一般の有権者をシャットアウトして、州共和党本部が選んだ者だけがクルス氏に投票して代議員30人を、クルス氏は難なく総取りしました。 此れは7月の共和党全国大会で起きる可能性は否定出来ません。

NY予備戦でトランプ氏の圧勝で、共和党エスタブリッシュメントの奸策は打ち砕かれ、・・・ケイシックは形無しの木偶の坊で終っても、未だ諦めきれないで様子です。



現在まで共和党各候補者が制した州!〜、

ドナルド・トランプ :
1)ニューハンプシャー州  2)サウスキャロライアン州 3)ネバダ州 4)アラバマ州
5)アーカンソー州 6)ジョージア州 7)マサチューセッツ州 8)テネシー州 9)バーモント州 10)ケンタッキー州 11)ルイジアナ州 12)ハワイ州 13)ミシガン州 14)ミシシッピー州 15)フロリダ州 16)イリノイ州 17)ミズリー州 18)ノースカロライナ州 19)米領北マリアナ諸島 20)アリゾナ州 21)ニューヨーク州

テッド・クルス:
1)アイオワ州 2)アラスカ州 3)オクラホマ州 4)テキサス州 5)カンサス州 
6)メイン州 7)アイダホ州 8)ユタ州 9)ウイスコンシン州 10)※ コロラド州
11)※ ワイオミング州 註:州共和党集会での集票結果(通常の予備戦ではない)

ジョン・ケイシック :
1)オハイオ州

残りの州の予備戦日程票〜、4月ー5月


4月26日 : コネチカット州(28)/デラウエア州(16)/メリーランド州(38)/ペンシルバニア州(71)/ロードアイランド州(19)
カッコ内数字は獲得出来る代議員数 

5月3日  : インディアナ州(57)
5月10日    :     ネバラスカ州(36)/ウエストバージニア州(34)
5月17日    :     オレゴン州(28)
5月24日    :     ワシントン州(44)


                                                  




NY州・民主党の予備戦の結果は!〜

ヒラリークリントンの圧勝で、民主党本選候補者に指名される事はほぼ確実!となりました!・・・。



クリントン  :  1,037,344票(57.95%)
サンダース  :   752,739票(42.1%)



     共和党・NY州予備戦の結果を加算した其々の候補者の代議員獲得数!〜、


✦ クリトン    : 1,930人
✦ サンダース   : 1,223人


Delegates Remaining(残存代議員数) : 
G.O.P. delegates(民主党代議員) 1,668

2,383 to win nomination: 本選(大統領選)の指名候補者となるには2,383人の代議員が必要!〜、

✦ クリントン    453人(27.2%) 
✦ サンダース   1.160人(69.5%)

サンダース氏は残存代議員の69.5%を獲得しなければならず、これは殆ど不可能と言える。



予備戦も後半戦となり、大勢は決まりかけている!・・・ 

民主党はヒラリー・クリントン氏でほぼ決定!・・・

予備戦が済んではいない残りの州の結果次第でトランプ氏が必要代議員数を獲得する可能性はいまだ残されている!・・・

もし7月まで縺れ込んだら共和党は大変な事になるでしょう。
トランプ氏は共和党の不公平な本選候補指名制度の非難を開始(牽制)しましたが、此れはトランプ氏の一連の!〜、初めに波紋を投じる言動で世間の耳目を集め、攻撃相手の自壊を待つ戦略です。
既に共和党・エスタブリッシュメント(支配層)は慌ててカウンター攻撃(防御を兼ねた攻撃)は開始していますが、焦りが見られます。

ますます面白くなる、トランプと共和党エスタブリッシュメントの熾烈な戦いが日毎の増幅しており、目が離せません!。


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