2016年1月30日土曜日

豪州の次期潜水艦選定の行方は!?・・・

アメリカが豪の次期潜水艦に日本の「そうりゅう型」を希望する理由 日本の面子まで配慮?
NewSphere(2016年1月26日)


現在、オーストラリア海軍の次期潜水艦計画は、日本の官民連合、ドイツ、フランス企業からの最終提案を受け、共同開発・生産のパートナーをいずれかに決定する段階にある。ターンブル豪首相は先週、就任後初の訪米を行ったが、豪メディアによると、その際行われたいくつかの会談でも次期潜水艦が話題に上ったそうだ。米政府の公式の立場は、豪政府の決定を尊重するというもので、オバマ大統領を始めとする政府要人はいずれかに肩入れする発言を控えている。だが、米政府高官や米軍幹部が日本の潜水艦の採用を望んでいることは、さまざまな形で表現されており、豪政府にとっても思案材料となっているようだ。

◆米政府が日本の潜水艦の採用を望む4つの理由とは
 オーストラリアの次期潜水艦計画をめぐっては、日本、オーストラリア、アメリカそれぞれに思惑がある。日本にとっては、積極的平和主義を推進する上で、オーストラリアとの安全保障・防衛協力を深めることは重要だ。豪による日本の潜水艦の採用はそれを前進させるだろう。それはアメリカの意向でもある。両国はアジアにおけるアメリカの主要同盟国だ。

 豪オーストラリアン紙は、ある米高官が同紙に語ったところとして、米政府が日本の「そうりゅう型」潜水艦の採用を豪政府に望む理由を4点に分けて伝えている。最初の3つは、「そうりゅう型」の採用で期待できることについて述べたものだ。

 第1の点は、米軍の分析では、3者のうち日本の「そうりゅう型」が採用されれば、オーストラリアに最大の戦力を与えるだろう、とされていることだ。オーストラリアの戦力強化はアメリカにとって重要な関心事である。オーストラリアンは、アメリカは自国の同盟国が、同盟全体での戦力を強化することを期待しており、アジアでは主にオーストラリアと日本にそれを望んでいる、としている。

 アメリカは世界各地に戦力を同時に投射しなければならず、予算の制約のある中、アジアでの中国の軍事的台頭に単独で対抗することは難しくなっている、というのが同紙の見方だ。米戦略国際問題研究所(CSIS)はオバマ政権のアジア太平洋地域へのリバランス(再均衡)戦略について検証した報告書を20日発表した。中国の著しい軍拡と、アメリカの防衛予算の厳しい削減を考慮すると、「現行規模のアメリカの戦力配置では、地域の軍事力のバランスはアメリカに不利に転じつつある」と述べているのを、オーストラリアンは傍証として引用した。

 第2に、「そうりゅう型」であれば、米豪の潜水艦、日豪の潜水艦それぞれの間で、最良の相互運用性がもたらされるとアメリカは考えている。相互運用性とは、迅速な協力を可能にするため、装備や手続きにおいて共通性、互換性を持たせることである。

 第3に、「そうりゅう型」の採用によって、日米豪3国間の戦略的協力が大いに強化されるだろうとアメリカは考えている。日米豪いずれの政府にとっても、このような協力を強化することは政策目標である、とオーストラリアンは語る。

 第4の点だけは他と異なり、期待ではなく米政府の懸念となる。中国政府が、日本の潜水艦の採用に激しく反対しているので、もし日本が選ばれなかった場合、日本政府にとっての恥、中国政府にとっての外交的・戦略的勝利とみなされることになるだろうと米政府は考えている、と同紙は語っている。

◆米政府高官も米軍幹部も、日本の「そうりゅう型」が他より優れていると
 CSISアジア兼日本チェアのマイケル・グリーン上級副所長と、かつてアボット前首相ら豪首相2人の国家安全保障アドバイザーを務めたCSIS客員研究員アンドリュー・シアラー氏らによる連名の記事が、米外交専門誌ナショナル・インタレストのウェブサイトに17日掲載された。ターンブル首相の訪米に先立って、米豪同盟のさらなる強化のため、両国間で詰めておくべき問題について提言したものだ。その中で、日米豪の3国関係の強化や、日本の潜水艦の採用が、重要な案件として挙げられている。

 ターンブル首相とオバマ大統領は、安倍首相が最近成立させた安保改革案を考慮し、首脳会談で、両国が日本とより緊密に協力する方法について話し合うべきだとしている。これまでにも日米豪には緊密な協力の実績があるが、集団的自衛権の行使が容認されたこと、武器輸出の制限が緩和されたことで、3国間の安保協力と、軍の共同作戦能力の強化の重要な機会が開かれた、と記事は述べる。

以下 略!〜

 
                                                 


ブログ管理人考:

オーストラリアの次期潜水艦選定の行方は!〜
 米政府高官や米軍幹部が日本の潜水艦の採用を望んでいることは、さまざまな形で表現されており、豪政府にとっても思案材料となっている。


潜水艦(そうりゅう型)は!〜
通常型とは言え、独自開発で最新鋭の設備を備え、日本で初めて非大気依存推進(AIP=スターリング発電機による非大気依存推進)を採用した潜水艦で、排水量は4200トンで、世界最大規模の潜水艦である。
 リチウム電池搭載、長期間に亘り潜行したままで作戦を続行できる、・・・原潜と同様とは言えぬまでも、通常型では最も優れた性能を備えている。
 ステルス性能で世界の潜水艦の中では粛静性が高くか、忍者の如く潜水航行ができる。

米潜水艦を数十メートルに接近しても米潜水艦は探知出来ず、・・・日本の潜水艦の性能の優秀さに驚愕して、顔色を失った!と報告されている。



 次期潜水艦には米豪共同開発の戦闘システムが採用されることになっているが、・・・米政府、軍が、日本の潜水艦の採用を豪政府に望んでいるとして、それが選定に影響を与えうるだろうか!、『日本の潜水艦でなければ、アメリカが最新鋭の戦闘システムを提供しないのではないか?』を豪政府は懸念している。
  この戦闘システムが大きな鍵になる事は明白であり、・・・豪政府内では、日本以外の潜水艦の採用が決まった場合、アメリカが最先進の戦闘システムの技術供与に前向きでなくなるのではないか、との不安を抱いている。
 アメリカに対するこの疑念が、日本にとって有利な切り札として浮上している。
アメリカは、日本の潜水艦が採用された場合には、自国の最新鋭の戦闘システムを提供することを明言している。 
アメリカがどの技術を最終的に提供するかは、どの国の潜水艦が選ばれるかによって異なり、フランスやドイツの潜水艦には、・・・最新鋭のものではない戦闘システムが提供される可能性がある!と囁かれている。


 オーストラリアは次期潜水艦に4000トン級を計画している。「そうりゅう型」がまさに4000トン級だ。ドイツのティッセンクルップ・マリン・システムズ(TKMS)は、2000トン級の「214型潜水艦」を大きくし、4000トンにする計画だという。しかしこれは技術的に難題だと専門家は指摘しているそうだ。その技術上の懸念から、ドイツは支持を失っているという。
ただし!〜、此れは現在の処は単なる噂でけではあるが。

 豪政府による決定は、今年半ばには発表される事になっているが、その際も、選考対象を2国に絞り込むだけにとどまるかもしれないと情報筋が示唆しているそうだ。自国に有利なように交渉を進めるためである。
な交渉をするために日本政府に大きな譲歩を迫ってくるのは間違いないでしょう。

✦ 日本の狙いには日米豪の戦略的関係の強化も!〜


 潜水艦技術の移転に関しては、日本国内で不安視する声も多い。そこまでしてこの契約を勝ち取る理由が、金額の大きさの他にもあるのだろうか。
  商業的利益以上のものが、豪政府の潜水艦選定には懸かっており、・・・安倍首相のアジア太平洋地域での積極的平和主義の観点から、この問題を捉えているのは明白であり、受注に成功すれば、首相が、支那に対抗して、米同盟国同士であるオーストラリアと築こうとしている特別な関係を固める事が確実となる。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)は!〜、『日本は自国の潜水艦の売却によって、日本政府とオーストラリアの深まりつつある戦略関係が強固になるかもしれないと期待している』と、更に『間違いなく日本を選ぶ決定は戦略上、明白な意味を含むものとなるだろう』と指摘した。
『日本が軍事的に普通の国になる道を進む助けとなるだろうし、支那と米国の双方に、日豪が協力していく用意があることに関して明白なメッセージを送ることにもなろう』とも語っている。

もともとこの取引は、金銭以上に戦略的な面がはるかに大きく、・・・豪政府が『そうりゅう型潜水艦』を選定しなければ、オーストラリアが日本との戦略的関係での接近を拒んだことになる。つまり、支那に圧力に屈し、支那の外交的勝利となる。


親日派のアボット前首相が2014年末に日本との秘密の取引に署名する寸前だったと流布されていた。計画では、12隻の潜水艦が日本で建造され、メンテナンスのわずかな部分だけがオーストラリアで実施されることになっていたが、・・・オーストラリアの政変でアボット首相(当時)が政敵の新支那のマルコム・ブライ・ターンブル(Malcolm Bligh Turnbull)破れ党首交代となり、その後はオーストラリア政府の次期潜水艦選定は白紙に戻り、フランスやドイツが以前にも況して自国潜水艦の売り込みに攻勢をかけてきた。
フランスやドイツがオーストラリア政府の要望(技術供与、オーストラリアで建造)を殆ど飲み、日本国は不利な形成に追い込まれて仕舞った。

 米国防省、軍の高官が『そうりゅう型潜水艦』を強く押しており、オバマ大統領も無視は出来ずに、先の新首相ターンブルとの会談で米国の要望(そうりゅう型潜水艦の選定)を表明した!と思われます。

何れにしてもマルコム・ターンブル!〜、
親日派などは生温く、超弩級の支那派であり、・・・ターンブルは支那について ❝オーストラリアと抗日で戦った最も長い同盟者だ!❞ と述べるなどの歪んだ歴史観を持っている!・・・
長男(Alex=アレックス)は支那人女性と結婚しており、定かではありませんが、❝義父は支那共産党の幹部!❞との噂が流布されている。
シナ語は妻の影響で支那人と変わらずの流暢さである。

 こんな人物が首相でオールトラリア政権の座に座っているのでは、そうりゅう型の潜水艦の技術供与、加えてオーストラリアでの建造となると、支那に機密が筒抜けになる危険性は払拭でません。
 安倍政権が受注欲しさに何処まで譲歩するかが選定の行方となるでしょうが、・・・今回は米国の力強い後押しが加わり、ターンブルも結局は『そうりゅう型潜水艦を選定する!』が、ブログ主の予想です。

然しながら!〜、受注が無いほうが、日本が誇る最先端の技術『リチウム電池をつかい、潜行時間の長さが飛躍的に向上、スクリュー音が静かで船体のステルス性が高く哨戒機などに探知されにくい』を有するそうりゅう型潜水艦の機密がオーストラリア経由で支那にただ漏れる心配がなくなる。

 短期的には損失だが長期的な視野では安全保証の見地から、敵側に機密が漏れない事は日本国にとって国益となる。
受注がなくともよし!となりますが、・・・受注がなければ、支那の外交的勝利なるので、❝痛し痒し!❞となって仕舞います。




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