2017年12月18日月曜日

二転三転!〜、米国の北朝鮮に対する姿勢は『迷走』としか思えない!・・・

米国、前提条件なしで北朝鮮と直接対話の用意=国務長官

[ワシントン 12日 ロイター] - ティラーソン米国務長官は12日、北朝鮮と前提条件なしで直接対話する用意があると述べた。核放棄を対話の条件としていた従来の姿勢を修正したとみられる。


長官はワシントンのシンクタンクで講演し「とにかく会おう」と発言。「向こうが望むなら天気の話をしてもいい。ラウンドテーブル(丸い机)にするか、四角い机にするかを話してもいい」と述べた。

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驚くことにはティラーソン米国務長官は!〜、
2日後、舌の根が乾かぬうちに、
          前言をひるがえした!・・・

◼︎【Tillerson urges long halt to North Korea weapons tests before any talks】:
Reuters(DECEMBER 15, 2017 )

Tillerson Is Calling For Talks With Pyongyang:


UNITED NATIONS (Reuters) - U.S. Secretary of State Rex Tillerson on Friday urged North Korea to carry out a “sustained cessation” of weapons testing to allow the two countries to hold talks about Pyongyang’s nuclear and missile programs.

Tillerson’s remarks were a retreat from his position earlier this week when he offered to begin direct talks with North Korea without preconditions, backing away from a key U.S. demand that Pyongyang must first accept that giving up its nuclear arsenal would be part of any negotiations.

国連(ロイター):米国務省報道官によると、レスター・ティラーソン米国務長官は、北朝鮮に対し、両国の話し合いを可能にするには、… 『核兵器テストを即座に中止して、此れを持続させる事だ!』として強く迫った。
テイラーソン大統領の発言は!~、
『北朝鮮はまず、核兵器保有を放棄する事が交渉の前提となることを認めなければならない!』と、… 今週初めに北朝鮮に提示した北朝鮮との直話し合いには何らの条件は付けず!から大きく後退した。

◼︎【北朝鮮、対話には兵器実験の持続的中止が必要 米国務長官が圧力路線に転換】:
大紀元日本(2017年12月16日 ): http://www.epochtimes.jp/2017/12/30201.html:


[国連 15日 ロイター] - ティラーソン米国務長官は15日、米国が北朝鮮と対話を持つには、北朝鮮が兵器実験を「持続的に中止」する必要があると言明した。

ティラーソン長官は国連安全保障理事会で開かれた北朝鮮問題を巡る会合で「北朝鮮は自ら努力し、対話の席に戻らなければならない。非核化が実現するまで、圧力路線を維持する必要がある」と語った。実験の「持続的な中止」の期間については明示しなかった。

さらに同長官は会合後、北朝鮮との対話入りに向け、米国はいかなる「前提条件」にも応じないと記者団に語り、強硬な姿勢を鮮明にした。

ティラーソン長官は今週、北朝鮮が対話を望むのであれば、米国は無条件で対話する用意があると述べていたが、この日の発言はこうした自身の考えを撤回する内容となった。

ホワイトハウスは今週、ティラーソン長官の無条件対話の発言を受け、「対話する時期ではない」とのコメントを発表していた。

北朝鮮の慈成男国連大使は国連安保理の会合で、実験の持続的中止を求めたティラーソン長官の発言には言及せず、北朝鮮の国益が侵害されない限り、他国に脅威を及ぼすことはないと言明した。

さらに、米国は北朝鮮が核戦力を確立したことにおびえているとし、国連安保理の会合を「米国がたくらんだ死に物狂いの措置」と批判した。

                                                     


ブログ管理人考:

大紀元の記事のソースはロイター記事(英文)であり、訳者に依って原文の意味合いが多少、異なるのは当然です。

ロイター記事では!〜、
テイラーソンは北朝鮮に核兵器開発の即座中止、並びに此れが持続することを強く迫っている!・・・

大紀元の記事では!〜、
米国が北朝鮮と対話を持つには、北朝鮮が兵器実験を『持続的に中止』する必要があると言明!・・・
とかなり柔らかい文脈になっている。

米国務長官テイラーソンが自分が発した言葉とは乖離した事を2日後に言わざるを得なかった背後には何が潜んでいるのか?、巷間では様々な憶測が乱れ飛んでいる。

最も考えられる背景は!〜
米政界の激変が最有力!・・・

◼︎【アングル:トランプ氏が敗れたアラバマ州補選の大きな賭け】:
https://jp.reuters.com/article/us-politics-idJPKBN1E8097

[ワシントン 13日 ロイター] - トランプ米大統領は、アラバマ州の上院補選でわいせつ疑惑が浮上した共和党のロイ・ムーア候補をあえて支援するという危険な賭けが完全に裏目に出て、大きな政治的損失を被った。
保守王国のアラバマ州でジョーンズ氏が当選した意味はそれほど大きかった。民主党は既に下院での過半数確保に自信を見せていたが、今回の結果を踏まえ、上院でも再び多数派になる確率が以前よりは少し高まりつつある。


民主党が両院を制した場合、トランプ氏の政策を厳しくチェックするだけでなく、大統領弾劾を始める事態もあり得る。

13日のアラバマ州の上院補欠選挙の結果!〜、
共和党のロイ・ムーア候補が民主党候補のダグ・ジョーンズに敗れた事は、『政界激変!』とも言えるものだった。
現在の上院は共和党51に対して民主党は49と拮抗している。共和党から2人の造反者がでれば、提議される政策はことごとく廃案と可能性は非常い高い!。
例年の中間選挙の展望は!〜、
最新の世論調査(CNN)では民主党が5−3の割合で圧倒的な有利となっている。
下院も上院も共和党が過半数を占め、トランプ政権の國體運営に赤信号が灯る事が想定される。

トランプ大統領とテイラーソンは不仲が囁かれている!〜、
一時は解任の噂が流れた!・・・
解任は噂で終わったが、未だ火種は燻っており、予断は許せない!・・・

✦ 北に対して軟弱な国務大臣・テイラーソン!・・・
✦ 強硬なトランプ大統領!・・・

政権内部で亀裂が走っている!との印象を与える、来年の中間選挙に影響する事を恐れて一時的に政権内部は強固である事を誇示した観が拭えない。

おそらく、今日か明日には懸念されている!〜、
『Tax Bill(法人税の大幅下げ)』が可決される見込みだが、共和党の重鎮であるジョン・マッケインが脳腫瘍の手術後の薬の副作用で退院したばかりで、法案採決に投票できない!と言明している。
加えて共和党の将来を背負って立つ上院議員のマルコ・ルビオが『税制改革法案』に反対を既に表明しており。
共和党51議席Vs民主党議席49の配分では可決されるか?は微妙な処です。

いずれにしても、トランプ大統領は近日中(2〜3日)に、年末、年始に向けた政策の所信表明演説をする!とホワイトハウスが発表!〜、
今後のトランプ大統領の動き、特に、北朝鮮、支那への姿勢が明確になるでしょう!・・・

噂では、北朝鮮、支那への姿勢は硬化するといわれている。
どんな、所信表明となるか?楽しみです。






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