2014年7月15日火曜日

滋賀県知事選での自民党の敗北は当然だった!・・・

安倍政権、滋賀県知事選の敗北は痛手 集団的自衛権、集中審議で説明へ



滋賀県知事選で与党系候補が民主党の三日月元衆院議員に敗れ、窮地に立たされた自民党の石破幹事長(写真)=13日夜【拡大】

 任期満了に伴う滋賀県知事選は13日投開票され、無所属新人で元民主党衆院議員の三日月大造氏(43)が、元内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民、公明推薦=らを振り切って初当選した。安倍晋三政権にとっては大きな痛手で、今後の政権運営や、10月の福島、11月の沖縄両県知事選への影響拡大阻止に全力を挙げる構えだ。

 「(候補者の)知名度が足りなかった。自民党の基盤が十分でなかった」「(集団的自衛権の行使容認について)『もっと説明を』という有権者の声があったことは少なからず聞いている」

 自民党の石破茂幹事長は13日夜、都内で記者団に滋賀県知事選の敗因について、こう語った。安倍首相と公明党の山口那津男代表ら政府、与党幹部は14日昼に官邸で会談し、対応を協議する。

 三日月氏は、2期8年務めた嘉田由紀子知事の後継指名を受け、「卒原発」など嘉田県政の継承を訴えた。一方の小鑓氏は、県政の転換を主張し、地元経済の再生などを公約に掲げた。
三日月氏は、2期8年務めた嘉田由紀子知事の後継指名を受け、「卒原発」など嘉田県政の継承を訴えた。一方の小鑓氏は、県政の転換を主張し、地元経済の再生などを公約に掲げた。

 告示前の情勢調査では、小鑓氏がリードしていたが、三日月氏が終盤で追いつき逆転した。集団的自衛権の行使を容認する閣議決定(1日)が告示後にあたったうえ、東京都議会や国会で自民党議員による「セクハラやじ」問題が発覚するなど、「複合的な要因」(党幹部)が指摘されている。

 こうしたなか、衆院予算委員会は14日、参院予算委員会は15日、安倍首相と関係閣僚が出席して、集団的自衛権に関する集中審議を行う。

 安倍首相としては、中国が東シナ海や南シナ海で軍事的拡張路線を取っていることを念頭に、日本を取り巻く安全保障環境の変化を説明し、憲法の平和主義を堅持すると理解を求める方針。

 海江田万里代表率いる民主党など野党陣営としては、滋賀県知事選勝利の追い風を受け、集団的自衛権の行使容認は専守防衛の基本原則を逸脱しかねないと追及する見通しで、激論となるのは必至だ。

 ▽滋賀県知事選開票結果

 当253728 三日月大造 無新

  240652 小鑓 隆史 無新

   53280 坪田五久男 無新 (選管最終)





ZakZak(2014.07.14)
http://www.
.co.jp/society/politics/news/20140714/plt1407141531006-n1.htm

                                                                                                                                                  

筆者考:

今回の滋賀県知事選挙の投票率:


 知事選の投票率は50・15%で、参院選と同日程で高率だった4年前の前回選挙(61・56%)より11・41ポイント低かったが、単独の日程だった8年前(44・94%)と比べると、5・21ポイント高かった❯とは言え、たった!の51・15%とは目も当てられない低さです。


自民党敗因原因は:


集団的自衛権行使容認や自民党都議のセクハラ野次事件で自民党に対する印象が悪化した事が挙げられているが、此れは “見当違いも甚だしい!”と筆者は言わざるを得ません。

集団的自衛権行使は謂わば、一昨年12月の総選挙で党の公約として発信されていた経緯もあり、今更に、此れが驚きとして捉えられて国民が反対して、一地方の県知事選の結果(自民党推薦候補敗北)に繋がったは考えられません。

 自民党都議のセクハラ野次事件などは首都とは言え単なる一地方議会で起きた通常の野次事件であり、これが遠く離れた滋賀県まで飛び火して県知事選に影響を与えたとは思えません。

 確かに特亞の工作機関の粗大マスゴミの凄まじく狂気の安倍自民党への攻撃があった事は認めざるを得ませんが、・・・結局は日本人の特性と言える付和雷同の悪癖が県知事選に現れたのか?、それなら、此れに対応出来なかった選対委員長や候補者の公認の決定権を持つ党幹事長の責任と成ります。

 『(候補者の)知名度が足りなかった。自民党の基盤が十分でなかった』⟺『(集団的自衛権の行使容認について)『もっと説明を』という有権者の声があったことは少なからず聞いている」と自民党の石破茂幹事長は13日夜、都内で記者団に滋賀県知事選の敗因について語った。

何れにしても、石破茂自民党幹事長の選挙下手は “如何にかならないか!”と言いたくなり、・・・“此の御仁は勘が悪いのでは?”と思える程です。
 国民が喝采を送る秀逸な政策は、選挙の際は勝利に導く最大の武器には成りますが、・・・其れも粗大マスゴミが中立無比な報道姿勢で有権者に此の政策を伝達するとの条件付きです。
 悲しいかな日本のメデイアは完膚なきまでも特亞の感性に侵されて、思考方法が特亞人以上に特亞人のものであり、中立無比な報道は全く期待は出来ません。
これでは、有権者、特に情報弱者は粗大マスゴミが奏でる囃し太鼓、鉦に踊らされて選ぶべき立派な候補者を選ばず間違った人物を選んで仕舞う。

結局は有権者の民度以上の政治家は絶対に生まれずに、民度に似合う政治家が選出されるのは皮肉と言え、・・・其の点で今回の滋賀県知事選挙は滋賀県の有権者の民度が天下に晒されて、何れは有権者が臍を噛む事になるでしょう。


今後、内閣改造・党役員人事もあるし、知事選で負けることもある。それは逆にチャンス。潔く幹事長を辞して、来年秋の自民党総裁選に向けて、地方回りや政権構想をまとめるなど、自身の体制固めをやればいい」キーマン石破氏の言動は注目だ。 (政治ジャーナリスト・鈴木哲夫)

一年以上先の総裁選に心を移すようでは、・・・来るべき沖縄県知事選も自民党推薦の現職知事・仲井眞弘多の敗色は濃厚決定的!と言うよりは決定的です。


 現在、永田町で取り沙汰されている石破幹事長の去就は、・・・幹事長続投?外相に転出?新設される安全保障法制担当相に就任?無役―の4つのケースである。
石破幹事長の本音は、・・・来春の統一地方選を自らが陣頭指揮をして、与党勝利の結果を出して将来に繋げたい!で、幹事長続投だとされている。

 だが、安倍晋三自民党総裁は、滋賀県知事選に破れた上に沖縄県知事選が仲井眞弘多vs翁長雄志(那覇市長)の一騎打ちとなり、しかも敗色濃厚な知事選に突入せざるを得なくなることへの「責任問題」を前倒しして石破氏更迭・閣内取り込みを検討しているとされる。

此れ等は飽く迄も憶測であり、石破茂幹事長の去就は “神のみぞ知る!”と成ります。

筆者の願いは!、・・・噂されている内閣改造を前倒して、党4役の総入れ替えを敢行して人事新たに有能はな人物を選び執行部が円滑に機能して自民党の政策決定、発信力が増幅されて支持率が再度、上昇する事を祈ります。



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