2024年12月21日土曜日

北九州中3殺傷事件で容疑者住所を 番地も放送したNHK 是か非か!! …

■【NHK、北九州中3殺傷事件で容疑者住所を
  番地も放送 1時間後にカットもSNSで拡散】:

   福岡県警によって規制線が張られた平原政徳容疑者の
      自宅付近=19日、北九州市小倉南区

北九州市小倉南区のファストフード店での中学3年男女殺傷事件を巡り、NHKが19日正午のニュースで福岡県警の記者会見を放送した際、県警側が殺人未遂容疑で逮捕された同区の無職、平原政徳容疑者(43)の住所を番地まで読み上げて発表する様子をそのまま伝えた。
 SNSでニュース映像の切り抜きや字幕付きの画像が拡散され、容疑者の家庭環境を攻撃するような書き込みも相次いでいる。

■「総合的に判断」:

NHKは午後1時以降のニュースでは!〜、
     番地の部分をカットして放送した!・・・
ただ、正午のニュースから容疑者の住所が公開情報のようになり、SNS上には容疑者の人格攻撃や動機に関するさまざまな臆測などが続々と投稿されている。

NHKは産経新聞の取材に対し、今回の対応について《ニュースで何を伝えるかについては、自主的な編集判断に基づいて、その 都度、事件の重大性や速報性なども考慮しながら、総合的に判断している》と答えた。

警察が成人の容疑者を逮捕したことを報道機関に広報する際、一部には番地まで公表するケースもある。
 報道機関は個人情報保護法の適用が除外されており、取材活動に利用する一方、各社は規約などで個人情報の取り扱いの方針を公表している。

NHKが令和4年に制定した『NHKパーソナルデータ憲章』では、「業務を行うにあたっては、みなさまの人権を尊重し、不当にプライバシーを侵害しないよう、あらゆる過程で細心の注意を払うことが重要」とし、『いままで以上に、配慮が求められている』としている。
 氏名や住所などの個人情報はパーソナルデータに含まれると定義し、《報道・著述目的で取得した個人情報は、正当な理由がある場合を除き、ほかの目的では利用せず、漏えい等が起きないよう適正に管理する》と定めている。(高木克聡)


                                           


ネット空間(ヤフコメ)に寄せられた声を抜粋して列記いたします。

■ でも今回の場合、上空からの映像もあるし、経営する駐車場も登録されているだろうから、その気になれば調べられる。
警察の記者会見で被害者、加害者の住所を読み上げる可能性があるのだから、生中継といえども5秒マージン、10秒マージンをとっておけば音声加工はできただろう。 

 今回の場合、被疑者の家には誰もいないわけだから、興味本位で被疑者居宅を訪れた者によってガラスが割られたり、不法侵入が心配される。 同時にそれは近隣地区の治安の悪化に繋がり、住民の不安を煽ることになる。 警察は建物の封鎖を解いたあともパトロールを続けて欲しい。

■ ちょうど昼休みでアナウンサーが「今、警察の会見が行われております」と言いながら、その会見は見せずにアナウンサーがスタジオから「犯人が逮捕されました」などいろいろ報道するばかりでした。

会見を中継しないのかと言うと同僚いわく「警察の発表はまるごとテレビで流すことが前提ではないから、個人情報等をカットして編集したものを時間差で流すのでは」という意見で、実際にそうなりました。 「それでは警察の発表の模様をご覧ください」みたいなあとに編集素材を流したのに、冒頭から被疑者の住所を全部言っていて驚きました。 またそれが非常によくあるというのも変だけどあの「◯の◯の◯」と似てる数字に住んでる人日本中に山ほどいるだろうなと思うような住所で、うちも都道府県市区町村は違えど最後の「◯の◯の◯」は数字がいっこ違うだけだったので、記憶に入ってしまった。 公共放送が生中継せずに編集して時間差で、あれなぜ流したのか?

■ 容疑者の自宅の住所の公表と直接関係はないことだが、容疑者宅に強制捜査に入る際の映像をテレビで見た。その印象は強烈だった。

容疑者が自宅にこもって出てこないので、警察は窓ガラスを割って家の中に突入。まるで盗人が侵入するかのようなシーン。強制捜査とはこのようなものなのだという思いを改めて実感した。私権(家屋の所有権)やプライバシーなどは省みられない。これが強制捜査なのだ。 「世間に顔向けできないことをした」という言葉があるが、この言葉には反社会的な行為への反省の気持ちと自制する暗意も含まれている。世間に顔向けできないは、刑に基づく刑罰と同等、あるいはそれ以上に犯罪防止効果のあるとも言える。 今は昔ほど警察官のにらみは力がなくなった。容疑者の人権に関心が向かうのは悪くはないが、世間の力を改めて顧みることも大事ではないか。

 結局、警察から公表された情報をもとに報じていることを考えると、番地を隠そうが警察発表の生中継を見ていた者が拡散してそれをもとにGoogleマップを使えばどのような家なのか拡散することは明らかである。いずれバレる話ではあった。

福岡のローカルメディアでは、現場の表示について地名までテロップ表示するケースが多いように感じる。地名に関しては字幕放送でその時に表示される場合以外はニュース原稿で読み上げられる程度である状況が他のエリアの場合では多く見られる。 あろは、メディアが現場に押しかけている様子をSNSで投稿したり、この記事のように家の外観がわかる状態で画像を入れた場合は、地名をもとに似た風景を探し出し特定することも可能である。 公共放送が行っていたから問題視しているようだが、コタツ新聞の量産が最近目立っている産経新聞がとやかく言う資格はないと改めて思う。

 今さらって感じだけどね。

番地なんかあろうがなかろうが建物映像だの上空映像だの流したら特定なんか容易でしょ。 むしろ、今回は加害者の家で、問題が小さいと思えるくらい。 一連の闇バイト強盗では被害者宅が映され、なんだったら防犯上の弱点まで晒されてるんじゃないかと思えたくらい。 まさか、それが原因で再度強盗に入られるほど警察もマヌケじゃないとは思うが、ここまで晒す必要があるのか首を傾げざるを得なかった。

■ 容疑者はもうその住所に戻ってくることはないのですから容疑者のプライバシーの問題はほぼほぼ無いでしょうが
どう考えても近所迷惑地域のみなさんは容疑者逮捕でやっと安心できたところだったでしょうに この地域の事情まで「総合的に判断」することが全くできていない。

 「自主的な編集判断に基づいて、...総合的に判断している」この独自判断、大抵プライバシーとなる部分もイケイケで放送した結果、やりすぎだった時のいいわけでよく使われますね。 もうガイドラインを設けてほしいです。 それと照らし合わせて、ペナルティを課し、ダメなら電波取り上げくらいやってほしいです。

 加害者の住所なので、どうでもよいのですが、それでもNHKが視聴率をとり、さらにこの情報は悪用されることこそあれど、良いことには使われません。 放送すると取り返しがつかないので、第三者機関に確認をとるなど、特にAIなどで放送内容に問題がないかチェックしてほしいです。

■ 容疑者自身のこともそうなんだけど、それよりもこの住所にケチがついてしまったことが気になる。容疑者が永遠にここに住むわけでもないし、将来全然知らずにここの土地(もしかしたら建物もそのまま?)買った人が、何らかの嫌がらせだの放火だのされたら可哀想すぎる。

まぁでも知らずに買うってことはないか。それに容疑者がここを手放す頃には皆この事件のことは忘れていて嫌がらせとかはないかな。周辺住民はその時住んでるのが容疑者か別の人かは分かるしね。 でも一度ネット上に番地まで出回ってるんだから遠くから来た人が既に別の人が住んでいると知らずに嫌がらせする可能性もなくはないような。


なんだか、違和感を覚えざるを得ないコメントばかりで、読む気が失せて仕舞ました。
警察も、NHKもこの手の事件の報道はしない事にした方が良いのでは?と思えるほどです。



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