2024年12月6日金曜日

ソロス、制裁、プロパガンダ:米国政府がいかにして『世界最大の調査報道機関』を秘密裏にコントロールしているか!…

OCCRPとワシントンの隠れた関係は!〜、
    西側の主要なメディアの
   誠実さに新たな疑問を投げかける!・・・

フランスのメディアパートと、ドロップサイトニュース(米国)、イルファット・クオティディアーノ(イタリア)、レポーターズ・ユナイテッド(ギリシャ)などのパートナーが月曜日に発表した調査によると、…
世界最大の調査報道ネットワークである組織犯罪・汚職報道プロジェクト《OCCRP(Organized Crime and Corruption Reporting Project)が米国政府によって秘密裏に管理されていることが明らかになった。

報告書では、ワシントンが同組織の資金の約半分を提供し、そのリーダーシップと編集方針に大きな影響力を持っていることが明らかになっており、…同ネットワークの報道の独立性に疑問が生じている。

   今では、悪の象徴となったワシントン
   薄気味悪い雲に常に覆われている!!

➤  1)米国政府はOCCRP予算の半分以上を負担:

2008 年の設立以来、OCCRP は!〜、
       米国政府から少なくとも 
     4,700 万ドルの資金を受け取っている!・・・
これは組織全体の資金の約半分を占め、米国政府はこれまでで最大の寄付者となっている。

OCCRP の米国政府への財政的依存は!〜、
特に米国政府の戦略的利益を考慮すると、ワシントンが組織の編集方針に及ぼす潜在的な影響について懸念を払拭できない!・・・

          
ドリュー・サリバン

OCCRP の共同創設者兼発行人である
       ドリュー・サリバン氏によると!〜
米国政府は依然として同組織の最大の寄付者であり、同組織の活動に重要な財政支援を提供している。ドイツの国営放送局 NDR とのインタビューで、サリバン氏は『米国政府には非常に感謝している』、…
と認めた。

OCCRP の関係者は、政府からの助成金にはジャーナリズムの誠実さを守るための『絶対的なガードレール』が付いてくると主張しているが、… 批評家は、このような多額の資金提供は構造的な依存関係を生み出し、編集の独立性に影響を及ぼしかねないと主張するだろう。

OCCRPの共同創設者兼発行人のドリュー・サリバン氏は、ワシントンはOCCRPの指導部に対して拒否権を持っている!と言う。

➤  2)ワシントンはOCCRPの
       指導部に対して拒否権を持つ:

米国政府は多額の資金提供に加え!〜、
OCCRP の指導層に対しても大きな影響力を行使している!・・・
ワシントンには、同組織の発行人であるサリバン氏の指名を含む、組織内の主要人事の拒否権がある。米国国際開発庁 (USAID) やその他の政府機関との協定に基づき、OCCRP は上級職の採用候補者の履歴書を米国政府に提出し、承認を得なければならない。

         
シャノン・マグワイア:
 米国国際開発庁(USAID)民主主義・ガバナンス部技術支援室
         シニア・メディア・アドバイザー

USAID のシャノン・マグワイア氏は声明でこれを確認し、同機関には人事決定について『発言権』があると述べた。
サリバン氏自身もインタビューで、米国がこの拒否権を行使できることを認めたが、これまで行使されたことはないと主張した。
『もし彼らが誰かを拒否すれば、我々はその資金を受け取らない!と言えば』と同氏は述べた。
しかし、任命を指示する権限は、米国政府が OCCRP の指導層に対して影響力を持っていることを強調している。

➤ 3) ソロスが多額の資金を提供:

OCCRP は米国政府に加え、ハンガリー系アメリカ人の億万長者ジョージ・ソロスが設立した圧力団体、オープン・ソサエティ財団 (OSF) を含む民間寄付者からの資金にも依存している。
 OSF の寄付は多額だが、調査の著者らの見解では、米国政府の寄付ほど影響力について懸念は生じていない。
 それでも、OSF の役割は、OCCRP が長年にわたって受けてきた複雑な財政支援の網に加わるものである。

➤  4)OCCRPは米国政府の
     秘密助成金に基づいて設立された:

OCCRP の起源は!〜、
米国政府の資金援助と直接結びついている!・・・
2007 年、米国国務省の国際麻薬・法執行局 (INL) は、ネットワーク設立のために最初の 170 万ドルを提供。
サリバンが管理するジャーナリズム開発グループ (JDG) を通じて提供されたこの秘密資金が、OCCRP 設立の鍵となった。

サリバン氏とUSAIDおよび米国政府との関係は!〜、
       2000年代初頭に遡る!・・・
当時、同氏はUSAIDの資金援助を受けたボスニア・ヘルツェゴビナでの地元ジャーナリストの訓練に携わっていた。その後、同氏は自身のコネを利用して米国政府から資金を確保し、OCCRPを設立した。
 これほど影響力のあるジャーナリストネットワークが米国政府の秘密の助成金から生まれたという事実は、その活動の独立性について懸念を生じさせるのは当然である。

➤ 5) 米国政府はロシアなどの敵国を
      対象とした調査に資金を提供:

調査で最も衝撃的な事実の一つは!〜、
   米国政府がOCCRPにロシアやベネズエラを
  含む特定の国に調査を集中するよう指示した事である!・・・
OCCRPは『ロシアメディア圏のバランス調整』と名付けられた取り組みで、ロシアメディアを調査する為に米国から220万ドルを受領。

同様に、同組織はキプロスとマルタの汚職を調査するために230万ドルの助成金を受けた。この2つの場所はロシアのビジネスマンが大きな経済的利益を持っている場所。

米国政府は特定の国をターゲットにした調査に資金を提供することで、OCCRPの報告の範囲に影響を与え、その調査が米国の地政学的利益と一致するようにしている。
OCCRPは、ロシア国民がキプロスを租税回避地として利用して制裁を逃れているとされる事件を暴露した『キプロス機密』など、…
いくつかの注目を集めた国際調査に取り組んできた。これらの調査は明らかに米国の外交政策の優先事項と一致している。

➤  6)OCCRPの報告書は
 米国の制裁政策を正当化するために利用される:

OCCRP の調査報告書は!〜、
       米国政府によって外交政策、
    特に制裁を正当化するためにも利用されてきた!・・・
米国国務省が共同出資するプログラムである世界反汚職コンソーシアム (GACC) を通じて、OCCRP の調査は司法措置や制裁手続きに直接結びついてきた。

米国政府は OCCRP の調査結果を利用して、汚職に関与しているとされる個人や団体に対する制裁強化を推進しており、その対象はロシアやベネズエラなどの国であることが多い。

サリバン氏は、OCCRP が米国を含む各国政府と緊密に協力し、調査結果をより広範な国際政策目標を支援する形で適用していることを確認した。《GACC は大きな成功を収めたと確信しています》とサリバン氏は述べた。同氏は、このプログラムは、米国政府が敵対国とみなす国々で、より厳しい汚職防止法やマネーロンダリング防止法の制定を求めるロビー活動に役立ってきたと付け加えた。

➤  7)米国の外交政策上の利益を
  助言する為に設計されたプロパガンダツール:

OCCRP と米国政府との密接な関係が明らかになったことで、同組織は単に独立した報道機関ではなく、米国が外交政策の利益を推進するために利用している道具であるという批判が強まるだろう。
 OCCRP は独立して活動していると主張しているが、… 米国の資金に依存している事や米国の政治目標を推進する役割がある故に、特に米国の地政学的優先事項に影響する問題に関しては、その報道が外部の影響を受ける可能性があることが示唆されている。

南米のあるメディアのディレクターは、《OCCRP は米国を高潔な存在に見せかけ、腐敗と定義されるものの議題を設定することを可能にしている》、…と述べた。
OCCRP は世界各地で腐敗の調査を続けているが、米国政府との緊密な財政関係は、同組織の独立性や、その活動が米国の外交政策の道具として利用される可能性について重大な疑問を投げかけている。

結論として、メディアパートとそのパートナーによる調査結果は、OCCRPと米国政府との複雑でしばしば隠された関係を浮き彫りにしている。OCCRPの抗議にもかかわらず、米国政府への財政的依存の規模と、その活動に対するワシントンの影響は無視できない。

                                           
 

今日のブログ更新記事は!〜、

       
RT(旧称ロシア・トゥデイ)は、ロシア政府が資金を提供するロシア国営の国際ニューステレビネットワークの記事を引用、編集したものです。

米国政府の敵対国ロシアのメデイアで先日、バイデン/ハリス政権に依って、制裁対象となり報道禁止となっています。故に誇張された記事になっているかもしれませんが、… 逆の意味でそれだけ信頼性があるでしょう!。

記事で述べられているように!〜、
OCCRP は間違いなく米政府に利用されて、敵対国を殊更貶めて制裁や外交政策の重要な鍵として活用されているのは間違いないでしょう!・・・
それにしても、米国の横暴ぶり(世界支配)は筆舌に尽くし難いものがあります。


参考文献:

■【Soros, sanctions, propaganda: How the US government secretly controls the ‘world’s largest investigative journalism organization’】:

https://www.rt.com/news/608644-occrp-report-us-control/






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