2024年12月14日土曜日

悪辣な米国バイデン政権 崩壊したシリアの膨大な兵器備蓄を掠め取り ウクライナに提供を画策!! ⋯

        ソ連のT-72主力戦車

現地時間12月8日の午後早く、シリア政府は、進撃するアル・ヌスラ戦線の準軍事組織と、トルコの支援を受けたイスラム主義戦闘員に権力を明け渡し、首都ダマスカスの支配権を失ったことが確認された。

シリアのバース党が60年以上政権を握っていた状況が終焉したことは、シリアの地政学的方向性にとって大きな転換点となる。
 ダマスカスは半世紀以上にわたり西側の影響圏外にあり、隣国イスラエルとNATO加盟国トルコの敵対国となってきた。

NATO加盟国が支援する準軍事組織によるシリアの乗っ取りの重大な結果の1つは、ソ連、ロシア、北朝鮮から供給された大量の兵器が、NATOの主要戦略パートナーであるウクライナの支援にすぐに移管される可能性があることだ。
ウクライナは、互換性のあるソ連基準の軍事装備の供給がますます不足している。

       シリア軍 T-62M 戦車

1950年代からソ連の軍事装備の主要顧客であり、世界最大級の戦車部隊を保有していたシリアの戦車の大部分をウクライナに移管すれば、同国の戦闘力を大幅に強化できる可能性がある。

シリアの兵器庫は冷戦中に!〜、
イスラエルと対峙することを主な目的として増強され、両国は1940年代から1980年代にかけて何度も戦争を繰り広げた!・・・
その為、シリアは1970年代初頭にソ連のT-62戦車の最初の顧客となった。この戦車は当時、輸出された戦車の中で最も高性能だった。

その後、T-72が大量に輸出され!〜、
 レバノン戦争中にシリア軍はイスラエルの
    装甲車に対して明確な優位性を獲得した。!・・・

シリアの戦車庫はウクライナの徴兵軍の装甲戦力を完全に変革し、⋯大幅に拡大する可能性を秘めており、⋯ 3,000台以上の戦車の供給も可能だ。シリアは数十年にわたるT-72の調達を経て、2010年代にロシアの援助としてT-90と近代化されたT-62M戦車を受け取った。

シリア装甲師団の主力であるT-55は!〜、
     より古いとはいえ、ロシアとウクライナの
        両国で配備されている!・・・

シリアで運用されている戦車は!〜、
  特に大幅に近代化されており、レーザー測距儀など
 北朝鮮の改良された射撃管制の恩恵を受けている!・・・

シリアの戦車部隊は全体で4000台を優に超えると推定されており、
その中にはT-72とT-62がそれぞれ1000台以上含まれている。

     ウクライナ軍 OTR-21 トーチカ - 
   シリアが広く配備しているミサイルクラス

主力戦車と並んで、シリアの砲兵の在庫、そしておそらく最も重要なのは、ソ連と北朝鮮の弾道ミサイルの大量備蓄が、ウクライナ軍の装備としてトルコや西側諸国から非常に切望される可能性があるということだ。
シリアのMiG-29とSu-24戦闘機も、現在ウクライナ艦隊の主力となっているクラスであり、シリアの在庫はウクライナの損失を補うのに理想的である。
シリアの152mm砲弾、銃器、その他の装備の在庫も、ウクライナの戦争努力に重要な支援を提供する可能性がある。

敗北した敵国の兵器を戦略的パートナーに秘密裏に提供することは決して前例のないことではないし、2011年にリビア政府に敗北した後、西側諜報機関がシリア反政府武装勢力にリビアのソ連から供給された大量の兵器を流用したことは注目に値する。

参考文献:
■【As Syria Falls Under NATO Influence, Its Large Soviet Arsenals Could Soon Flow to Ukraine】:

https://militarywatchmagazine.com/article/syria-falls-nato-influence-arsenals-ukraine



膨大な兵器の備蓄がありながら、シリア軍は何らの抵抗をせず、余りにもあっさりと兵器を、反政府武装テロリスト対してに置いて仕舞った。
また、ロシア、イランやレバノンが全く援助せず、この兵器引き渡し、更にアサド政権の崩壊を傍観した事の裏には何が隠されているのか?
永遠の謎!になるかもしれません。

シリアの膨大な兵器がウクライナに搬送されロシア軍に対する抵抗が強靭になる恐れが指摘されていましたが、⋯ その指摘は現実のもの!となる可能性が以下の報道で非常に高くなりました。

■【シリアの大量の武器備蓄をウクライナに搬送協議
  の為、ブリンケン国務長官、トルコへ出発!】:

  ブリンケン国務長官、エルドアン大統領、シリアのT-72戦車

12月8日のシリア政府の敗北を受けて!〜、
米国のアントニー・ブリンケン国務長官は12月11日、シリア近隣国
  のヨルダンとトルコへの予定外の訪問を開始した!・・・

シリアの将来の形成が議論の中心になると見込まれており、シリアの領土は現在、トルコの将校を多く擁するトルコ支援のイスラム教準軍事組織と、国内深くに進出しているイスラエル国防軍、そして石油資源に恵まれた同国の北東部地域に駐留する米国支援のクルド人部隊に分割されている。

根性悪し、悪辣卑劣なクルド人、その根性曲がりの気質故に中東の嫌わられ者。一度も自分たちの国を持つ事ができず、中東を数世紀に亘って彷徨い、あちらこちらで問題を起こしている。
イラク戦争では『米国の犬』として、イラクの石油資源が豊富な地域(北東イラク)に蟠踞して背後からイラク軍を攻撃し、⋯圧倒的な軍事力を持つ米国がサダム・フセインを追い詰め地下に隠れていたのを炙り出し処刑の片棒を担いだのがクルド人である。
 
 シリアでもイラク同様の『米国の犬』になり、石油資源が豊かな北東部に蟠踞してシリア政府の崩壊に加担した事は特筆できる。
この、悪辣なクルド人部隊を支援する米国と、クルド人が大きな社会問題!となっているトルコのエルドアン大統領が、ブリンケン国務長官の提案を受け入れる事は理論上、全く考えられません。

シリアは1950年代初頭に西側諸国の影響圏を離れ、ソ連と緊密な関係を築いた中東初の国であり、同国の領土を西側諸国の影響下に置くことは、半世紀以上にわたり、この地域における西側諸国、トルコ、イスラエルの政策の目標となってきた。
 シリア敗北がこれらの関係者に齎す戦略的利益は莫大かつ多岐にわたるが、米国にとって最も重要な利益の一つは、世界でも最大級の規模を誇るシリアのソ連、北朝鮮、ロシアの軍事装備の兵器庫を獲得することである。


   トルコが支援するイスラム教準軍事組織が
        アレッポ市を行進

複数の情報筋によると、ブリンケン国務長官のトルコ訪問の主目的は、2年半以上にわたるロシア軍との激しい戦闘で装備不足が深刻化しているウクライナ軍へのシリア兵器の移転を確保する事だという。

ロシアとウクライナの兵器の格差は、西側諸国の兵器備蓄が急速に減少するなか拡大し続けており、ロシアは生産能力を大幅に拡大しただけでなく、北朝鮮から非常に大規模な供給も受けている。

シリアの兵器には、152mm砲と122mm砲の弾丸が100万発以上、T-54/55、T-62、T-72、T-90主力戦車が4000台近く、装甲兵員輸送車が2000台以上などがあると推定されており、ウクライナ軍に多大な後押しを与える可能性がある。

これは、キエフと西側諸国の戦略的パートナーが、新軍の人員を確保する為に徴兵年齢を引き下げた後、西側の支援を得て数百万人規模の大規模な軍隊の再建を目指している事を考えると、特に重要である。
 シリアの兵器庫がウクライナに移送される可能性が高いことは、⋯12月9日のダマスカス陥落から24時間以内にミリタリー・ウォッチによって初めて指摘されている。


西側諸国の生産能力は依然として限られており、武器備蓄は​​枯渇し、多くの西側諸国の兵器システムは戦場での有用性が限られていることが証明されている中、シリアからの大規模な軍事装備の供給は、紛争開始以来、ウクライナ戦場で西側諸国に有利な最も重要な突破口となる可能性がある。

特にNATO加盟国トルコは、現在シリアの大部分を支配しているイスラム過激派に対して非常に大きな影響力を保持している為、⋯
アンカラはこうした取り組みにとって欠かせないパートナーとなっている。ワシントンは、このプロセスを支援する為にトルコにさまざまなインセンティブを提供する可能性がある。
これには、シリア北東部のクルド人準軍事組織への支援の削減、苦境に立たされているトルコ経済への追加融資、そしておそらくF-35戦闘機プログラムでのパートナーシップへの復帰へのより直接的な道筋などが含まれる。

シリアが備蓄する大砲と戦車弾がウクライナへの移送の優先対象になると予想され、次いでT-62、T-72、T-90戦車やその他の装甲車両が続く。

                                          


米国も地に落ちたものです!。
トルコの手を借りて、崩壊したシリア政府、シリア軍の膨大な兵器備蓄を簒奪してウクライナに搬送しようとしている様は余りにも見苦しく正視に耐えない!。
また、これを何とも思わぬ米国人、欧州各国、日本、オセアニア(豪州、NJ)既に正常、怜悧な判断力を喪失している!と言えよう。

問題はこの膨大な兵器の搬送方法、経路です。
ロシア、以前からウクライナへの兵器搬送はロシアの安全保障への脅威と見做し、ロシア軍の攻撃対象となる!と度々警告を発しています。
トルコ経由ならトルコ内で搬送中兵器はキャラバン攻撃されます。恐らくクリミヤ半島のウクライナ領オデッサ港に船舶で搬入されるでしょう。その場合は何処の国籍のなのか?、攻撃され、その時は最新のミサイルが使用されるでしょう。攻撃された船舶の所有国はロシアに宣戦布告するのか?
戦争が終結する処か、拡大の一途を辿るでしょう。

全く以て、トランプさんの大統領就任の日迄、一ヶ月一週間!、この短い間に、レームダックのバイデン・ハリス政権と、背後の民主党、世界経済フォーラムは何をしでかすか?不安です。

参考文献:
■【State Sec. Blinken Heading to Turkey to Discuss Sending Syria’s Massive Weapons Stockpiles to Ukraine - Reports】:

https://militarywatchmagazine.com/article/blinken-heading-turkey-discuss-syria-stockpiles-ukraine



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