❝東京五輪に新たな恥!❞ 舛添知事辞職を伝えた海外主要メディア、2人目の辞任に着目
NewSphere(2016年6月16)
政治資金の私的流用問題で批判を受けてきた舛添要一東京都知事の辞職が15日、事実上決まった。このニュースへの国際的な関心は高く、主要海外メディアも大きく取り上げている。海外報道で目立つのは、「東京五輪がさらに後退」「五輪に恥の上塗り」といった、2020東京五輪に絡めた論調だ。舛添氏の個人的な資質や政治的なモラルの問題に着目する国内報道に対し、海外メディアは誘致決定後2人目の開催都市の知事の辞職だという点に着目。それに加え、スタジアム建設問題、ロゴ盗作問題、誘致に絡む裏金問題といった東京五輪を巡る一連の不祥事の延長線上で語られる傾向が目立つ。また、後任候補に国内報道では見られない名前も挙がっている。
◆「スキャンダルまみれの五輪」
舛添氏は15日、一連のスキャンダルの責任を取りたいと21日付での辞職願を提出。これを都議会が全会一致で同意した。一時は今夏のリオ五輪と都知事選が重なるのは良くないとして、夏前の辞職を拒んでいたが、世論や議会の圧力に抗しきれなかった格好だ。2020東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長は「開催都市の知事がこのタイミングで代わることは、極めて残念」とコメント。一方、国際オリンピック委員会(IOC)は「準備は順調」「次の知事と協力する」と、舛添氏の辞職は五輪開催に影響しないとする声明を発表している。
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