2024年9月4日水曜日

『日本人は滅びる』論争のお粗末な結果‼…

移民容認派の柳井氏に!〜、
   前澤友作氏が待ったを掛けた!・・・

柳井さんの言うとおり、今のままでは日本人は
 滅びるよ。というか、実際はもう滅び始めて
       いるんじゃないの?〙、…

バカヤロウ!そういう弱気なことを言っているから
 今の日本は元気がないんだよ。前澤さんの仰る様に、 
 今の日本人に必要なのは、世界を見渡してもこんな
 素晴らしい国は他にないっていう自信だろ!〙、…



❝日本人は滅びる!!❞論争を繰り広げたファーストリテイリング社長の柳井正氏とZOZO創業者の前澤友作氏 


我々日本人の行く末をめぐってネットやSNSで!〜、
     こんな熱い激論が交わされている!・・・
発端は、ユニクロを運営するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が、日本テレビのインタビューで述べたこんな言葉だ。

少数精鋭で仕事するということを覚えないと日本人は
  滅びるんじゃないですか(日テレNEWS 8月26日)

柳井氏は提言!〜、
労働力不足が深刻な今の日本は日本人だけでやっていくのが難しい!。海外から知的労働に従事する移民をもっと迎え入れ、日本人と一緒になって研究開発をするなどして、日本の知的労働のレベルを上げていくべきだ!〙、…

更にさらに、労働生産性を上げていくためには、平均的な
 ゼネラリストがたくさん集まってチームプレーで結果を出す、
 というこれまでの日本企業的な働き方から、『少数精鋭』という
 考え方にシフトをしていくべきだ!〙、…と苦言を呈したのだ。

これがネット空間で炎上、
ヤフコメには!〜、
●  日本を壊した張本人が日本の
    将来を憂う姿は片腹痛くて聞いてられない!・・・
●  移民を解禁した方が日本人は滅びる!!・・・
などの批判や反論が多く寄せられてしまったのである。

そこに『参戦』をしたのが、衣料品通販大手『ZOZO』創業者の実業家・前澤友作氏だ。
 自身のSNSで柳井氏のニュースを引用して『僕はなんだか逆のように感じます』と投稿をした後、こんな思いを綴ったのである。
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日本らしさ日本人らしさが今後の国力の鍵になる気がしていて、
 それを薄めてしまうような、グローバリズムに迎合して自らその
 渦に飲み込まれてしまうような考え方には違和感があります〙、…

 更に一夜明けて日本に今最も必要なものは『俺たちの国いいだろ?っていう自信』だとして、映画化もされた人気マンガ『キングダム』
と、その登場人物たちを引き合いに出して持論を展開した。
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士気とか自信で人の生産性って全然変わる。移民で労働人口を増やそうとする前に、日本人の労働生産性の最大化を諦めたくない。日本人の底力はこんなもんじゃない。もっともっとやれるはず。政治にも経営にも信とか政みたいなリーダーシップが必要。俺もやる〙、…


こちらは柳井氏と対照的に共感・賛同の声が多く寄せられた。
飽く迄もネットやSNSの反応にすぎないが、『日本人への提言』への
支持という点では、前澤氏に軍配あがった形である。

この結果に、個人的には『そうだよな!』という納得感がある。

柳井氏の危機感は尤もだが、『移民』はいただけない!〜。
今、日本の労働生産性を下げて、成長にブレーキをかけている最大の要因は『低賃金』だからだ!・・・

単純労働であれ知的労働であれ移民を増やす事は!〜、
 国内労働者の賃上げの機会を奪うので、
       この問題を先送りにさせてしまう!・・・
そういう意味では、〘移民で労働人口を増やそうとする前に、日本人の労働生産性の最大化を諦めたくない〙という前澤氏に強く共感を覚えずにはいられない。

『少数精鋭』も言わんとしている事は理解できるが、…これも今の日本で推進したら、多くの犠牲者が生まれてしまうだろう。
 

 日本は教育基本法によって、幼稚園から高校という人間形成にもっとも重要な時期に『規範意識』を徹底的に叩き込まれるという、先進国の中でも珍しい教育方針を採用してきた。
端的に言えば、〘ルールを守ってみんな同じ行動をするのが正しい日本人〙という教育である。

 天才児はどんどん『飛び級』をさせたり、成績優秀者だけを集めてクラスを編成したり、ということが教育現場で当たり前の国ならいざ知らず、『みんなと同じ』を過剰に求める日本の教育システムの中で育った人々にいきなり少数精鋭だ、競争社会だと言われたら、…
殆どが放心状態になって精神が損なわれて仕舞う。

■  柳井氏の主張を無視するなら戦前の日本と同じ:
ただ、そういう個人的な意見ちょっと脇に置いて、あらためて両者を見比べると、これからの日本を考えた考察すると、柳井氏の提言にもしっかりと耳を傾けるべきという気もしている。

本当に危機が迫っている時は、大衆が嫌がるような提言の方が
 的を射ていることが多いという歴史の教訓があるからだ。

 もっと言ってしまうと、『世界との戦い』という厳しい現実を突きつけられた日本人は『日本人らしさ』みたいな精神論に縋って悲惨な結末を辿る!、… ということも我々は過去から学んでいる。

このわかりやすい例が、太平洋戦争のはるか昔から、『日米非戦』を提言していた軍事評論家・水野廣徳である。

 1924年、米国で排日移民法が制定され、米海軍が太平洋上で大規模な演習を行った事で、『反米感情』が盛り上がっていた。
国民(当時)の関心は!〜
『もし米国と戦争をしたらどうなるのか?』という事だった!・・・

 そこで元海軍大佐が水野が唱えたのが『日米非戦』である。
水野は『中央公論」』(1925年2月号)に、『米国海軍の太平洋大演習を中心として』を寄稿。その中で、『日米戦争の勝敗を決するものは武力よりも経済力である』と断言、アメリカを『現代における世界第一の富国』として、日本の経済的実力とはあまりに大きな差があるとした。つまり、『戦っても負けるのでやめた方がいい』というわけだ。

 第一次大戦での自身の体験からも、兵器弾倉、兵站などを供給し続ける経済力こそが国の強さだと確信していたのだ。

 現代人の感覚では、冷静かつ論理的な提言のような気もするが、これが今でいうところの『炎上』をしてしまう。対米強硬姿勢を支持する国民から『崇米論者』『恐米』「平和万能論者』などとボロカスに叩かれてしまうのだ。

 日本人をちっともいい気分にさせてくれない、むしろ自信を喪失させるような、水野の提言は時が経つほどに隅っこの方へと追いやられていく。しかし、その提言は傾聴すべきものが多くあった。

結局、大東亜戦争はアクだった!との論へと移行し、また長文なので、残りは省略致します。最後まで文献を読みたい方は、以下をクリックして頂ければ幸いです。
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    締め括りは!〜、
    〘そのような意味では今、日本人が滅びない為に必要
     なのは、『異なる価値観を認める大らかさ』
         なのかも知れないしれない!〙、…

    結局はDEI!〜、
    〘ダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、
     インクルージョン(包括性)は、人種、民族、宗教、
     能力、性別、性的指向の異なる人々を含む、さまざま
     な集団の個人を支援することに取り組んでいる多くの
     組織が持つ、密接に結びついた3つの価値観〙、…

    世界経済フォーラムがDEI錦の御旗を掲げて、愚弄バリズムを推進している片棒を担いでいる。

    詰まり、『日本はもっと、もっと移民をうけいれよ!』と主張している。
    呆れ果てて仕舞う!・・・


    参考文献:

    【「日本人は滅びる」論争は柳井氏の敗北、前澤氏の勝利に歓喜する人々が“危険する”ワケ】:

    https://diamond.jp/articles/-/349558