2021年6月12日土曜日

米海軍大佐の名誉回復に尽力した日本潜水艦艦長に感動の声、これが武士道か!

アメリカ海軍の重巡洋艦、『インディアナポリス』!〜、
1945年7月26日にアリアナ諸島のテニアン島へ原子爆弾を運んだ後、橋本以行(はしもと もちつら)少佐が指揮する、日本海軍の『伊号第五十八潜水艦』の雷撃により沈没した!・・・

『インディアナポリス』は大戦中に敵の攻撃により沈没した最後の米海軍水上艦艇であり、日本海軍にとっては最後の戦果!言われている。

『インディアナポリス』の乗員1199名のうち!〜、
 生存者は艦長のマクベイ3世大佐を含むわずか316名!・・・
マクベイ大佐は1945年11月、軍法会議にかけられ、ジグザグ運動を
    怠り艦艇を危険にさらしたとして有罪となった!・・・
その事でマクベイ大佐の海軍軍人としてのキャリアは終わり、批判を浴びた事などもあり、1968年に自ら命をった。

戦後米軍は『インディアナポリス』が撃沈された背景を調べるため、橋本少佐をアメリカに呼び、数日間にわたって尋問。
米軍は責任をマクベイ大佐に負わせたい意図があったのだが、・・・ 橋本少佐は『あの位置関係なら、ジグザグ運動でも発射方法は変わらず、いずれにせよ無防備な艦艇を沈める事になっただろう』と、アメリカ側に忖度する事なく、自身の見解通りに証言した。

橋本少佐はその後、神職の資格を取り!〜、
京都・梅宮大社の神職に。原爆投下や部下が戦死してしまった事への自責の念から、御霊の鎮魂を祈る日々を送ったと伝えられている!・・・
また、マクベイ大佐の名誉を回復する為にも熱心に動き、米国でもそういった動きが始まった事を知った1999年11月には、上院軍事委員会の委員長にメールを送り、
マクベイ大佐の名誉回復を訴えた。

その後、2000年10月12日にマクベイ大佐の名誉は回復!〜、
 橋本少佐が天国へと旅立った13日後の事だった!・・・

上述の文面は、ワシントン・ポストが大々的に、特集記事として報じた記事を基にしたものです。

【How a WWII Japanese sub commander helped exonerate a U.S. Navy captain】:
ワシントン・ポスト(2021年6月6日配信)

https://www.washingtonpost.com/history/2021/06/06/uss-indianapolis-mcvay-hashimoto/?utm_campaign=wp_main&utm_medium=social&utm_source=facebook&fbclid=IwAR0Q1bpBXQqkvaJ0i1gIn6SnML4s9gGKszRVrtNb4lHkgD52Gn76c0PBlFc


Mochitsura Hashimoto, center, former Japanese sub commander, testifies at the Dec. 13, 1945, session of the Navy court-martial in Washington, trying Capt. Charles B. McVay III
1945年12月13日、チャールズ・B・マクベイ3世少佐を起訴したワシントンの海軍軍法会議で証言する元日本軍潜水艦司令官の橋本望嗣氏(中央)。

Just 34 days before the end of World War II, a U.S. Navy cruiser was torpedoed by a Japanese submarine and sunk in the Philippine Sea.
The USS Indianapolis had been the ship of state of President Franklin D. Roosevelt and had just delivered core components of the Hiroshima-bound atomic bomb “Little Boy” four days earlier.
After unloading her top-secret cargo at Tinian and then making a quick stop in Guam to await further orders, the crew of the Indy were soon bound for the Philippine island of Leyte, unaware that their location had just been discovered by an enemy submarine.

第二次世界大戦終結の34日前、フィリピン海でアメリカ海軍の巡洋艦が日本の潜水艦からの魚雷を受けて沈没した。
USSインディアナポリスは、フランクリン・D・ルーズベルト大統領の国賓艦で、4日前に広島行きの原子爆弾『リトルボーイ』の核心部分を運んだばかりだった。
インディの乗組員たちは、テニアンで極秘貨物を降ろした後、グアムに立ち寄って次の命令を待った後、フィリピンのレイテ島に向かっていたが、自分たちの位置が敵の潜水艦に発見されたことを知らなかった。

     1945年7月10日、ミア・アイランド沖のUSSインディアナポリス

The sub’s commanding officer, Mochitsura Hashimoto, gave the order to fire six torpedoes into her side at 12:04 a.m. on July 30, 1945. Two of the torpedoes hit their mark, and it took the Indy just 12 minutes to capsize and sink, forever entombing some 300 of her 1,195-man crew 18,044 feet beneath the surface of the moonlit water.
1945年7月30日午前0時4分、潜水艦司令官・橋本以行の命令により、6本の魚雷がインディの側面に向けて発射された。魚雷のうち2本が命中したため、インディはわずか12分で転覆・沈没し、1,195人の乗組員のうち約300人が月明かりの水面下18,044フィートに永遠に埋没してしまった。

USSインディアナポリスの指揮官であるチャールズ・B・マクベイ3世少佐が、グアムの戦場記者たちに自艦の沈没について語る。


『敵兵』の名誉回復のために尽力した橋本少佐を6日、米紙『
ワシントン・ポスト』が特集した配信。またフェースブックにも投稿され大きな反響を呼び、コメント欄には橋本少佐の誠実さや気高さを称賛する声が、米国から殺到している。

原文を閲覧したい方は!〜、
⬇︎⬇︎⬇︎

クリックすれば出来ます。反響の大きさが実感できる!と思います。


■ モチツラ・ハシモト。疑いの余地なく、本当に立派な男だ。 +67

■ 驚異的な事実だね。
  原爆投下に必要な資材を積んでいたインディアナポリスを沈めた直後、
  彼はその原爆によって家族を失ってしまった。
  それでもなおマクベイ大佐に有利になる証言をしたんだ。 +115

■ 素晴らしい……。これこそ名誉心というものですね❤️

■ エクセレントな物語になったね。最終的には、だが。
  名誉回復に至るまでの政治的判断には嫌悪感を覚える。 +2


■ この物語は、素晴らしい映画になりそうだ。 +14

■ インディアナポリスを撃沈したモチツラ・ハシモトは、
  米国の軍法会議で証言をした唯一の「敵」の士官。
  立派な事に、マクベイ大佐にとって不利になる証言をする事を、
  ハシモトはきっぱりと断ったんだ。 +16
            ⬆︎⬆︎⬆︎
   ■ むしろマクベイに有利な証言をしてるくらいだから。 +5
                   ⬆︎⬆︎⬆︎
    ■ 今でも米海軍は艦艇を危険にさらした上層部ではなく、
     艦長をスケープゴートにするからね。 +4

■ アメージングな物語を紹介してくれてありがとう。
  戦争の終わりなき愚かさと無駄を示す証言でもあるな。 +15

■ 最悪なのは、ハシモト艦長が天国に旅立ってから、
  マクベイ大佐の名誉が回復された事だよなぁ。 +8
                                      ⬆︎⬆︎⬆︎
   ■ それは「最悪」なんだろうか?
     ハシモト氏はマクベイ大佐の名誉回復のために、
     ずっと動き続けてきたわけだろ? +6
                                             ⬆︎⬆︎⬆︎
      ■ 彼は名誉の回復を直接見る事は出来なかった。 +5
                                        ⬆︎⬆︎⬆︎
        ■ それはかなり悲しい事ではある。
           しかし、彼の努力は無駄にならなかった。 +5

■ 現代の政府と全く同じだ。
  自分の不名誉な過失を他人のせいにしようとするんだ。 +2

■ 何でこの国は正しい事を行う時には長い時間がかかるんだ? +13
                                       ⬆︎⬆︎⬆︎
   ■ ウィンストン・チャーチルは米国人をこう評してる。
     「アメリカ人は、常に正しい事を行う国民だと信頼出来る。
      ただし、他のすべての可能性が尽きた後に限るが」

■ ハシモトは原爆で家族を失った。
  その後彼は、神道の神官となって、
  マクベイ大佐の名誉を回復するために、
  インディアナポリスの元船員たちと共に動いた。
            人は、ここまで気高くなれるものなのか。 +5

■ こういった物語は、人の本質的な善良さを示す小さな窓のようだ。
                                       ⬆︎⬆︎⬆︎
   ■ ハシモト艦長のように義務を理解してる人と、
     権力を維持しようとする人間との明確な違いだよ。 +2

■ 悲しいけど、美しい話だなぁ。
  マクベイ大佐をスケープゴートにしたアメリカ人とは違って、
  ハシモト中佐は、非常に誠実な軍人だった。 +26

■ 「米海軍は責任を逃れるために(マクベイ)艦長を犠牲にした」
  というタイトルでもこの記事は書けそうだ。 +3

■ 下の写真は、生存者のお孫さんたちと、
  ハシモト艦長のひ孫さんが再会した時のもの。
  私のお気に入りの1枚なの😍 +5

                    

■ 米軍は日常的に個人を犠牲にしてきた。
  この話だって特段珍しい事ではないさ。

■ 沈没時、僕の叔父はインディアナポリスに乗っていた。
  彼はインディアナポリスの沈没に関して、
  とにかく恐ろしかったという事、
  マクベイ大佐は不当に責められたという事、
  その2点以外は口にする事がなかったよ。 +60 

■ こういう物語は歴史に埋もれさせてはいけない。 +11

■ これは米軍の「上層部」の驚くべき組織的堕落の物語。
  そして同時に、米軍人、日本人艦長とその家族の、
  名誉と勇気の物語でもある。 +3

■ これがブシドウの精神というものなのか。 +2

■ なんて偉大な物語なんだろうか。
  しかし、トップが責任を誰かに押し付けるのは今も変わってないな。

■ インディアナポリスの話は知ってたけど、
  ハシモト艦長の話は今回初めて知った。
  俺は今でも、海軍が謝罪する日を待ってるよ。 +91

■ あまりにも酷いし悲しい話だけど、
  ハシモト艦長のおかげで温かい物語にもなった。
  海軍はこの件を恥じ入るべきだ。 +11

■ ハシモト中佐は勇敢で立派な男だなぁ……。
  多くのアメリカの現代人からは、
  そういった要素は失われてしまった。 +21

■ マクベイ大佐とハシモト中佐の静かなヒロイズムは、
  すべての現代人が見習うべきものだと感じたよ。 +6

■ ハシモト艦長の誠実さと立派な行動に感謝いたします。
  そしてあの戦争で愛する人を失った、全ての人の為に祈ります。 +8

■ 戦時下にあっても、「名誉」は失われていなかった……。
  素晴らしい物語を取り上げてくれて、ありがとう。 +7

                                         


橋本少佐を称賛する声が圧倒的多い!とともに、昔も今も変わらずの米国海軍の体質を非難する声も見られる。
なお1990年に橋本氏は!〜、
インディアナポリスの元乗組員と交流し和解!・・・
橋本氏が天国へと旅立った後となる2015年にも、橋本氏の娘さんとお孫さんが元乗組員の会合に招かれ、生存者の方々と交流されている。感動、感銘深いワシントン・ポスト紙が配信した記事でした。

通常、同紙は反日姿勢が色濃く、更にアマゾン創業者・ベゾスの私的な新聞である。
それが大々的に日本の潜水艦に撃沈され、それが原因で軍事裁判によって不名誉な汚名を着せられ、… それにより自殺した『インディアナポリス』艦長の名誉挽回に尽力した事を大々的に特集を組み報道したとは驚きでした。

日本海軍の『伊号第五十八潜水艦』を指揮した橋本以行(はしもと もちつら)少佐の美談は米国民を感動させた。
まさに、典型的な日本の武士道魂は米国で眩いばかりに輝いている。

ワシントン・ポスト紙に習い、此のような特集を組み、日本の新聞も大東亜戦争に纏わる日本の将校が残した感動的、歴史的な逸話を発掘を報じるべきでしょうが、残念ながら、これは ❝❝ 豚に空を飛べ!❞❞
と望むようなもので、夢物語と言えるでしょう。

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