日韓首脳の関係修復に一肌=「夫婦仲戻した」-米副大統領
時事通信ドットコム(2016年8月28日)
【ワシントン時事】バイデン米副大統領は26日に米誌アトランティック(電子版)が掲載したインタビューで、安倍晋三首相から韓国の朴槿恵大統領との間を取り持つよう頼まれ、両者の関係修復に一肌脱いだエピソードを紹介した。
バイデン氏は3人の間でやりとりがあった時期には触れなかったが、安倍首相と会談した際、首相から「朴大統領(との関係)について、私を手伝ってくれませんか」と要請されたと説明。これを受けてバイデン氏が朴氏に電話し、関係改善に向けた対応を促したという。
バイデン氏はインタビューで「私が(日韓)合意を交渉したわけではないが、私と2人の間には個人的関係があり、2人は私を信頼してくれた」と強調。「夫婦の仲を元に戻すカウンセラーのような役割を果たすことができた」と語った。 (2016/08/27-06:52)
米副大統領「日韓首脳の仲取り持った」
米誌に語る
【ワシントン=川合智之】バイデン米副大統領は26日付の米誌アトランティック(電子版)のインタビューで、安倍晋三首相の依頼を受けて韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領との間を取り持ったと述べた。従軍慰安婦問題を巡る昨年12月の日韓合意に向けた首脳会談への地ならしをしたとみられる。
バイデン氏は「安倍首相と会談したときに『朴氏とのことを助けてくれませんか』と言われた」と明かした。これを受け朴氏に電話し、首相の意向を伝えたという。「(日韓)合意の交渉はしていないが、2人とは個人的関係があり信頼があった」として「結婚生活を元に戻す調停委員の役割を担った」と話した。
安倍首相と朴氏は2015年11月にソウルで初めて会談。同年末に元慰安婦の支援などで合意した。