日産自動車は22日、臨時取締役会で!~、
金融証券取引法違反で逮捕された代表取締役会長カルロス・ゴーン容疑者の会長職を解き、代表権を外すことを前回一致で決定した!・・・
『佃モビリティ総研』の佃義夫代表分析によると事件が起きた背景と今後の展開は!〜、…
ルノーに吸収合併されることを恐れた日産の生え抜き社員らがノーを突きつけ、たまりにたまったゴーン会長の独裁性に対する反発が噴出し、内部告発に至ったという説は信憑性があるとみなしている。
「ルノーのトップとしても日産のトップとしても在任期間が長くなり、そろそろトップ交代か?という声があったにもかかわらず、今年6月に、ゴーン氏がルノーのCEO兼会長に再任され、2022年まで続投する事が決定された。
✦ ❮❮この留任には『日産との資本関係の見直し』をするという条件がついており、…
その後、9月の日産の取締役会で、『ルノーとの資本関係の見直しの検討を開始しましょう』という話が出された。これは経営統合に向けて動き出すということであり、日産がルノーに吸収されるということを意味します。それに反対する日産プロパーがノーを突きつける形で、内部告発に至ったという見方が妥当である!❯❯、… 佃義夫氏は分析している。
日産は『ルノーとの長年のアライアンスパートナーシップは不変』としているが、ゴーン会長が経営から去った後、ルノー・日産・三菱の三社連合はどう機能していくのだろうか?、… 巨大自動車企業のニッサンの動きは日本経済に大きな影響を及ぼすので、目が離せない。
日産の日本人経営陣、社員は!~、
このままいくと『フランスメーカーの日本車になってしまう』という
危機感を抱いている!・・・
✦ ❮❮ 新しい日産の経営陣がしっかり日産を守り、日本の自動車メーカーとして独自性を出し、ルノーに吸収統合されないような方向性を作っていけるか。三社連合の枠組みをしっかりやって、三社の中で主導するような方向に持っていけるかどうかが注目されている❯❯・・・
注目の的となるのは!〜、
ゴーン・チルドレンとして知られながら、袂を分かった西川廣人社長!・・・
西川 廣人(さいかわ ひろと):
生誕 1953年11月14日(65歳)
出身校 東京大学
著名な実績 第17代日本自動車工業会会長
肩書き 日産自動車株式会社 代表取締役社長・CEO
任期 2017年4月 - 現職
前任者 カルロス・ゴーン
西川社長はゴーン会長が逮捕された日の会見
三社連合を継続する方針を明らかにしていた!・・・
西川社長自身も東京地検特捜部から任意の事情聴取を受けており、もし法人として日産が刑事責任を問われることになれば、現在の経営陣がとどまることは難しくなるだろう。
『然し、西川社長は、日本人で唯一、ルノーの取締役も兼務した人物で、人脈もあり、…これから日産は、ルノーと、ルノーの背景にあるフランス政府にうまく対応していかなければならず、故に当面は日産内で、彼に代わってトップになれるような人は見当たらない』と佃氏は語っている。
ルノー、日産、三菱はいずれもロシアに製造拠点をもっており!〜、
ロシアでもゴーン容疑者の逮捕は注目の集めている!・・・
モスクワ国際関係大学教授で日本専門家のドミトリー・ストレリツォフ氏は!〜、
『今回のスキャンダルは、日本が法治国家であり、金銭がらみの不正が見過ごされる国ではないということを示している。この事件は、トップ層の不正も見逃さない国として、国際的な日本の地位を上げることにさえなるのでは』と語り、…日産にとって克服できない障害ではないとの見解を示している。
フランス政府とは大きな違いがあり、ニッサン経営陣には好意的で、かつ寛容である。
■【カルロス・ゴーン氏逮捕の裏側&フランスの人々の反応は?】:
仏経済紙「レゼコー」21日は!~
逮捕を受けて会見した日産自動車・西川社長の厳しい言葉によってフランスで恨みの感情が生まれたなどと報道。さらに『ルノー・日産連合は創設者がいなくなっても存続できるだろうか』と疑問を呈した。
フランスのルメール経済・財務相は22日にパリで世耕経済産業相と会談し、自動車3社連合の継続について協議するという。
ゴーン解任した日産をルノー筆頭株主の仏政府が牽制!〜 欧州で広がる陰謀論が広がっている!・・・
フランス政府がルノーの株式の15%を保有する筆頭株主!〜、
ルノーが日産株の約43%を保有する資本関係からすれば、話はシンプルである!・・・
抵抗勢力だったゴーン退場を受け、マクロン大統領がフランス政府の言うことを聞く人物をルノーの経営トップに据える。そして筆頭株主ルノーの圧倒的な影響力を使って日産を支配すればいい。場合によってはルノー主導の合併もあり得る。
■【マクロン大統領は ❝ 物言う株主!❞】:
❝❝政府は(ルノー)株主であり、企業連合の安定にどう影響が出るか注視したい!❞❞
ルノーによる完全日産支配の圧力は!〜、
マクロン大統領以前にも度々取り沙汰されてきたが、大統領本人が露骨に口を挟んでくるという話はあまり記憶にない。
フランス政府にとっては!〜、
自動車産業は戦略分野である!・・・
裾野が広い分だけ雇用政策としての利用価値も非常に高い!・・・
マクロン氏大統領とフランス労働界の関係はぎくしゃくしており、❝ ゴーンショック!❞ を、自らにとってはチャンスだと見ているであろうことは想像に難くない、故にゴーン退場は日産の選択でもあるが、決して楽観はできない事態となる。
ゴーン氏の暴走はひどかった!~
ゴーンを追った現日産経営陣の力量は不明である!・・・
ゴーン前の日産に逆戻りする事はかんがえられないが、…その上で、ゴーンのいない日産はマクロン大統領以下フランス政府からの圧力にどう戦い、日産にとって望ましい状態にアライアンスを安定させるのかが大きな課題として残された。
マクロン大統領のいう『アライアンスの安定』は、日産のそれとは全く別物であり、…
フランス・ルノー(仏政府)のフランス企業となるを肝に銘ずるべきだ。
欧州で広がる陰謀論の背景には!〜、
3社連合の経営方針をめぐる対立がある!・・・
これが事件の背景にある本質の問題だとする見方が欧州では根強く、『日産自動車によるクーデター』論が主流をなしつつある!・・・
何れにせよ、日本人としては、フランス政府の紐付きのルノーに日産、三菱自動車が完全支配されるには忍びない!。
クーデターの首魁と見做されている西川廣人社長は、動機は何であれ、フランスの企業になるのは阻止して貰いたいものです。
引用記事:
“ゴーンなき日産”はマクロン大統領と戦えるのか?
ゴーン・ショック:日産は独自性守れるか、吸収される運命か?日本人専門家「三社連合、日産が主導できるか注視」