2013年5月17日金曜日

飯島氏訪朝に対して米国はとりあえず静観の構え。米国のホンネはどこにあるのか?


北朝鮮メディアに夜と、北朝鮮を訪問中に飯島勲官房参与は15日、北朝鮮労働党の金永日書記と会談した。会談内容は現在のところ明らかになっていない。 




  飯島氏は小泉純一郎元首相の秘書官として訪朝に同行したことがあり、北朝鮮に独自の人脈を持っているとされる。小泉氏が若い時からの個人秘書でもあり、小泉政権のウラもオモテも知る人物として有名だ。

一方、安倍首相は小泉氏の電撃的な訪朝に飯島氏とともに同行しており、北朝鮮問題への関心は極めて高い。今回の飯島氏訪朝の目的などは明らかにされていないが、事実上、安倍首相の特使としての役割を担っていることは明らかである。
 安倍政権としては、参院選を前に、日朝交渉の扉を開くことで、政権基盤の強化を図りたい考えだ。

この動きに対して米国は冷静さを装いながらも警戒を強めている。米国で北朝鮮問題を担当するデービース特別代表は現在、韓国、中国、日本の3カ国を歴訪中。16日には日本を訪れ、飯島氏の秘密裏の訪朝に対して日本側から状況説明を受ける予定となっている。
 米国の表向きのスタンスは、北朝鮮に対して妥協しないという、日米韓および中国との連携を維持して欲しいということなのだが、米国の本音はおそらく違うところにある


米国は関係各国が連携して北朝鮮問題に対処するよう協力を呼びかけているが、実は北朝鮮との独自の二国間協議も模索している。一方北朝鮮は、日本との二国間協議も可能であることをチラつかせることで、米国からの妥協を引き出したいという意図を持っている。米国は、飯島氏の訪朝によって米国側が妥協を迫られるリスクについて懸念しているのだ。
 以前、小泉氏が電撃的に訪朝した際には、米国側は拉致問題を含め日本側の状況をよく理解しており、大きな問題とはならなかった。だが今回の飯島氏の訪朝について、米側とどこまで連携が取れているのかは不明だ。
 米国に対して一方的な譲歩をしたくない北朝鮮の立場を逆手にとった今回の動きは、うまく作用すれば北朝鮮から大きな譲歩を引き出せる可能性がある。一方で、日本側の動きが行き過ぎれば、米側が日本に対して不信感を募らせる可能性もあり、諸刃の剣といえる。
 米側とのバランスをとりつつ、拉致問題で大きな成果を残すことができれば、安倍政権にとっては極めて大きな得点となるだろう。

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筆者考:

確かに飯島勲官房参与の訪朝の真意はなんのか?、・・・単なる拉致問題とは思えずに日本国内は勿論、米国、支那、南朝鮮に波紋を投じている。

米国は表立って飯島勲官房参与の訪朝には強くは反発はしていないが、・・・可也神経を尖らしている事はたしかでしょう。ある面では強く反発すると、却って薮蛇(日本国が最近の米国アジア政策が支那、南朝鮮を重視して日本国を軽視している)が表面に出てしまい日本国民はオバマ政権を嫌悪する方向に移行するおそれがあるのを感じ取っているのかも知れぬ。強い反発をしていないではなくて!、・・・出来ないのかも知れない。

近来の北朝鮮が米国と南朝鮮の合同軍事演習、然も最新で性能に優れた✦兵器『航空機、空母を含む艦艇、』や海兵隊を投じてを眺めて火病より、恫喝的な言動い拍車を掛けていたが、此の処は一時の狂気じみた声明は出していない。

米国、支那は実効性が薄い北朝鮮の銀行口座や金融資産を凍結する制裁措置を発表したが、これは、米国と支那が如何に朝鮮半島の安定に力を注いでいるかを示すパフォーマンスの域を出ない。皮肉な言葉で表現すると、・・・ “噴飯物!”となる。

米国の態度を考察し、翻って支那の飯島勲官房参与の秘密裏の訪朝を受けての反応は予想通りで、・・・✦【日本は米韓との3カ国協力の原則に背いた、裏切りだ!】などの明後日の感覚で日本を非難しているが、此れも「噴飯物!」の類に入るでしょう。
日本国が米国、南朝鮮に裏切り行為を働いたなら!・・・此れは日米南朝鮮の離反となるが、支那は念願の夢想が叶い大喜びする筈である。

南朝鮮などは、今後は東アジアは日本国抜きにと米国、支那に働き掛けており!・・・そこまで嫌日感情を剥き出しにするなら、此れは一種の「国交断絶宣言!」と看做すべきあり、今更南朝鮮が何を言おうとも無視するべき。

南朝鮮メディアの東亜日報は✦『北朝鮮による日米韓の同盟の揺さぶりに日本自らが乗った』などと喚いているが、・・・南朝鮮パク・クネ大統領が自ら陣頭指揮で日米の同盟に揺さ振りを掛けているのを、東亜日報はご存じないらしい。南朝鮮メディアらしい屑新聞といえるが、日本のメディアは国思う心情が皆無で、東亜日報よりは遥かに劣る!のでは、如何にも成りませんが。

米国、支那、南朝鮮が日本国が頭越しに飯島勲官房参与を派遣した事に神経を尖らしている事実は、これらの国々はかなり後ろ暗い事(北朝鮮の問題で)を日本国に対してしているのでしょう。

穿った角度から安倍総理の電撃的に飯島参与を北朝鮮に派遣した事を眺めると、・・・米国、支那、南朝鮮の日本国抜きの東アジアの政策への竹箆返しであり、更にこれ等の国々は果たして日本国抜きで朝鮮半島を安定出来ると思うなら、“遣ってみろ!”との安倍総理の乾坤一擲の牽制球だったのでは?と筆者は想像を逞しくしています。



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