2018年5月13日日曜日

返り咲いたマレーシア首相・マハティール 前政権の支那への傾斜を是正『支那からの投資を見直す!』・・・


マレーシア新首相、「中国からの投資を見直す」


マレーシア野党連合を率いる92歳のマハティール元首相は10日、公選で首相に再就任した(ROSLAN RAHMAN/AFP/Getty Images)

9日、投開票のマレーシア議会下院選挙で、マハティール元首相(92)が率いる野党連合が過半数議席を獲得して勝利した。元首相は10日、首相に就任した。マレーシアが1957年独立して以降、初の政権交代となった。新政府は、マレーシアへの影響力を増す中国当局に危惧し、中国からの投資を規制するとみられる。

地元メディアによると、下院定数222議席のうち、野党連合・希望連盟(PH)は115議席を取得した。与党連合・国民戦線(BN)は79議席にとどまった。事前に与党連合の圧勝が予想されていた。

マハティール氏は1981~03年まで首相を務めた。今回の当選で、世界最高齢の指導者の一人となった。ナジブ政権の巨額汚職疑惑などを理由に、野党陣営に加わった。

以下:要約/編集!〜、

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矢張り、予想されたいた通り!〜、
支那への傾斜や腐敗に国民から三行半を突きつけられたナジブ・ラザク首相を予想を裏切って破り、92歳の高齢ながらマハティール・ビン・モハマド氏はマレーシアの首相に返り咲いた!・・・

マハティール・ビン・モハマドMahathir bin Mohamad):


第4・7代首相
任期 1981年7月16日 – 2003年10月31日
任期 2018年5月10日 –
出生 1925年7月10日(92歳)
イギリスの旗 イギリス領マラヤ、クダ州アロースター
政党 バリサン・ナショナル
統一マレー国民組織
配偶者 Siti Hasmah Mohd Ali


開業医から政治家に転じ、欧米諸国ではなく、日本の経済成長を見習おうというルックイースト政策をはじめ、長期に及ぶ強力なリーダーシップにより、マレーシアの国力を飛躍的に増大させた。
生い立ち!~、
 1925年7月10日、英領マラヤ時代のマレー半島北部クダ州の州都アロースターに、9人兄弟の末っ子の マレー人として生まれた。父はインドのケララ州から移住してきたイスラム教徒の家系の出身で、アロースターに出来た最初の英語学校の校長だった。

当時のクダ州はイギリス支配下であったが、『植民地』ではなく、スルターンにある程度の権限が残されている『保護領』であり、・・・住民は概ねイギリス統治下の生活に満足していたとされる。1941年12月に日本軍により行われたマレー駐留のイギリス軍に対する攻撃が起こった時は高校生であった。日本軍はイギリス軍を短期間で一掃し、以後、マハティールは日本軍統治下のマレー半島で過ごす。

息子や娘を日本の大学に留学させたり日本に関する著書を出したり、あるいは政治の舞台から離れた現在では日本人と共同でベーカリーを経営するなど熱烈な親日家である。




ナジブ・ラザク全政権は!〜
✦ ナジブ一族と華僑系大富豪ジョー・ローによる不正疑惑!・・・

✦ 国有投資会社「1Malaysia Development Berhad (1MDB)」を設立したが、2014年時点で420億リンギ(約1兆4000億円)の巨額借金を抱えていることが発覚!・・・


✦ 2015年7月には、1MDB(財務省管轄で財務相をナジブが兼務)からナジブの銀行個人口座への約7億ドル(約850億円)の不正入金が報じられた!・・・

支那への傾斜ぶりは、マレーシアがスリランカの二の舞いになる恐れを危惧した国民が、選挙でナジブ・ラザクを大敗させた。

時事評論家の曹長青氏は!〜、
政権交代はマレーシアで影響力を増す支那当局に
        大きな打撃を与えるとの見解を示した!・・・
ナジブ前首相は支那当局と非常に近い関係にあり、ナジブ前政権の下で、
         中国の対マレーシア投資が急増した!・・・

ロイター通信によると!〜、
首相に再任したマハティール氏は10日、ナジブ前政権が批准した支那資本の投資案件について見なす考えを示した!・・・
支那当局の『一帯一路』経済圏構想を支持するとしながら、マレーシア側の債務が増えることを懸念し、再交渉すべきだと強調した!・・・
 此れは、日本の安倍政権も『一帯一路』を支持しており、協力を約束している。
まぁ!、首相に返り咲いた矢先に、対支那外交を大転換させ、いたずらに敵対姿勢を示す愚を避ける外交辞令のようなものでしょう。

マハティール氏は選挙活動中、投資マネーをばら撒いた
           支那当局に対して批判を強めていた!〜、
今年4月、マハティール氏はブルームバーグに対して、『中国人投資家が来ても、国民の雇用が改善されておらず、われわれの企業も(インフラ建設プロジェクト)に参加できなかった。何も得るものがない』『支那企業は税金も納付しなかった」と指摘!・・・

取材の中で、スリランカを例に、進出を加速化させる支那当局に強い警戒感を表した。
支那からの巨額の融資を返済できないスリランカ政府は、『中国と長期間の土地租借契約を結むことになり、多くの土地を失った』と指摘!・・・

マハティール氏は過去にも!〜、
支那の不動産企業が同国で次々と高級住宅物件を開発・建設していることに異議を唱えており、支那企業の投機活動で地元の不動産価格を押し上げたと非難した!・・・

新政府は、支那インフラ建設大手『支那交通建設』が受注し、17年8月に着工。マレーシアは中国から低利で130億ドル(約1兆4235億円)を借り入れ、2017年8月に着工したマレー半島を横断する『東海岸鉄道(総距離688キロ)』の建設を見直す可能性に触れている。

シンガポールとマレーシアを結ぶ新幹線建設にも注目が集まる!〜、
日本勢と支那勢が競い合うなか、ナジブ前首相は国内の新幹線建設について、支那勢に軍配を上げた!・・・

一方、マハティール氏は、ナジブ前首相が政府系ファンド『1MDB』の資金を不正流用した疑いについて、調査を行うことを明らかにした。前首相は数十億ドル(数千億円)規模の資金を米国などでの別荘購入などに使ったとの疑いをもたれている。

親日家の返り咲いたマハティール新首相!〜、
日本にとっては大朗報でした!・・・
これで安倍総理が目論んでいる日本主導のTPPが一段と支那包囲網となる可能性は限りなく高まりました。
マレーシアも参加国のメンバーであり、マハティール新首相も日本への協力を惜しまいないでしょう。




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