2022年7月31日日曜日

サル痘のウイルスはなぜこんなに早く広がるのか?現在のワクチンの有効性と安全性は?

最近、世界的にサル痘の流行が急増している!〜、
 サル痘のウイルスは何故これほどまでに
     広がっているのだろうか?!・・・
また、既存の天然痘ワクチンの
  有効性や安全性はあるのでだろうか?!・・・
今後、ワクチンの強制接種は
         開始されるのだろうか?!・・・

► 世界的にサル痘の感染が激増中:
2022年5月、世界的にサル痘の感染が爆発!〜
発生の拡大に伴い、6月23日、世界保健機関はサル痘の世界的流行について議論する緊急事態委員会を開催した!・・・
当時国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態は定義されませんでしたが、委員会は今後数週間は注意深く観察することを推奨しています。

7月上旬まで、世界的にサル痘の流行が拡大し!〜、
ヨーロッパでは現在、ドイツ、イギリス、スペインの3カ国で1000件を超える症例が発生している!・・・
カナダとアメリカでもそれぞれ数100件発生している。

なお、欧米やカナダではサル痘が複数同時に発生しており、ウイルスの変異や環境の変化が原因である可能性があるため、…
懸念されている。


サル痘には、大きく分けて!〜、
中央アフリカと西アフリカの2つの亜種がある!・・・
 2000年以降、サル痘の患者数は増加傾向だったが、当時は特に注目される事はなかった。
 何故このような現象が起きたのか、その理由は今の処、まだ研究されてはいないの真相は闇の中。

► サル痘のR0値は?男性の同性愛者は高い:
 R0値とは、ある感染者から別の感染者に感染させる事ができる平均的な人数あり、… 全体でのサル痘ウイルスの感染率は約0.8%だが、男性の同性愛者では1%以上であり、強い感染リスクが付き纏う。


CDCとWHOの報告書は!〜、
 いずれもサル痘のウイルスが密接な性的接触に
       よって感染することを強調している!・・・
男性同士の性行為が感染リスクを高めているか?はまだ分かっていませんが、同性愛者《男性》はハイリスクグループに属していると言えよう。

► サル痘が急速に広まったのは、変異のせいか?:
 ウイルスの塩基配列を解析した結果、現在流行している株は、中央アフリカのサル痘ウイルスよりも西アフリカのナイジェリアで流行している株に近いことが判明した。

サル痘のウイルスもDNAウイルスである為、
      ミュータント化(変異)をする!・・・
然し、そのスピードは遅く、新型コロナウイルスのようなRNAウイルスほど速くない。
 通常、サル痘のウイルスは年に1〜2回の変異を起こすと言われているが、… しかし、現在のサル痘ウイルスは、47〜50回も変異しており、かなり不思議な現象が起きている事が分かる。

サル痘ウイルスの急速な拡散に関して!〜、
         重要な発見があった!・・・
人間の体には自然免疫において重要な役割を果たすタンパク質―APOBECがあり、… その中でも『APOBEC3A』はウイルスの複製を妨害し、ウイルスDNAの誤認識を引き起こす。

現在流行しているサル痘ウイルスでは!〜、
『APOBEC3A』に特異的な変異が多数確認されている!・・・
然し、西アフリカ型などこれまでのサル痘の変種では、『APOBEC』に関連する変異はあまり見られなかった。これが、最近、サル痘の感染が急速に進んでいる大きな理由かも知れません。

 注目すべきは、患者によって『APOBEC3A』などの発現量も
異なり、… 現在流行しているサル痘ウイルスの変異は、感染者の
免疫能力に関係している可能性が示唆されている。

また、抗HIV薬などのレトロウイルスを標的とした薬剤も、異なる細胞で『APOBEC3』やGの発現に影響を与える事が研究で判明。
つまり、抗ウイルス剤を長期間服用した人の免疫状態は、サル痘ウイルスが完全に根絶されず、かえって変異して、人への感染に適した状態になる可能性があるという事となる。
 この現象は、当時新型コロナウイルスのα型の出現も、同じく抗ウイルス剤の長期服用で免疫力が低下した集団から発生したのと似ているのかもしれない。

 ウイルスから身を守るためには!〜
     体内の免疫機能が重要である!・・・
免疫不全の集団に感染に適した亜種が存在するとすれば、それは憂慮すべき事であり、… 現在この分野の研究はまだ不足しているのは不安の種となる
(次稿に続く)

記事文中で述べられている!〜、
◼︎『現在流行しているサル痘ウイルスの変異は、
  感染者の免疫能力に関係している可能性が
       示唆されている』、・・・
これは取りも直さず、コロナワクチン接種の重大な有害事象である免疫不全となった人々が最も感染する可能性が高い事になる。
何れにしても、今後の研究解明ではっきりするでしょう。

参考文献:
■【サル痘の流行が急増した大きな理由は
      この集団で高い感染率が(1)】:

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