トランプ氏、また暴言「イスラム教徒の米入国禁止」 米大統領選
ZakZak(2015.12.08)
支持率も高いが、暴言への批判も強いトランプ氏☛☛
来年の米大統領選の共和党指名争いで支持率首位の実業家、ドナルド・トランプ氏(69)は7日、カリフォルニア州の銃乱射事件を受け、イスラム教徒の米国への入国を「全面的、完全に禁止すべきだ」とする声明を発表した。乱射事件の容疑者はイスラム教徒で、過激思想に染まっていたとされる。
トランプ氏は声明で、各種世論調査の結果、イスラム教徒の間に米国への「理解を超える憎悪」があるのは明らかだとして、米当局が問題を分析できるまでの間、入国を禁止すべきだと主張。「ジハード(聖戦)のみを信じて、理性や人命を尊重の感覚を失っている人々による残虐な攻撃で米国を犠牲にすることはできない」と強調した。
ロイター通信が入国禁止は移民のみか、それとも学生や観光客なども含むのかを問い合わせたところ、トランプ氏の選挙担当者は「全員だ」と答えたという。
トランプ氏はこれまでも国内のイスラム教モスク(礼拝所)監視を主張、共和党の対立候補からも「まともな政策提言ではない」(ブッシュ元フロリダ州知事)と批判が出ている。