2019年11月11日月曜日

世界で火花を散らす高速鉄道建設受注合戦!・・・


 安全性と輸送効率の高さを誇る
      日本の新幹線技術は!〜、
  世界のさまざまな土地で導入あるいは、 
     検討されている!・・・
海外進出への道を切り拓いた台湾高速鉄道の事例や、ユーロスターと並んで愛されているロンドンでのケースなど、いくつかの事例を見てみると、… 現地会社が『世界最適の場所』と豪語するテキサスなど、土地との意外な相性も興味深いものがある。


■【初の輸出事例、台湾】:
 2007年に開業した台湾高速鉄道は!〜、
日本の新幹線方式を海外に輸出した初の事例である!・・・
開発構想が進んでいた90年代には、仏独を中心とした欧州方式が念頭に置かれていたが、… 99年に発生した大地震の影響で安全運行への関心が高まり、コスト面でも有利な新幹線方式に舵を切ることになった。

現地の台湾高速鉄道が欧州連合とコンサルティング契約を結んでいた為、日本の技術者は承認基準の違いに苦労したという。
ちなみに支那の高速鉄道も候補となっていたが!〜
安全性と効率性に定評のある日本方式が受注を勝ち取った!・・・

           台湾高速鉄道の試運転の様子 

完成した路線は、台北郊外の南港駅から台湾南部の高雄市までを最短1時間半で結ぶ。4時間近くかかっていた従来の特急列車と比べて大幅な時間短縮を実現した。車両には700系をカスタマイズした700T型を採用しており、最高速度は時速300キロに達する。

 2005年10月の開業予定は大きく遅れたが、2007年3月に全区間での正式営業に至った。高雄市中心部までの延伸が現在計画されている。

■【ユーロスターと併用のイギリス】
 イギリスの首都ロンドンから南東部のケント州に向けて、ハイスピード1と呼ばれる高速線が郊外へと延びる。
 この路線でユーロスターと並んで運行されているのが、日立製作所製の『クラス395』車両である。ディープブルーにイエローのアクセントが効いたデザインで、軽量の投げ槍を意味するジャベリンの愛称で親しまれて折り、… 最高時速は225キロに達する。
『クラス395』は!〜、
日本の車両メーカーが初めて製作した欧州の高速鉄道車両である!・・・

     イギリス鉄道395形電車 / Sunil060902 / wikipedia

同線は首都からドーバー海峡トンネルまでのアクセスを提供する比較的短距離の路線だが、都市間の大動脈としてハイスピード2と呼ばれる新線の敷設が現在計画されている。
ここで使用される車両について、フランス・ドイツ・スペインなどのヨーロッパ事業者に対抗する形で、カナダ・ボンバルディア社と組んだ日立が名乗りを挙げた。二社はイタリアの首都・ローマとミラノを結ぶ高速鉄道の提供でもタッグを組んでおり、赤い矢を意味するフレッチャロッサの名を冠する車両を提供している。

   日本の日立とカナダ・ボンバルディア社のフレッチャロッサ

 最高時速360キロを誇る同車両の実績を武器に、ヨーロッパ勢から受注を勝ち取りたいところだ。
     
■【アジア輸送のハブとなるか、タイ】:
 タイ高速鉄道でも!〜
日本の新幹線方式の導入が進んでいる!・・・
首都バンコクからチェンマイまでの670キロを走るこの路線は、バンコク側からの380キロとそれ以降の区間での2つのフェーズに分割して建設される予定。

 第1フェーズは2023年に完成の見込みで、その後2025年に全区間開通を目指す。当初は時速300キロでの高速走行が予定されていたものの、建設コスト抑制を理由に時速180から200キロでの運転に方針転換した。これを契機に日本が出資への興味を失うなど、現在さまざまな課題に直面している。
    建設中のタイ-中国間の高速鉄道線路(2017年) / Petebutt / wikipedia

■【空路並みの利便性目指すベトナム】:
 新幹線方式の導入はベトナムでも検討されている。
        ベトナム高速鉄道は!〜、
首都ハノイとホーチミン間の1630キロを結ぶ予定の新線である!・・・30時間ほどかかる現行路線を3分の1にまで時間短縮することが期待されている。

 2007年時点では総コスト330億ドルとの見積もりであったが、2010年までに560億ドルと大幅に膨れ上がり、… コスト増は運賃に跳ね返ることが懸念されているほか、ベトナムでは郊外に住む住民が多いことから、大多数の市民は新線の恩恵を受けられないのではとの不満の声が上がっている。

              ホーチミン市の風景

■【インド:あらゆるプロジェクトの手本】:
 インドでは現在、4つの高速路線の計画が進む!〜、
✦ 西部の二都市であるムンバイとアフマダーバード間に
 敷設される路線は、2023年に開業を迎える予定!・・・ 。500キロの長距離を最短2時間強で結ぶことになり、… 航空路線との競争を念頭に、乗車券の価格は低く抑える計画である。

安倍総理とナレンドラ・モディ首相が神戸市内の鉄道車両製造の専門工場で、艤装(ぎそう)中の新幹線車両及び完成車体等を視察する様子 / 出典:首相官邸ホームページ

最先端の技術を日本から移転するこのプロジェクトでは!〜、
2016年から80人の日本人技師を招くなど入念な準備が整えられてきた!・・・
時速320キロのトップスピードを実現するため、空気抵抗や振動問題など技術的課題に細心の注意が払われている。

 現地法人の社長は『将来のあらゆるプロジェクトの教典のような存在になるだろう』と述べ、電気工学や通信など日本側の幅広い技術協力に謝意を示している。

■【路上生活への救済となるか、カリフォルニア】:

 米カリフォルニア州では、ロサンゼルス・サンフランシスコ間などを主要候補として、高速鉄道の導入計画が以前から持ち上がっている。
二都市間の移動が2時間40分にまで短縮されるという触れ込みだが、建設予算と採算性の問題から実現には課題が多い。

 建設の意外な後押しとなり得るのが、現地の住宅事情!〜、
住宅価格が高騰するカリフォルニアでは、十分な所得があっても
  路上生活や車中泊などを強いられる人々が数多存在する!・・・

社会問題になっており、… 広範囲への移動を容易にする高速鉄道が実現すれば、市街地の住宅価格を引き下げる効果が期待される。

実例として、戦後鉄道網の建設に力を注いできた日本では!〜、
郊外で比較的安価な住宅を入手することが可能になっている!・・・
日本とカリフォルニア州は大きさも近いことから、日本は同州の良い参考モデルになるだろう。

           アメリカ全土を走るアムトラックの車両 

 さらに別の視点として、カリフォルニア州は地震が多い土地として知られている。自然災害を念頭に置き優れた安全性を誇る日本の新幹線は、同州にとって有力な選択肢となりそうだ。

■【新幹線にとって世界最適の場所? テキサス】: 
米国のテキサス州では!〜、
 すでに日本の新幹線方式の導入が決定している!・・・
テキサス・セントラル・レールウェイ社は、ヒューストンとダラスを90分間で結ぶ新線を建設する予定だ。安全性と効率性に優れることが決定打となり、日本の新幹線方式が選択された。

 早ければ今年中に着工し!〜、
2022年にはN700系の改良型が走行する姿を見られることになる!・・・
営業運転は時速約320キロで行われ、自動車での移動と比較して70分の時間短縮となる。さらに飛行機との比較でも、50分の優位性を確保する。

        テキサスではN700系の改良版の導入が計画されている 

 前項のカリフォルニアでの計画と比べると、実現性で一歩リードしている。
テキサス州は平坦な地形が広がっており、トンネル工事が必要ないことが強みだ。結果として線路の直進性が確保しやすく、さらには地震が少ないことから、安全性を確保しやすいメリットがある。


 『世界最高のテクノロジーを導入するのに、ここは最適な場所だ』と現地鉄道会社の地域担当副社長は胸を張る。日本生まれの技術は、最も輝ける場所を海外の土地に見つけたようだ。

■【再び計画動き出す、マレーシア】:
 マレーシアとシンガポールを結ぶこの路線!〜、
東南アジア最大のインフラプロジェクトとも称される!・・・
2026年に開業を予定しており、国境をまたぐ両都市間の移動は90分にまで短縮される見込みだ。経路長は350キロ前後となり、最高速度は時速350から450キロに達する。

 片道200マレーシアリンギット(約5200円)と、低廉な価格でサービスが提供される予定だ。このプロジェクトをめぐり、ヨーロッパと支那に加え、日本の企業が受注を目指していた。日本側は技術や人材を提供し、長期的な視点でマレーシアの経済成長を援助することを目指している。

         93歳で首相に返り咲いたマハティール首相


 ただし昨年5月には、93歳で首相に返り咲いたマハティール氏が建設費用の負担を重く捉え、計画のキャンセルを表明している。
 その後一部区間の計画変更と費用削減を条件に、支那資本が建設を受注した。今後は車両の受注などをめぐり、日本も含めた各国の売り込み合戦となりそうだ。

参考記事:
日本の新幹線が走る・走るかもしれない8つの国と地域 海外初進出の台北、真価発揮の米テキサスなど

                                                   

世界各国で高速鉄道の建設が話題になっている!〜、

受注合戦も派手に火花を知らしており、…日本の最大のライバルは、日本新幹線技術をパクリ、独自開発!と喧伝している支那である。

インドネシアでは、支那が建設資金を提供し、計画を焼き直して建設費用を大幅に削減した受注した。
支那は米国との経済戦争の真っ只中、経済も沈滞気味である事は種々の経済ニュースで明らかにされている。このような状況で手持ちの外貨も底打ち感があり、手元不如意でインドネシア高速鉄道建設に支障を来す可能性が十分にある。
計画は頓挫するかもしれません!。

日本は淡々として営業努力を重ね、新幹線の安全性、過去の実績、車両の性能の良さを武器に受注合戦に勝利を収めて欲しいものです。