世界の製薬大手による新型コロナウイルスの次世代ワクチン開発がヤマ場を迎えている。米モデルナや英グラクソ・スミスクライン(GSK)などは複数の変異に対応する汎用型ワクチンを2022年に投入する。
コロナのエンデミック(一定期間で繰り返される流行)移行が指摘されるなか、新たな変異型が生まれても対応しやすくなる。日本はワクチン開発が遅れており、海外依存が強まる可能性がある。
「新型コロナが世の中からなくなることはなく、インフルエンザと同様に年1回の予防接種が必要になるだろう」。モデルナの研究開発を統括するポール・バートン最高医療責任者(CMO)は日本経済新聞の取材に対し、こう指摘した。
モデルナはまず、「オミクロン型」と「デルタ型」の2種類に対応可能な汎用型ワクチンを開発し、22年秋の実用化を目指す。
「新型コロナが世の中からなくなることはなく、インフルエンザと同様に年1回の予防接種が必要になるだろう」。モデルナの研究開発を統括するポール・バートン最高医療責任者(CMO)は日本経済新聞の取材に対し、こう指摘した。
モデルナはまず、「オミクロン型」と「デルタ型」の2種類に対応可能な汎用型ワクチンを開発し、22年秋の実用化を目指す。
「3月には臨床試験(治験)を始め、早ければ9月上旬にも出荷できる体制を整えたい」(バートン氏)という。
さらにバートン氏は「23年以降はインフルエンザと新型コロナを組み合わせた混合型を供給したい」と述べた。複数の感染症に対応する汎用型の実用化を急ぐ考えだ。
コロナワクチンはウイルス表面にある「スパイク」と呼ばれるたんぱく質を標的にして開発される。ただ新型コロナはスパイクの変異を繰り返すため、新たな変異が登場するたびにワクチンを開発しなければならなかった。
さらにバートン氏は「23年以降はインフルエンザと新型コロナを組み合わせた混合型を供給したい」と述べた。複数の感染症に対応する汎用型の実用化を急ぐ考えだ。
コロナワクチンはウイルス表面にある「スパイク」と呼ばれるたんぱく質を標的にして開発される。ただ新型コロナはスパイクの変異を繰り返すため、新たな変異が登場するたびにワクチンを開発しなければならなかった。
実際、オミクロン型はデルタ型よりスパイクの変異が増えたため、既存のワクチンの有効性が弱まった。
そこで期待されるのが、複数の変異に対応できる汎用型ワクチンの開発だ。
そこで期待されるのが、複数の変異に対応できる汎用型ワクチンの開発だ。
モデルナが開発を進める、オミクロン型とデルタ型対応などの汎用型ワクチンが実現すれば、患者は効率よく接種できるようになる。
独キュアバックとGSKは共同で汎用型ワクチンの開発を始め、すでに動物実験で既存ワクチンの10倍の有効性があるとするデータを公表した。早ければ22年終わりにも実用化するとしている。
「自己増殖型」と呼ばれる新たなmRNAワクチンにも注目が集まる。mRNAが自ら増殖するもので、米アークトゥルスは複数の新型コロナの変異に対応できるとする研究成果を発表した。
米グリットストーン・バイオはスパイクの変異に依存しない自己増殖型ワクチンで強力な免疫を誘導できたとする初期の治験の成果を公表。官民連携の「感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)」から最大500万ドル(約6億円)の資金提供を受ける契約も締結した。
汎用型ワクチンは開発のハードルが高い。何度もパンデミック(世界的な大流行)を引き起こしたインフルエンザでも、汎用型ワクチンが研究されてきた。
汎用型ワクチンは開発のハードルが高い。何度もパンデミック(世界的な大流行)を引き起こしたインフルエンザでも、汎用型ワクチンが研究されてきた。
インフルエンザで年間7万~8万人の死者を出す米国では、米国立衛生研究所(NIH)が中心となりインフルエンザの汎用型ワクチンの開発に年2億ドルを投じるが、まだ実用化されていない。
ただコロナ下ではワクチンの技術革新が急速に進む。mRNAやウイルスベクターといった遺伝情報を使った新たなワクチン技術が次々と登場している。
ただコロナ下ではワクチンの技術革新が急速に進む。mRNAやウイルスベクターといった遺伝情報を使った新たなワクチン技術が次々と登場している。
欧米だけでなく中国やインド、アフリカでも独自のワクチン開発の機運が高まり、早期承認に踏み切る。新たな変異の登場に備え、政府主導でmRNA技術の導入や量産の準備を進める。
一方、日本は新型コロナのワクチン開発で出遅れており、国産ワクチンを実用化できていない。ファイザーやモデルナといった海外製品に依存している。
一方、日本は新型コロナのワクチン開発で出遅れており、国産ワクチンを実用化できていない。ファイザーやモデルナといった海外製品に依存している。
海外勢の次世代ワクチンの開発が進めば、海外依存が一段と強まりかねない。
(先端医療エディター 高田倫志、ニューヨーク=西邨紘子)
(先端医療エディター 高田倫志、ニューヨーク=西邨紘子)
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開発が済むと同時に、ろくな臨床試験もせずに、承認申請すると世界フォーラムの威光を背景に世界各国は緊急特別承認する手筈が整っている。
まさに、コロナウイルスさまさまである。
悪徳ビックファーマどもは、武漢ウイルスをばら撒いた支那武漢ウイルス研究所には足を向けてへ寝られないでしょう。